専業主婦願望が高まってる!? 今必要な「価値観」とは?

2019年06月27日 20時50分

ライフスタイル anan

インターネットの爆発的な発展やAIの本格的な普及、金融システムの変化…。いつの時代も変化はあるけれど、現在そのスピードはどんどん加速しています。今まで通りの考え方や能力が通用しなくなる、これからの時代に活躍するための価値観とスキルを、3人の識者に聞きました。

新たな時流も乗りこなし、活躍できる自分であるために。それには、この先どんな時代になるのかを把握しておくことが重要に。「そのカギを握るのが、今の若年層。彼らが望むのは、敵を作らず、仕事や人間関係など自分に関わるすべてにおいて、バランスがとれていること。あと10年ほど経ち、彼らが時代の中心となる頃には、こうした価値観が主流になるでしょう」(マーケティングアナリスト・原田曜平さん)


また、否応なく変化する社会の仕組みも意識しておきたいところ。「日本の経済界のトップが終身雇用の見直しに言及する時代。一つの職を守り抜こうとするより、変化への耐性をつけておくほうが賢明です」(「NewsPicks」編集部副編集長・佐藤留美さん)


「今は組織に属さず成功する例が多々あります。突き詰めた“好き”がお金を生むことも」(テレビプロデューサー・松本彩夏さん)


そんな時代に適応するべく、養いたい価値観を紹介。


社会の変化を楽しむマインドを持つ。


終身雇用の見直ししかり、これからの時代は、今まで当たり前だと思っていた物事が、急に覆ってしまうことがあるという。「たとえば人間の仕事が、ロボットに置き換えられるのもその一つです。すでに、銀行の支店業務などにはそういう事例があり、ほかにも適用される職業は、今後増えていくでしょう。このように技術の進歩や社会の変化が著しい時代の中で、自分のスキルが突然役立たなくなり、キャリアをゼロから積み直さなければいけない事態は、誰にでも起こり得ます。そこで必要となるのは、どんな変化にも対応できる柔軟さ。さらに、その変化を楽しむくらいの気持ちでいると強いでしょう」(佐藤さん)


楽しむ余裕を持つには、“備え”も大切に。「新たな知識や技術を、好奇心を持って学ぶことが最たる方法。ニュースを見るのも、学びを得るうえで有効です。それにより次の可能性に備えられるのはもちろん、新しく何かを始めることへの耐性ができ、変化を前向きに受け入れられるはずです」


○○神話を信じ込まない。


「女性の専業主婦願望は、平成初期より近年のほうが上回っている、というデータも見受けられますが、こうした安定志向は、今後も安定が望めないと感じているからこその、揺り戻しなのではないかと思います。とはいえ、終身雇用に代表されるような日本型雇用システムに守られた生き方が揺らいでいる今、たとえ大手企業に属していても、一生安泰とは限りません。やはり、フレキシブルな姿勢は不可欠です」(佐藤さん)


「今まで強かった企業がずっとそのままという時代でもなく、過去の栄光や歴史の長さはほぼ無意味になってしまうので、利のない思い込みは捨て去ったほうがいいと思います。そしてリスクに備えて別のチャンスを常に探るべきだし、もっといい条件の働き口が見つかったら、そちらに移るべきです。規模の大小ではなく、自分を正しく評価してくれる環境を選びましょう」(原田さん)


変化の激しい時代、過去の常識に囚われない姿勢は何事にも持っておくべきといえそうだ。


コミュニティや職業を越境する。


今までは、いつもの環境で、同じ価値観を持った人たちとばかり交流していても、何の問題もなかったかもしれないけれど、これからは、そうとも言っていられなくなるようだ。「働き方改革の影響で時間外労働が減り、空いた時間で副業をしてもいい、という企業が増えています。これは企業によっては、“会社の給料だけでは今後食べていけなくなるかもしれないから、社員に自立してほしい”という意図にも受け取れますが、視点を変えれば自分の可能性を試せるチャンス! こうした機会を活かすには、気心知れた仲間との付き合いだけでなく、日頃から職場以外のコミュニティとも接点を持つようにすることも大切です」(原田さん)


「多様な人と接すると、自分の周りでは当たり前だと思われていた知識やスキルが、意外と重宝されることに気づく場合があります。それに、いろんなコミュニティに属していれば、結果的に変化にも対応しやすくなるはず。少しの勇気で、世界が広がりますよ!」(佐藤さん)


佐藤留美さん ソーシャル経済メディア「NewsPicks」編集部副編集長。著書に『仕事2.0 人生100年時代の変身力』(幻冬舎)、『資格を取ると貧乏になります』(新潮新書)などがある。


原田曜平さん マーケティングアナリスト。「さとり世代」「マイルドヤンキー」の名づけ親。『若者わからん!―「ミレニアル世代」はこう動かせ―』(ワニブックスPLUS新書)など著書多数。


松本彩夏さん テレビプロデューサー。『ボクらの時代』『セブンルール』(共にフジテレビ系)、『テラスハウス』(Netflix・フジテレビ)など人気番組を手掛けている。2016年、放送ウーマン賞受賞。


※『anan』2019年7月3日号より。イラスト・朝野ペコ 取材、文・保手濱奈美


(by anan編集部)

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2019年06月27日 20時50分

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