冷えを感じやすいのは真冬よりいま! 冷え性じゃなくなる簡単なコト

2019年10月16日 19時10分

フード・レシピ anan

アウターが必要な時期となりました。冷たい夜風に吹かれて瞬く間に手足が冷えていませんか? 漢方薬剤師の大久保愛先生によると、季節の変わり目ののいまは体が慣れていないぶん、冷えを感じやすいのだそう。そこで、体質を改善しポカポカになれる簡単なコトをお教えします!

文・大久保愛


【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 29


いまの時期は真冬より冷えを感じやすい



ひんやりとした空気を感じる時間が増え、冬へと近づく季節となってきました。寒さに体が慣れていないここともあり、秋には真冬の寒い日よりも冷えを感じやすい日があります。そのため、この時期にはいつもより体を温める対策が必要となります。


暑いのも嫌だけど、寒いのも嫌な私たちは、気候に応じて生活習慣を少し変えてあげることで対策ができます。体の冷えは、お腹の調子が悪くなったり、風邪をひいたり、生理痛が重くなったり、肩こり頭痛がひどくなったりとさまざまな二次的な症状をもたらします。そこで、今週は体を内側から温める食薬習慣を紹介していきます。


自然の変化が体調に影響している


漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? 一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。


月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。


つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。


今週は、冷えを感じてしまうかも!?



羽織りものが必要な日が増えてきましたね。お風呂につかったり、布団に入るときなど、体が温まるのを感じると、ホッと幸せな気持ちになりますよね。しかし、これから始まる長い寒さへの入り口は、寒暖差や冷えに体が慣れていないぶん、変わり目のいまのほうが冷えを感じやすくなっています。


今後、もっと寒くなったり、風邪やインフルエンザが流行ったりする前に、寒さに耐えられる強い体を作ることが大切です。漢方医学で、寒さが体に影響することを「寒邪肺犯(かんじゃはいはん)」、体を温める力がないことを「陽虚(ようきょ)」と呼びます。そこで今週は、「寒邪」を取り除く食材、「陽」を補う食材を取り入れていきましょう。食べるとよい食材は、【玄米のポカポカ混ぜごはん】です。


今週食べるとよい食材・メニュー:玄米のポカポカまぜごはん



ポカポカ体質になるには、主食から温まる食材に変更してみましょう。パンかご飯なら、ご飯を。白米か玄米なら、玄米を選ぶようにしてみましょう。パンを中心としたメニューは、タンパク質やミネラル分が不足してしまうことが多く、体が冷えやすくなっています。ご飯を中心とすると小鉢やお味噌汁、メインのタンパク質と、栄養バランスが整いやすく、代謝をあげるため冷え性の改善に効果的です。


玄米


玄米には、白米よりもビタミンB群、ビタミンE、カルシウム、マグネシウムなどの栄養素が豊富に含まれています。体の代謝をあげ体を温めるために使われる栄養素が豊富です。この栄養素が、「陽虚」の改善に役立ちます。ただし、よく噛んで食べないと胃に負担がかかってしまうことがあるので気をつけましょう。


生姜&ひき肉


ひき肉には、タンパク質、ミネラル、ビタミンなどが含まれるので代謝をあげ「陽虚」の改善に役立ちます。そして、生姜は加熱することで体を温め「寒邪」から身を守ることができます。


アレンジ方法


ひき肉に麺つゆや醤油とみりんなどで味付けをして、たっぷり生姜を入れて炒めましょう。そして、炊きたての玄米ご飯にたっぷりかけて、ザクザクとまぜたら完成です。


冬場にはいつも冷え性がひどくなったり、季節の変わり目で寒くなる時期に風邪をひきやすかったり、冷えるとお腹を下してしまうような人は、まずは主食から体質改善できる食薬習慣を取り入れてみましょう。


information



大久保 愛 先生

アイカ製薬株式会社代表取締役・漢方薬剤師。

昭和大学薬学部生薬学研究室で漢方を学び薬剤師免許を取得。その後、中国で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び資格を取得。漢方相談、調剤薬局、エステなどの経営を経て商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。



著書『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。


【腸活×漢方×栄養学】の理論で考えた、【今週食べるとよい食材】をお伝えしていきます。




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2019年10月16日 19時10分

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