「そんなに鍛えてどこを目指しているの?」20代美容師が美しいカラダ作り語る「筋肉は裏切らない」
先ごろ、健康的な肉体美を競うボディコンテスト『サマー・スタイル・アワード(SSA)』の東京予選が開催された。バランスのとれたスタイルや女性らしく優雅で美しいボディを審査する「ビキニ(ベティ)」部門。出場した美容師の佐竹彩音さん(28)のライバルは過去の自分。常に最も美しいボディを目指してトレーニングに励んでいる。
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◆「痩せたね」より「ガタイが良くなったね」と言われるほうがうれしい
――トレーニングを始めたのはいつ頃からですか?
【佐竹彩音さん】 本気で始めてから、ちょうど1年くらいです。
――トレーニングを始めたきっかけは何だったのですか?
【佐竹彩音さん】 コロナ禍でいろいろな物事に制限があるなか、自由にできるのがトレーニングでした。中止になるイベントも多かったのですが、ボディメイクのイベントは工夫をこらしながら開催されていることを知ったので、それならやってみようかなという感じでハマりました。せっかくなら筋肉量を増やそうと思ったのと、キレイになった自分を見てほしい、それを披露する場として大会に出場しました。
――昨年は、どのような大会に出場されていたのでしょうか?
【佐竹彩音さん】 『ベストボディ・ジャパン』に出場し、仙台大会と盛岡大会で1位をとりました。
――その美しいボディを保つために、どのようなトレーニングをやっているのでしょうか?
【佐竹彩音さん】 ジムとパーソナルトレーニングを併用して、筋トレを中心にやっています。
――自分のカラダで気になる部分はありますか?
【佐竹彩音さん】 もともとそんなに気にしてはいなかったのですが、トレーニングを始めてから上半身と下半身のバランスが気になるようになりました。下半身の肉付きが気になっていたのですが、今は逆に華奢な上半身に筋肉をつけてバランスのいいカラダにしたいと思っています。
――特に自信のあるところは?
【佐竹彩音さん】 下半身で、特に大腿四頭筋です。
――トレーニングを通して、周りから言われてうれしかった言葉はありますか?
【佐竹彩音さん】 今までは「痩せたね」と言われることがうれしかったのですが、今は「ガタイが良くなったね」と言われるほうがうれしいです。
◆一番のライバルは自分、過去最高に美しいカラダになりたい
――トレーニングを始めてから、周囲の変化はありますか?
【佐竹彩音さん】 それはあります。私の変化を見てトレーニングを始める人も増えたし、私自身も周りを巻き込んで一緒にトレーニングをしています。ボディメイクを通じて、みんなが美しくなれるのはいいことだと思います。
――先ほど「大会出場は自分を披露する場」と言っていましたが、大会に出ようと思ったそもそものキッカケは何だったのでしょうか?
【佐竹彩音さん】 トレーニングをやるなら何か目標が欲しいと思って調べていた時にインスタで大会の情報を知りました。せっかくトレーニングする大会にも出てみよう。大会に出るなら優勝を目指したい。キレイになった体を披露するには、大会というのは最高の場所なのではないかと考えるようになりました。
――ボディメイクをすることで、意識が変わった部分はありますか?
【佐竹彩音さん】 以前はお腹を引っ込めたいと思っていたのですが、そういう悩みは全くなくなりました。メイクや服も好きなように合わせられるようになりました。そして、何よりも自信を持てるようになったのが大きいです。
――食事制限や筋トレを続けることはなかなか難しいと思うのですが、それを継続するための秘訣やモチベーションを上げるために努力していることを教えてください。
【佐竹彩音さん】 ただ負けず嫌いなだけです。Instagramで頑張っている人の姿を見ると、「ヤバい! 自分も頑張らなくちゃ」って思います。あとは、毎朝カラダが変わっていく様子がわかるので、昨日我慢してよかったなと思うようになりました。
――辛い出来事も乗り越えられるトレーニングの魅力とは、どのようなところですか?
【佐竹彩音さん】 トレーニングした分だけちゃんとカラダに出てくるので、“筋肉は裏切らない”というのはそういうことですよね。
――大会出場にあたり、どのような言葉をかけられましたか?
【佐竹彩音さん】 「やれるだけ頑張って」と言われることが多いですね。でも、たまに「そんなに鍛えてどこを目指しているの?」と言われることもあります(笑)。
――佐竹さんが思う理想の体型は?
【佐竹彩音さん】 理想としている体型は、特にないです。自分のなかで過去最高に美しいカラダになれればいいかなと思っています。なので、一番のライバルは自分です。
(文/地原緑)