スポーツジムで不倫する夫「ちゅーとかぎゅーとか...」お泊り温泉まで!追い詰める冷静な妻「畳み込んでやる」
2022年04月19日 07時30分
体を動かすことが趣味の夫が、行きつけのスポーツジムの女性と不倫。証拠を集めて問い詰めると「縛られたくないから…」と、子どもと妻を捨てて不倫相手と一緒になりたいと離婚を切り出されてしまった。さくらこさんの実体験が描かれた漫画『クソ旦那への逆襲』は、Instagramで大きな注目を集めている。一方、ウェブマンガ『夫に恋してよかったの?~おまえも一回浮気してみたら?っていわれた~』で描かれるのは、職場の部下と不倫する夫と妻の物語。タイトルのとおり開き直る夫の態度にあきれる妻は、「本当にこの人でいいのか…」と自問自答する。ありえない夫の態度を描く2作を紹介する。
【漫画】「ちゅーとかぎゅーとか書いてあるし!」両親の前で“証拠”を突き付けられた夫、声を震わせて…“衝撃”の返答
■離婚したというだけで、悪口を言われ…「一時期、誰も信じられなくなりました」
1児の母・さくらこさんは、仕事が忙しい夫のためにワンオペ状態で家事と育児をこなしていた。しかしあるときから、残業や休日出勤が異常に増えた夫に違和感を抱く。トイレや風呂に携帯を持ち歩き、いつもは無頓着だったヘアスタイルにも気を使うようになった。
そこで離婚経験のある友人に相談すると、「それは完全にクロ」と断言。GPSを購入して真相を調べてみると、行きつけのスポーツジムの女性と不倫関係にあったことが判明した。その事実を問い詰めると、夫は不倫相手と一緒になりたいと、離婚を切り出したという。
「私のことはともかく、子どもまで捨てて不倫相手と一緒になりたいと考える夫が信じられませんでした。淡々と離婚を切り出されたことで目の前が真っ暗になり、涙が止まりませんでした」
子どもから父親を奪うことになるため思い悩んでいたものの、開き直った夫の言動に呆れ果てたさくらこさん。結局離婚を選択するが、決定打となったのは、別居中の夫から「元の生活に戻ったらまた浮気しないとも言えないし、縛られたくないし…」と言われたことだった。精神的なダメージは、相当大きかっただろう。
「一時期は、家族以外の周りの人を誰も信じられなくなりました。離婚したというだけで、まったくいわれのない悪口を言われたこともあったので…」
SNSへの投稿を機に、同じように不倫に悩んでいる人が多いことを知り、それだけで心が軽くなったという。自身の経験をもとに、今悩んでいる人にメッセージを寄せた。
「子どものためを想って離婚に踏み切れない人もいると思いますが、自分の心が壊れる前に、まずは信頼できる人に相談してほしいと思います」
■「お前も浮気、してみたら?」慣れ合い過ぎた“友だち夫婦”の関係に生じたゆがみ
夫とは学生時代からのつきあい。そろそろ子どもを持つことを意識する妻だが、夫は職場の若い後輩と不倫関係に…。妻が問い詰めるも、「もう俺たち新鮮味がないんだよ」「なんならお前も1回、浮気してみたら?」などと、投げやりな態度をとられてしまう。
実話がもとになっているという漫画『夫に恋してよかったの?~おまえも一回浮気してみたら?っていわれた~』で描かれる物語は、長いつきあいであるがゆえにすれ違ってしまった夫婦のコミュニケーション。専業主婦の妻は、学生時代の楽しかった思い出だけを頼りに、夫にまるで家政婦のようなひどいあつかいをされてもなお結婚生活を維持しようと努める毎日を過ごしている。
作品を手がけた間部正志さんに、すれ違いが加速して“同居人”となり下がった夫婦を描く想いについて話を聞いた。
「こんなことを言ったら嫌われるのではないかとか、別れようと言われたら怖いとか、そういうことが発端で本音を言えず、夫婦間がコミュニケーション不足になるケースは多いですよね。夫婦とはいえ、2人は完全に一致したレールを走っているのではなく、すごく近いところを走っている2本のレール上にいると思うんです。それを認識したうえで夫婦の関係性を築くことが大事ですよね」
「浮気してみたら?」というありえない夫の態度に悩む妻。夫婦や家族のかたちはさまざまだが、大事にしたいのは、それぞれが主体性のある関係で成り立っていることだろう。
「夫婦間は対等であり、この作品は女性が泣いているだけではない姿を映しているところがポイントです。不倫した夫が制裁を受けるだけでなく、女性の意識が変わっていく部分を見せたい。男女はどこまでいってもわかりあえない部分はあるかもしれないけど、わかろうとする心がけみたいなものは持っていないといけないと思います」
2022年04月19日 07時30分