飼い猫に道を教える息子、“沼の主”顔の赤ちゃん...『#育児衝撃画像』に「癒される」「かわいすぎる」
数年前から、SNS上で見られる『#育児衝撃画像』。部屋の大散乱や寝落ちなど、思わず笑ってしまう子どもたちの奇想天外行動が、このハッシュタグとともに日々公開されている。その反響から去年写真集も出版され、「本屋で吹き出した」「子育ての疲れが吹っ飛んだ」などのコメントが寄せられている。殺伐としたニュースが続く中、「癒される」「かわいすぎる」といった反響の大きかった『#育児衝撃画像』を紹介する。
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■“沼の主”顔の赤ちゃんのビフォーアフターに反響「子供の成長すごい」「驚異の進化」
28万を超えるいいねを集めたのが、赤ちゃんの頃と現在の姿にギャップがありすぎる美少女。「産まれてきた瞬間は沼の主みたいな顔してたのに、こんなに顔が変わっていく衝撃」とお母さんが娘の成長過程を紹介したところ、「今天使」「こんなに顔変わるの不思議」「娘がこんな可愛いかったら俺死ぬ」などのコメントが寄せられた。
お母さんは、日々娘の成長の早さを実感しているそうで、「自分が子供を産む前に思っていた0歳、1歳、2歳と、産んでから実際に育ててみる0歳、1歳、2歳にギャップがありすぎて日々驚かされています」と話す。
どんなことに驚かされたか聞いてみると、「私がテレビを見ていて感動して泣いていたら、まだ1歳くらいのときにティッシュを持ってきてくれたことがありました。喋れるようになると『まま、悲しいの?大丈夫?』と声をかけてくれたり、その時その時で彼女なりに声を掛けてくれます」と、ほっこりするエピソードを教えてくれた。
さらに印象に残っている思い出は、「思い出も日々アップデートされるのでどれかひとつを選ぶのは難しいですが、夜、娘の寝顔を見てる時に寝言で『まま、だいすきだよ〜』って言ってくれた時はすごく嬉しかったです」とのこと。今しかない大変さも楽しさも、娘が大きくなったら覚えていないかもしれないこの尊い日常も、すべて噛みしめながら毎日を過ごしていきたいと、愛情あふれる言葉をいただいた。
■「飼い猫に道教える息子」と「トイレに突撃赤ちゃん」が撮れたシチュエーションとは
「飼い猫に保育園までの道のりを仕込んで迎えに来てもらおうと画策をする息子」というコメント付きで何とも愛おしい写真をツイートしたのが、大の猫好きの息子さんのお父さん。息子さんが生まれる前から猫を飼っているそうで、当初は猫は興味津々だったのに対し、息子さんは我関せずだったとのこと。
しかし、今ではその立場が逆転。猫は無関心で、息子さんは猫の名前を呼んで追いかけているそうだ。話題を呼んだ写真は、飼い猫の目の前で、息子さんが道端で敷石をなぞる姿が道を教えているように見えたことから、コメントを加えてツイートしたとこのことだが、「どっちもかわいい」と反響を集めた。
“最高の笑顔”に称賛の声が相次いだのが、お母さんのトイレ中にクイックルワイパーをもって突撃してきた生後8か月の赤ちゃん。お母さんによると、「いつも歩行器に乗ってトイレについてくるので、写真にでも納めておこうと思ってスマホを構えていたら、まさかのクイックルワイパー装備だったので驚きました(笑)」とのこと。
まさしく“にっこにこ”という言葉が合いそうな見事な笑顔に、「最高の笑顔にこちらもにっこり」「かわいいから許すってのはこういうこと」「この笑顔守りたい」などのコメントが寄せられた。お母さんに子育てにおいて感動したことを聞いてみると、「いっぱい泣いた日は寝ている時に寝言泣きをするのですが、いっぱい笑った日は寝ている時も夢を見て声を出して寝言で笑うんです。たまらなく可愛いです!」と、14万いいねを集めた“最高の笑顔”は寝ている間にも炸裂しているようだ。
■「ウチの子どもだけがバカなのかと心配していたけど…」書籍化に込められた思い
去年、『#育児衝撃画像』を書籍化した飛鳥新社の三宅隆史さんによると、書籍化を決めた最大の理由は、「ウチの子どもだけがバカなのかと心配していたけど、ほかの家庭でも同じようなことになっていて安心した」というコメントを見たことだという。これだけ情報が多い現代でもなお、育児中は誰にも相談できない悩みが多いとわかり、そんな風に困っているママやパパを救う本にしたちおいう思いが込められている。
三宅さんは、親たちの手によってSNS上で日々更新されるこのハッシュタグについて、「皆さん明るく投稿していますが、実際には育児で困ったり、腹が立ったり、落ち込んだりしていらっしゃいます。特に都心部では、日中にひとりで悩みを抱え込んでいる親御さん方が多いと聞いています。そんなとき、SNSへ投稿して誰かから温かいコメントをもらうと、顔も名前も知らないフォロワー同士であっても、“戦友”ができたような安心感があるのだと思います。投稿する人も、コメントする人も、双方が救われるハッシュタグが『#育児衝撃画像』なのではないでしょうか」と分析する。
続けて、「いま育児に悩んでいる方はもちろんですし、これからの育児生活に不安を抱えている女性や、かつて大変だった育児生活を過ごされたママ・パパに読んでほしいです。将来への不安を和らげることもできますし、昔の自分たちを懐かしく感じてほっこりすることもできる本だと思います」と語る。外出自粛の日々が続き、育児に音を上げる親も多い中、『#育児衝撃画像』で息抜きしてみてはいかがだろうか。