cover interview 麻生久美子

2018年05月12日 07時00分

ライフスタイル michill

Profile
1978年生まれ。1995年に映画デビュー。1998年「カンゾー先生」で第22回日本アカデミー賞新人俳優賞、最優秀助演女優賞など数々の映画賞を受賞。以降、映画、ドラマ、CMなど幅広く活躍。舞台は、2009年の岩松了作・演出「マレーヒルの幻影」が初舞台となる。

岩松さんにしか書けない台詞と独特の世界観がたまらなく好きです

 いまや岩松作品には欠かせない存在となった麻生久美子さんは、2009年「マレーヒルの幻影」で初舞台を経験し、この作品が5本目の舞台となる。元々岩松作品の大ファンだったこともあり、出演オファーについては「断る理由はひとつもありません」と笑顔で語ってくれた。
「この舞台のお話をいただいたのは2年ほど前だったと思います。プロデューサーの方から「次の舞台も麻生さんに出てほしい、と岩松さんが言っています」とお聞きして「はい、嬉しいです。ぜひ!」と即答しました。不思議なことに、岩松さんとはそのことについて一切お話していないという。なぜか分からないけど、いつもそうなんです」

「市ヶ尾の坂」は1992年に「竹中直人の会」で上演されたもので、今回は新演出での再演となる。台本を読んだ率直な感想と、岩松作品の魅力とは?
「まだ稽古はこれからなので(取材時)、台本をもっと読み込まないと内容や役については掴めないというのが今の正直な感想です。台本をいただく前に初演の戯曲も読んだのですが、岩松さんの世界観はやっぱり素敵だなとうっとりしました。岩松さんにしか書けない台詞と独特の雰囲気に心がざわつくというか、個人的にピタッとハマるんです。うまく伝えられないけど、とにかくたまらない感じ」

 岩松氏と言えば稽古が厳しいことでも知られるが、その洗礼は受けたのだろうか。
「噂には聞いていたけど、稽古では「もう1回」が本当に多くて驚きました。こんなに何回もやるんだなって。初舞台のときは1週間で台本の1ページ分くらいしか稽古が進まなくて、最後まで終わるんだろうかとすごく不安で怖かったのを覚えています。無事に幕が開いて良かったです。

 普段の岩松さんはとてもかわいらしい方だけど、演出家の岩松さんにはかわいらしさはみじんもないです! 失礼ですよね、ごめんなさい(笑)。でも本当に別人かと思うほど全然違うので、舞台のときは私が知っている人とは違うもう1人の岩松さんと仕事をするつもりで臨んでいます」

 麻生さんが演じるのは、大森南朋さん、三浦貴大さん、森優作さん扮する三兄弟と触れ合うことになる美貌の人妻・朝倉カオルだ。
「具体的な役作りはまだこれからです。5歳の子どもがいるようには見えない設定と書いてあったのですが、私はいるように見えるだろうなとか、そんなことばかり考えてました。岩松さんは、私にお金持ちそうな女性を演じさせたいそうなので、そのイメージを壊さないように頑張ります。

 岩松さんの作品はどれもそうなんですけど、すべてが台詞通りの感情とは限らないと思っていて。この人は本当は何を考えているんだろうって、台詞とは違うかもしれない登場人物の本音を探りながら見ると楽しいかもしれません。私が観客として岩松さんの舞台を見るときは、いつもそういう見方で楽しんでいます」

 舞台作品への出演は今回で5本目となる麻生さんだが、毎回不安との戦いだと本音をもらす。楽しいけど早く終わってほしい、そんな複雑な思いを抱えているのだとか。
「観客として舞台作品を見るのは楽しいけど、自分が出演者として関わるとなると苦しいことのほうが大きくなってしまうんです。もう始まる前から早く終わりたいと思ってしまう(笑)。楽しい瞬間ももちろんありますが、恐怖のほうが勝ってしまいますね。舞台を楽しめるっていう役者さんたちに、どうやって楽しんでいるのかを本当に教えていただきたい!

 稽古から本番まで、とにかく舞台の最中は体調を崩さないように色々なことをやっています。好きなオイルを使う、玄米コーヒーを飲む、遠赤外線のマットで体を温めるなど。舞台中は異常に健康オタクになるんです。今回もみなさんにご迷惑をかけないように、色々と工夫しながら乗り切りたいと思います」

 プライベートでは2人のお子さんの育児に奮闘中。育児と仕事を両立するうえで、心がけていることは?
「単純なことだけど、一緒にいる時間を大切にしています。一緒にいるときは仕事のことは考えず、目の前の子どもをちゃんと見て、話をして、真剣に向き合う。それでいいのかな、というかそれしかできなくて。子どもに優しくて、いつも笑顔で、おいしい食事を作って、子どもとたくさん話をして遊んであげる、っていう母親が理想だったけど、現実はそうはいきませんね。でも、あまり複雑には考えていません。子どもがもう少し大きくなったら、自分が出演した作品を少しずつ見てほしいなと思っています。上の子は結構楽しみにしてくれているんですよ」

M&Oplaysプロデュース
『市ヶ尾の坂 ―伝説の虹の三兄弟―』

撮影:三浦憲治

作・演出/岩松了
出演/大森南朋、麻生久美子、三浦貴大、森優作、池津祥子、岩松了
公演期間/5月17日(木)~6月3日(日)
会場/本多劇場

PHOTO/Mizuaki Wakahara(D‐CORD MANAGEMENT LTD.)
STYLING/Megumi Isaka(dynamic)
HAIR&MAKE/Yumi Narai
TEXT/Yukari Tanaka

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michill

2018年05月12日 07時00分

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