先輩を煽りまくった黒柴犬に起こった悲劇...1年後も「関係性は相変わらず」息子さんが架け橋に
目がこぼれ落ちそうなほど驚いた表情の黒柴犬と歯をむき出して怒る柴犬。これは出産直後の飼い主さんと実家に里帰りした、黒柴犬のつぶらちゃんに起きた悲劇である。実家の先輩犬・こてまるくんに果敢にコミュニケーションを取ろうとするが、いつも一喝されてしまう。先輩犬の威嚇に驚きすぎて足元もおぼつかない写真には、「大爆笑してしまいました」「中身、芸人では?」「疲れがとれました…」とたくさんの反響が集まった。あれから1年後、2匹の関係性はどのようなものになっているのか。飼い主さんに話を聞いた。
【画像】先輩と久しぶりの再会で、ビビり散らかす黒柴犬つぶらちゃん 息子さんとの散歩ショットも
■正反対の性格な2匹「吠えられると余計にテンションがあがる」
息子さんを介するかたちで、今では一緒に散歩に出かけるようになったという2匹。三輪車に乗る息子さんの両脇を守るように佇んでいたり、寝かしつけやハイハイの特訓をしてくれたり、育児にも参加している様子。しかし「関係性は相変わらず」だという。
「実家に遊びに行くと息子がハイハイをして、こてまるを追いかけることがあるのですが、その遊びにほどよく付き合ってくれる優しさがあります。つぶらには相変わらず厳しいですが、息子には優しいです」
好奇心旺盛なつぶらちゃんは家族のお笑い担当で、目の前で謎のダンスをしたり、こてまるくんの尻尾を触ったり、わざと怒ることをし続ける。こてまるくんは、家の中でひとり静かに過ごすスタイルを貫いてきたため、つぶらちゃんがリビングで楽しそうに走り回っていると『静かにしろ!』と一喝することもあるという。
「つぶらは、吠えられると嬉しくて余計にテンションが上がってしまいます。なかなか噛み合わないふたりです」
■散歩では進行方向を考えて歩き、飼い主さんと息子さんを気遣う姿も
息子さんと過ごすなかで、おてんば気質だったつぶらちゃんにも変化が見られたという。
「力の加減ができない息子が、つぶらの体をやや力強く触ることがあるのですが、つぶらにとってはそれが心地よい様子で、もっとしてほしくて自分からお尻や背中を差し出していることがあります(笑)。息子も産まれたときから一緒にいるので、『怖い』とは全く思っていないようです。モフモフの尻尾や、プニプニの肉球に興味を示して触ろうとする姿が見られます。
毎日ベビーカーに息子を乗せて一緒に散歩に出かけますが、つぶらは引っ張らないようにゆっくり歩いてくれたり、ベビーカーにリードが引っかからないように進行方向を考えて歩いてくれたりします」
これからも「みんなで仲良く暮らしていけたら…」と飼い主さん。
「これから息子が歩くようになったり話せるようになったりすると、また新しい関わりがあるのかなと楽しみです。安全面等には十分気をつけながら見守りたいと思います」