「高額借り入れ」が2割以上……。コロナ禍で変わったお金の使い道
住宅コンサルティング事業の暮らしのすぱいすは、住宅ローンや自動車ローンなどの目的別ローンを除く、過去一年間のカードローン等の少額借り入れの実態を把握するため、アンケート調査を実施しました。
■2割以上が50万円以上を借り入れ
「過去一年間に少額の借り入れを行いましたか」との問いには10%が「はい」と回答。借り入れを行った人に借り入れ金額の合計(残高)を質問したところ、「10万円未満」が27%で最多でした。
一方で「50万円~100万円未満」と「100万円以上」を合わせた割合が22%となり、50万円以上の「高額」の借り入れを行っている人が少なくないこともわかりました。
借り入れ先としては「カードローン(銀行)」が48%で最多に。「キャッシング(クレジットカード)」が40%、「カードローン(消費者金融)」が36%で続きました。
■「食費」「居住費」等の生活費を補填
借り入れの目的については、「食費」が32%で最多。「趣味娯楽費」と「居住費」がそれぞれ26%、24%でした。
その他でも「水道光熱費」「医療費」「通信費」等の生活費にまんべんなく借り入れが充てられていることがわかりました。
■大きかったコロナ禍の影響
「コロナ禍による不況と過去一年間の借り入れに何らかの関係はありますか」との問いには62%が「ある」と回答しました。貸し手である金融機関は通常の「食費」や「居住費」を少額借り入れの使途としては本来、想定していないと思われます。
また、それ以外にも借り入れが生活費にまんべんなく充てられている事実と本回答を併せて考えると、コロナ禍による家計への悪影響が大きかったことを見て取れます。
■調査概要
調査期間:2022年8月15日調査手法:インターネット調査調査地域:全国調査対象:20代~40 代の男女サンプル数:3,000人調査会社:アイブリッジ
(エボル)