白米に混ぜるだけ!...正月太りをリセットする「最強フード」

2020年01月08日 18時00分

フード anan

お正月が過ぎ、通常の生活がやってきました。食っちゃ寝正月を過ごしていた人にとっては身体が重く感じることでしょう。お腹に余分についたお肉は早く取り去らなければ定着しかねません! そこで、漢方薬剤師の大久保愛先生が、食べるだけでリセットできる最強フードをご紹介します!

文・大久保愛


【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 41


正月太りでたるんだ体には、早急な対策を



今年の正月休みは、並びがよく長期休暇となる方が多かったかと思いますが、みなさん体を休めることはできたでしょうか? ゆっくり過ごすといえば、食べて寝ることがメインとなりがちですが、お正月があけて気になるのは正月太りではないでしょうか。カロリーオーバーに加え、いつもより動かないことで消費エネルギーが減り……体がブクブクたるんでしまうことは、ある程度仕方のないことだと思います。


1月7日は無病息災を願い七草粥を食べる習わしがあり、疲れた胃腸を休め日常へと体をリセットするためという理由もあり続いているのだと思います。そして、七草がすぎても、いまだにグータラして食べ癖が抜けない人は、気をつけなければなりません。そこで、今週は食べ癖が抜けず正月太りが気になる人のための食薬習慣を紹介していきます。


自然の変化が体調に影響している


漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? ひと月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。


月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。


つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。


今週は、正月太り解消のための食薬習慣



毎年、年を越すたびにお腹周りが立派になってしまうという話はよく聞きます。年々積み重なる体の重みは、加齢に伴う代謝の低下により、元に戻りづらくなります。そこでここ数日でついた重みだけでも、遅くとも今月中にリセットしたいと思いませんか?


さらには、寒い季節に筋肉が減り脂肪をまとった体は全身を冷やし、体質までをも徐々に変化させてしまいます。これを漢方医学では、筋肉と代謝が落ちている「気虚(ききょ)」や体に余分な脂肪がたまっている「痰湿(たんしつ)」がある状態と考えます。そして、ずっと同じ食生活をしていたとしたら、加齢に伴い代謝は低下するので、体を動かさない限り太りやすくなりますよね。


でも、そう簡単に体を動かすタイミングがないという人は、食事を変化させなければ体は変わりません。そこで、今週はダイエットしたいけど行動に移すことが難しいときにできる簡単置き換えダイエットを紹介します。今週食べるとよい食材は、「気」を補うことより、デトックスを優先して「痰湿」をとりのぞくことができる【もち麦】をおすすめします。


食べるとよい食材;白米をもち麦に置き換える



方法は簡単です。いつもの白米をもち麦に代えて炊くだけです。もち麦は、白米を炊くときに単純に足すだけでふっくらできあがります。初めは、3割くらいをもち麦に代えてみると違和感なく食べることができると思います。徐々にもち麦の割合を増やしてみましょう。


もち麦


もち麦には、水溶性食物繊維が多く含まれるという特徴があり整腸作用があります。とくに、水溶性食物繊維のひとつ、“大麦β-グルカン”は粘性がありゆっくり消化管を通ることから腹持ちをよくしたり、コレステロールの吸収を抑えたり、血糖値の上昇を抑える働きがあります。ダイエットだけではなく、生活習慣病にも効果的です。そして、食物繊維や栄養が豊富と言われる玄米よりも、食物繊維の量も多く、糖質の量も少ないというメリットもあります。


さらに、もちもちとした食感のあるもち麦は、存在感が大きいので自然によく噛んで食べるようになるのも良いポイントです。また、 “セカンドミール効果”といって、もち麦を食べると“次の食事までの血糖値の上昇を抑える働き”があります。ですから、朝ごはんにもち麦を食べると昼ごはんに、昼ごはんに食べると夕飯の食事にまでダイエット効果が持続するというものです。


新年会やいただきものを食べる機会の増えるこの時期には、もち麦を多用して血糖値の上昇を抑える対策をとり、腸内環境も整え、こっそりダイエットをはじめてみてはいかがでしょうか。


ダイエットといえば我慢するものと思い、なかなかスタートできない人にでも簡単にできます。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。


information



大久保 愛 先生

アイカ製薬株式会社代表取締役・漢方薬剤師。

昭和大学薬学部生薬学研究室で漢方を学び薬剤師免許を取得。その後、中国で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び資格を取得。漢方相談、調剤薬局、エステなどの経営を経て商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。



著書『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。




©AH86/Gettyimages

©Mint Images/Gettyimages

©Westend61/Gettyimages


anan

2020年01月08日 18時00分

フード anan

BIGLOBE Beauty公式SNSはこちら!

最新記事はここでチェック!

タグ一覧

ヘアアレンジ スタイリング 時短アレンジ術 簡単アレンジ術 前髪 人気ヘアカラー まとめ髪 ショートヘア ボブ ミディアムヘア ロングヘア ストレートヘア パーマヘア ポニーテール お団子ヘア ヘアアイロン活用 ヘアケア シャンプー 髪のお悩み 流行ヘア モテヘア カジュアルヘア オフィスヘア ヘアアクセサリー バレッタ ターバン ヘアピン・ヘアゴム 小顔ヘア セルフネイル ジェルネイル 上品ネイル ピンクネイル カジュアルコーデ シンプルコーデ ナチュラルコーデ プチプラコーデ フェミニンコーデ コンサバコーデ ガーリーコーデ モテコーデ ベーシック ゆったりコーデ ママコーデ ストリートコーデ モードコーデ ギャル 結婚式コーデ ミリタリー モノトーンコーデ カラーコーデ スポーツMIXコーデ パーティスタイル ヘビロテ 着回し抜群 トップス アウター カーディガン シャツ ワンピース ビスチェ パーカー フーディー コート トレンチコート カラージャケット スカート フレアスカート タイトスカート ミニスカート デニムスカート ガウチョパンツ ワイドパンツ ワイドデニム スキニーパンツ バギーパンツ 靴下 タイツ スニーカー サンダル ミュール ニューバランス ブーツ ショートブーツ パンプス 帽子 ニット帽 ベレー帽 スカーフ グッズ メガネ ベルト 腕時計 ピアス トレンドアイテム バッグ ファーバッグ クラッチバッグ リュック ショルダーバッグ チェック柄 グレンチェック 刺繍 ファー ロゴもの コーデュロイ デニム 色気のある格好 花柄 ボーダー柄 レイヤード パンツスタイル ドレススタイル ニット スウェット anan表紙 雑誌付録 ユニクロ GU しまむら ZARA メイク術 スキンケア クレンジング 化粧水 美容液 オールインワン 美白ケア 毛穴ケア 眉毛ケア コンシーラー ファンデーション マスカラ アイシャドウ リップ 乾燥対策 ムダ毛ケア バストケア ヒップアップ マッサージ エクササイズ ダイエット ヨガ 動画レシピ サラダ カフェ巡り スタバ ひとり旅 女子旅 パワースポット巡り 人気スポット 絶景スポット 絶品 お弁当 スイーツ パン 占い 心理テスト 結婚 浮気・不倫 モテテクニック スピリチュアル 恋愛お悩み 男性心理 デート 恋愛テクニック ドン引き行動 LINE体験談 ホンネ告白 胸キュン 片思い カップル話 婚活 倦怠期 ファッション恋愛術 プチプラ おしゃれマナー マネー お仕事 家事・育児 趣味 アプリ 癒し 大人女子 金運 ミュージック アニメ・漫画 アウトドア 清潔感 インスタ映え イメチェン パンチョとガバチョ ナイトブラ 脱毛 置き換えダイエット ケノン 痩身エステ

本サイトのニュースの見出しおよび記事内容、およびリンク先の記事内容は、 各記事提供社からの情報に基づくものでビッグローブの見解を表すものではありません。
ビッグローブは、本サイトの記事を含む内容についてその正確性を含め一切保証するものではありません。 本サイトのデータおよび記載内容のご利用は、全てお客様の責任において行ってください。
ビッグローブは、本サイトの記事を含む内容によってお客様やその他の第三者に生じた損害その他不利益については一切責任を負いません。