「峰不二子になりたい」フリーアナウンサーがボディメイクでコンプレックスを克服「年齢を言うと驚かれる」
先ごろ、ほどよい筋肉と健康的なボディラインの美しさを競う『ベストボディ・ジャパン(BBJ)』の横浜大会が開催された。フリーアナウンサーとして活動する高橋友希さん(39)は、「峰不二子になりたい」とメリハリのあるボディを目標にボディメイクに打ち込んでいる。アナウンサーという一見華やかなキラキラした世界で、「一番になったことがない」という自己肯定感の低さを克服すべくコンテストに挑戦した。
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◆担当番組で峰不二子がボディスーツを着てバイクに乗るシーンを真似たい「お尻だけでも…」
――トレーニングはいつから始めていますか?
【高橋友希さん】 もともとお尻まわりが気になっていて、昨年10月からヒップアップをしようと思って、週1回のパーソナルトレーニングに通い始めました。今年から別のジムにも通い始めて、カッコいいお尻を目指して週3回トレーニングをするようなりました。トレーニングを続けるうちに、何か目標を立ててがんばりたいと思うようになり、コンテスト出場することを決めました。
――高橋さんは仕事柄、人前に出ることには慣れていますよね。
【高橋友希さん】 アナウンサーの仕事で、『ミス・インターナショナル』やパーソナルジムのボディコンテスト、エステサロンのダイエットコンテストの司会をしていたのですが、がんばっているみなさんを見て、とてもカッコいいなと感じていました。それに対して私は、大人になってから夢中になれることがなかった。私も何かに向けてがんばりたいと考えるようになりました。
――コンテストに向けて減量をしましたか?
【高橋友希さん】 脂質を制限するときは生ハムの油を取ったり、サラダのドレッシングを抜いたり、自己流ですが、食事制限をして気をつけていました。体重の大きな変化はありませんが、体感としてはだいぶん引き締まった感じはあります。腹筋が割れてきたり、見た目の変化はいろいろあります。
――目標にしている人はいますか?
【高橋友希さん】 目標としている人は特にいないのですが、『ルパン三世』の峰不二子ちゃんになりたいという理想はあります。ただ、胸も伴わないと作れないボディなので難しいのですが、お尻だけでもなりたいなと思っています(笑)。私は、千葉テレビ放送の『週刊バイクTV』に出演しているのですが、峰不二子ちゃんがボディスーツを着てバイクに乗るシーンがあって、それを番組でやりたいんです(笑)。だから最近、バイクの免許を取りました!
◆輝いている人しかいないアナウンサーの世界で“自己肯定感”下がりがち…「でも、今が一番モテている」
――忙しいなかボディメイクを続けていくモチベーションは?
【高橋友希さん】 アナウンサーは、華やかな世界で働いていると思われることが多いのですが、キラキラしている人しか周りにいないなか、自分が本当に輝けているのかというと、必ずしもそうではない。仕事の量で悩んだり、プライベートでは結婚してライフステージが上がっていく友人たちを見て、自分の生き方を不安に思うこともあるんですね。私は自己肯定感が高くなくて…。でも、ボディメイクを通して自信を持てるものができたことで、少しでも輝けるかなと思ってがんばっています。
――自身のプラスになっていることも多そうですね。
【高橋友希さん】 自分で言うのは恥ずかしいのですが、年齢を言うと驚かれます(笑)。食事のバランスを整えるようになって、健康で肌もキレイになりました。もともとお酒は飲まないので不摂生はしてきませんでしたが、それまでのモットーである“好きなものを好きなだけ食べて運動をする”から、最近は食べ物に気をつけて生活するようになりました。
――ちなみに異性にモテるようになったなど、周囲の変化はありますか?
【高橋友希さん】 異性にモテるようにはなっていないですね(笑)。でも、今が一番モテているんじゃないかと思うようにしています。女性からはスタイルをうらやましがられたり、「カッコいいね」と言われることが増えました。それとスーツを着ているときに、「筋トレしていますか?」と聞かれることがあるのですが、すごくうれしかったですね。
――いまのボディパーツにコンプレックスはありますか?
【高橋友希さん】 お尻です。もうちょっと丸みをつけてキュッと上げたい。自慢はウエストのくびれと笑顔。身体のアピールポイントをトレーナーに聞くと「ストロングポイントは笑顔」って言われるの、そこなのかって(笑)。
――コンテスト出場は自信につながっていますか?
【高橋友希さん】 今回が2回目のコンテスト挑戦なのですが、初めて出場した今年6月の『BBJ 長野大会』でグランプリをいただきました。私は、今まで一番になったことがなくて、初めて一番を手にしてこんな気持ちなのだとわかって自信に繋がりました。それに低い自己肯定感を少しだけ高めることができました。でも、あとから映像を観ると、身体もポージングも全然できていない。このままではダメだなと…。日本大会の出場権は得たので、それを目標に他の大会にも出場して、さらにレベルアップしていこうと思います。
(文/武井保之)