【インタビュー】Dream Ami いくつになっても“自分らしく”輝きを増していきたい

2018年01月19日 20時29分

エンタメ eltha





作詞家・小竹正人さんが生み出したLDH楽曲の世界観を、6人の映画監督がショートフィルムに落とし込んだ『CINEMA FIGHTERS』。上映される6編の“リリック(歌詞)シネマ”の中から、齋藤俊道監督がメガホンをとった『色のない洋服店』で初主演を務めたDream Amiさんに、作品のお話やこれからの展望、気になる恋愛・結婚論までたっぷりお話をうかがいました。

自分の楽曲がどんな物語になるのかワクワクしました


――リリック(歌詞)を原作にしたショートフィルムというのは、とても興味深い試みですが、最初にお話を聞かれたときは、どう思われましたか?
【Dream Ami】 私が最初にお話をうかがったのは、1年くらい前で、まだE-girlsを卒業する前だったのですが、とてもおもしろい、LDHらしい表現の仕方だと思いました。

――Amiさんが主演された『色のない洋服店』は、1stソロシングルの『ドレスを脱いだシンデレラ』の世界を映像化したものですよね。自分の曲が選ばれたと聞いたときは、どんなお気持ちだったんでしょう。
【Dream Ami】 小竹さんがこれまで書かれたたくさんの楽曲の中から、自分の曲を選んでいただけたことは、とても嬉しかったですし、光栄です。『ドレスを脱いだシンデレラ』は、私のソロ楽曲の中でもとくに世界観が明確なので、映画にするにはぴったりだなと思いました。そのときはまだ、脚本も監督も決まっていなかったので、どんな物語になるのか、とてもワクワクしましたね。





Dream Ami


――実際に、完成した脚本に目を通されたときはどう思われましたか? 個人的には、すごく意外なストーリーだと思ったのですが…。
【Dream Ami】 そうですね。私もすごく意外だなと思いました。まさかあの曲から、このような脚本が生まれるとは、まったく想像できませんでした。

――ご自分が演じられる主人公・由衣については、どんな印象をもたれましたか?
【Dream Ami】 自分とは正反対な女性だなと思いました。私は思ったことや表現したいことはわりと口にするタイプなので、由衣のように自分の中に打ち秘めて、ずっと我慢したりすることはあまりないですし、ふだん黒い服を着ることも少ないので、そういう部分も自分とは違いますね。

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自分とは正反対だった由衣の中に重なる部分があることに気がついた


――これまでも、ドラマや舞台、ミュージカル、声優など、様々な形で演技に携わってこられましたが、やはり主演というプレッシャーは大きかったですか?
【Dream Ami】 そうですね。今回の6作品にご出演されている皆さんは、ふだんから俳優さんとして活躍されている方達ばかりですが、私はきちんと演技を学んだことがないうえに、映画の現場はほぼ初めてでした。「私なんかでいいのかな?」という気持ちはありましたが、今回、自分の曲を題材にしていただいた事もあったので、ここは謙遜している場合じゃないなと思いました。




『色のない洋服店』より

――役作りはどんなふうにされたのでしょう。
【Dream Ami】 台本をしっかり読み込んだくらいで、特別な事はしていないです。監督も「役作りは必要ない。いつものAmiちゃんのままでいい」と言ってくださりました。ただひとつ「脚本を読んで、そのときどきの由衣の気持ちと照らし合わせられる、自分の過去の経験をいろいろ思い出しておいてください」という課題をいただきました。由衣が鏡の前で黒い服を脱いで、カラフルな服を着た金髪の自分を見つめながら『いつまでこんな生活が続くんだろう、いつまで自分の表現したいことを我慢しなくちゃいけないんだろう』と、葛藤するシーンがあります。私にも言いたいことがなかなか言えなかったり、周りの人から「金髪はやめなさい。黒髪にしなさい」と言われ続けていた時期があったなと思い返してみると、自分の中にも由衣の感情と重なる部分が意外とある事に気付きました。由衣というキャラクターを通して描かれているのは、私だけでなく、誰もが経験したことのある普遍的な感情のひとつなのではないかなという気がしています。

――セリフが関西弁だったことにも驚きました。Amiさんは大阪のご出身ですが、関西弁のほうが気持ちを込めやすいなど、標準語との違いは感じましたか?
【Dream Ami】 実は、由衣のセリフはもともと標準語だったのですが、せっかく私が演じさせていただけるのだから、やっぱり(子どもの頃から慣れ親しんだ)関西弁の方がいいんじゃないかという話になって、完成する直前に、関西弁になりました。いざ撮り始めると、標準語より関西弁のほうが言いづらくて(笑)。自分でも「あれ?」と、不思議に思いました。

チャンスがあれば、ふだんの自分に近い役柄もやってみたい





――お芝居の難しさや大変さを改めて感じたりもしたのでしょうか。
【Dream Ami】 同じカットをいろいろな角度から何度も撮影したときは、毎回同じテンションでや演技することの難しさを知りましたが、それも自分の中では新たな発見でした。役者さんはいつもこういうことをされているんだなと思うと、ドラマ、映画とかの見方も少し変わりました。大変だな、難しいなというよりは、それを楽しめていたような気がします。

――女優として、今後出演してみたい作品や挑戦したい役柄はありますか?
【Dream Ami】 女優としてビジョンを立てるほど、先々を考えたことはありませんが、いただけるならどんな役でも…と思っています。今回はセリフがあまりなく、少し暗い役だったので、ふだんの自分に近いような表現をできる役柄もやってみたいですね。

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Dream Ami




Dream Ami




Dream Ami


(撮影/徳永徹)




2018年もいろいろなことに挑戦して、新たな扉を開き続けたい





――2018年がスタートしたばかりですが、Amiさんにとってどんな1年になりそうですか? 
【Dream Ami】 2017年は本当に激動の年でした。E-girlsを卒業したことも、もちろん大きなトピックではあるのですが、ソロアーティストとしても初めてアルバムの制作やツアーをさせていただいたり、ソロとして最初の壁を乗り越えるために全てを費やした1年だったと思います。ツアーも無事終わり、ようやくソロアーティストとしてのスタートラインに立てたような気がしているので、2018年も引き続きライブ活動を続けていきたいと思います。また、今回この映画に挑戦させていただいたことで、自分の中で“チャレンジする”ということに対して前向きな気持ちがすごく出てきました。ずっと演技に対する苦手意識があったのですが、チャレンジしてみたら『もっとやってみたい』って思えるようになりました。自分の中で、新たな発見があったので、今年もまた、いろいろなことにチャレンジして、自分の中の新たな扉を開き続けていきたいなと思っています。

――昨年6月にソロ活動に専念することを発表されていますが、それまでの活動を振り返ってみて、とくに印象深い出来事は何でしたか?
【Dream Ami】 たくさんありますが、小さな頃からずっと夢見ていた番組に出演させていただいたり、アリーナツアーを回らせていただいたり、貴重な経験をたくさんさせていただき、とても楽しい20代でした。そんな中で思うのは、Dreamとして、もがいていた時期は、すごく今にも活かされているなと思っています。あのときの経験があったからこそ、今の自分がここにいるのは間違いないですし、E-girlsとしてもあそこまで頑張ってこれたのかなと思います。そしてその経験は、これからもずっと、自分の中での基本になっていくと思います。

――E-girlsやDreamでの経験は、今のAmiさんにとって大きな糧になっているんですね。
【Dream Ami】 そうですね。あの頃の苦労は、決して無駄ではなかったと思います。私、ピンチはチャンスだとずっと思っていて。、自分が乗り越えるにはちょっと高い壁のように思えるときこそーー。もちろん、それを乗り越えるのは楽ではないし、大変なのですが、この壁を乗り越えたらまた新たな自分と出会えるのかなと、ちょっとワクワクしたりするんです。それにそういう(苦労した)経験がないと、人間としても深くなれないような気がしているので、これからも目の前の苦労やプレッシャーから逃げず、積極的に乗り越えて成長していきたいと思います。

美の秘訣はストレスをためずに楽しく過ごすこと





――お忙しい毎日を送っていらっしゃると思うのですが、美しさを保つために努力していることってありますか?
【Dream Ami】 何にもしてないです、本当に(笑)。美容などに疎くて、食べ物も、とくに制限することなく大好きな油ものやお菓子も我慢しません。しいていうなら、自分の感覚的に『最近、ちょっと脂っこいものを食べ過ぎているかな』と思ったら、サラダを多めに食べたり、そういう微調整をする程度で感覚重視で生きています。

――我慢しなければストレスもたまらないし、それが心だけでなく体にもいい影響を与えているのかもしれないですね。
【Dream Ami】 そうかもしれないです。私にとっては、ストレスをためずに楽しく過ごすことが一番大事。私は三日坊主で終わるのが目に見えているので自分なりのルールを決めて守っていらっしゃる方はとても尊敬します。ただ、もしもそのルールに息詰まり感を感じているのなら、一度外れてみてもいいんじゃない? とは思います。

理想の恋愛は…普通でいいです(笑)





――Amiさんの理想の恋愛と、好みのタイプを教えていただけますか?
【Dream Ami】 好みのタイプはないというか、好きになった人がタイプです。今まで苦手だったような人でも好きになってしまえば、イヤだと思っていた部分も受け入れようとしたり、相手に合わせてしまうほうではありますね。理想の恋愛は…普通でいいです(笑)。世間一般の方が憧れる恋愛に、私も憧れている感じです。

好きなこと、一生懸命になれるものがある人は、素敵だと思う


――これから先、どんな女性になりたいと思っていらっしゃいますか?
【Dream Ami】 つねに自分らしくありたいと思っています。なので、今までと同じように、その都度その都度、自分がいいと思う方向を向いて、いいと思うことをやっていきたいですね。

――自分らしくっていうのは、今回の作品(『色のない洋服店』)のテーマとも重なりますね。
【Dream Ami】 そうですね。

――最後に、eltha世代の皆さんへメッセージをお願いします。
【Dream Ami】 仕事に限らず、子育てでも、家のことでも、自分にとって楽しいこと、一生懸命になれるものがある人は、年齢に関わらず本当に素敵だなと思います。私もそういう人になりたいなと思いますし、これからも自分らしく、皆さんと一緒に、輝きを増していけたらいいなと思います。

取材・文/今井洋子 撮影/徳永徹



INFOMATION
CINEMA FIGHTERS『色のない洋服店』(1月26日公開)
色を失ってしまった世界で、黒い洋服だけを売る由衣(Dream Ami)。店では扱えないカラフルな洋服を秘密の仕事部屋で作っていたが、謎の放浪画家(鹿賀丈史)との出会いをきっかけに、それまで隠してきたありのままの自分の「色」を表現しようと試みる。

監督:齋藤 俊道
キャスト:Dream Ami 鹿賀 丈史




【PROFILE】
Dream Ami(ドリームアミ) 歌手。1988年5月11日生まれ、大阪府出身。B型。2002年、dreamのメンバーとしてデビューし、2011年よりE-girlsとしても活動。2015年7月、シングル「ドレスを脱いだシンデレラ」でソロデビュー。2017年7月、E-girlsを卒業し、ソロアーティスト活動に専念する。

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Dream Ami




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(撮影/徳永徹)



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