桐谷美玲 これまでも、これからも“ゴーイング・マイ・ウエイ”

2017年12月22日 11時49分

エンタメ eltha





モデル、女優、キャスターと、幅広いフィールドで活躍。eltha世代からの支持も厚い桐谷美玲さん。2年ぶりとなる主演映画『リベンジgirl』で、元カレを見返すために女性初の総理大臣を目指す、“性格以外は超完璧”なヒロインを体当たりで演じた桐谷さんに、作品の見どころはもちろん、気になるプライベートのお話もたっぷりうかがいました。

できるだけテンションをあげて、イタい女に見えるよう演じました





(C)2017「リベンジgirl」製作委員会

――今回、桐谷さんが演じられたヒロインの美輝は、東大を首席で卒業、元ミスキャンパス・グランプリという超ハイスペックでありながら、猛烈に“イタい”性格の持ち主というインパクトのある役柄ですが、どんなふうに演じようと思われましたか?

【桐谷美玲】 宝石美輝(たからいし みき)という女性は、脚本を読んだとき、私もちょっとビックリしたくらい強烈なキャラクターなんですよね。この作品は、そんな彼女の成長物語でもあるので、前半、どれだけ高飛車なイタイ性格でいるかが、後半に効いてくるんじゃないかなと思って。監督も最初から「思いきりやってください」っていう感じだったので、できるだけテンションをあげて、イタい女に見えるように頑張ろうと思いながら演じていました。

――あそこまで突き抜けたキャラだと、演じていて気持ちよかったりするのでは?

【桐谷美玲】 ふだん、絶対言えないようなことを言ったりするのも、その作品の中でしかできないことなので、そういう意味でのおもしろさはありましたけど、(美輝は)とにかくよくしゃべるので、気持ちいいというよりは、大変でしたね。上から目線で威圧的に話さなくちゃいけないシーンや、「この人(美輝)しかやらないだろうな」っていう行動も多かったので、どんなテンションで、どんなふうに演じたらいいんだろうって、つねに考えていた気がします。

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優柔不断な私を引っ張っていってくれる人と、30歳までに結婚できたら…








――鈴木伸之さん演じる敏腕政治秘書・門脇俊哉と美輝の恋模様も物語の重要なファクターですが、門脇のような男性はどう思いますか?

【桐谷美玲】 すごく硬派だし、マジメなところはいいと思うんですけど…。実際お付き合いをしたら「この人はおもしろいのだろうか?」と、思ってしまいそう(笑)。それに、門脇はけっこう厳しくて、アタリが強かったりするので、私はもっと優しい人がいいです(笑)。ただ、ふだんは厳しいことを言っていても、実は笑顔が可愛かったり、ちょっとお茶目な一面があったりするので。そういうギャップも、恋愛にはやっぱり必要ですよね。

――いわゆる、“ギャップ萌え”ですね。優しさ以外に、男性に求める理想はありますか?

【桐谷美玲】 私、けっこう優柔不断なので、俺様じゃない感じで引っ張ってくれる人がいいんです。あと、ゲームを一緒にしてくれる。そんな方が理想です。

――外見的には、どんなタイプが好みなんでしょう?

【桐谷美玲】 タレ目の人(笑)。自分が釣り目なので、男女問わずタレ目の方に惹かちゃうんです。どちらかといえば、「かっこいい」より「可愛い」って言えるような、中性的な方のほうが好きかもしれないですね。

――ちなみに結婚願望は…? 

【桐谷美玲】 ありますよ。昔から、30歳までには(結婚)したいなと思っていて。もうすぐ28(歳)なので、あと2年ですね(笑)。家事をするのも好きだし、主婦に憧れもあるんですけど、こればかりは焦っても仕方ないので、マイペースでいければいいかな…と思ってます。

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桐谷美玲 撮影/徳永徹




桐谷美玲 撮影/徳永徹




桐谷美玲 撮影/徳永徹




私服はシンプルでベーシックなモノトーンの服ばかり





――女性にとっては、美輝のファッションも、大きな見どころかと思うのですが。eltha世代の方が参考にしたり、真似できそうなポイントも、たくさんあるんじゃないでしょうか。

【桐谷美玲】 そうですね。今回、全部で47パターン(の衣装を)着ているんですが、最初に衣装の方向性を決めるとき、いかにも「THE政治家」みたいなスーツから、もっと女の子らしい可愛いものまでいろいろあった中、スタイリストさんと「ふわふわな感じよりは、スタイリッシュなほうが美輝らしいですよね」っていうお話をして。結果、ジャケットを着ていても、ハイウエストのスカートを履いていたり、トレンドもちゃんと取り入れたすごく可愛いコーデが多かったので、そんなところにも注目していただけたら嬉しいです。

――とくにお気に入りのコーデはありましたか?

【桐谷美玲】 どれも本当に可愛かったんですけど、一番美輝らしさを象徴してるなと思ったのは、勝負服として、選挙ポスターや、ちょっと印象的な行動をするときに着ていたピンクのワンピースですね。撮影中、着ている時間も長かったので、すごく印象に残っています。

――どの服もすごくおしゃれに着こなされていて、さすがだなと思いながら拝見したんですが、プライベートで、この冬、注目しているコーデや、入手ずみのお気に入りアイテムがあったら、ぜひ教えてください。

【桐谷美玲】 今季は、ベージュのグレンチェックのコートを真っ先に買い足して、よく着てますね。今気になってるのは、赤いアイテムかな。普段はモノトーン(の服を着ること)が多いので、クリスマスの時期には、赤をさし色にしたコーデがしたいなと思ってます。

――モノトーンがお好きなんですか? 

【桐谷美玲】 そうですね。私服はだいたい黒いです(笑)。雑誌とかのイメージで、ふわふわな可愛らしい服を着てるんじゃないかって思われがちなんですけど、ピンクの服とか、Aラインのスカートとか、可愛らしいものは1枚も持ってなくて。高校生くらいのときから大人っぽくなりたくて、シンプルでベーシックなモノトーンの服ばかり着てるんです。

――美輝が愛用しているブルガリのジュエリーもすごく素敵で、とくに「ビー・ゼロワン パーフェクト ミステイク」のエピソードは印象的だったんですが、身につけることで不思議と力がわいてくるジュエリーってありますよね。

【桐谷美玲】 私も5年くらい前、初めて自分のために買ったリングには、すごく思い入れがあって。わりと普段使いできるものなんですけど、今でも身に着けると、ちょっと頑張ろうみたいな気持ちになったりするんですよね。

外見はもちろん、内面からキレイな女性に憧れます


――女優、モデル、キャスターとお忙しい毎日を送っていらっしゃる中で、美しさを保つために努力していることはありますか?

【桐谷美玲】 頑張っているっていうほどではないんですが、最近、部屋の中の乾燥がひどいので、加湿と、スキンケアの保湿は、いつも以上に念入りにやってます。ほぼ毎日、シートパックしたり、アイクリームをたくさん塗ったり、保湿力のあるクリームで顔をマッサージしたり。






――そんな桐谷さんが理想とするのは、どんな女性ですか?

【桐谷美玲】 美輝が選挙を通じて内面から輝きを増していったように、外見だけじゃなく、内面からキレイな人に憧れますね。立ち姿が美しかったり、ひとつひとつの所作が女性らしかったりする人も、すごく素敵だなと思います。

2018年もこれまで通り、できることをマイペースでやっていきたい


――キャスターのお仕事も6年目になりますが、お芝居だったり、モデルとして表現することに影響することってあるんでしょうか?

【桐谷美玲】 
それぞれの仕事が全然別のものだと思っているので、直接的な影響があるわけじゃないんですけど…。でも、キャスターとして、いろんなことを経験したり、いろんな方のお話をうかがうことで、自分にない人格だったり考え方を知ることができるので、今回みたいに自分と全然違うキャラクターを演じるとき、プラスになっていることもあるんじゃないかなとは思ってます。






――最後に、2018年の抱負を教えていただけますか。

【桐谷美玲】 2017年を振り返ると、ドラマや映画以外にも、海外に行くお仕事があったり、プライベートな時間もいつもより多かったりと、公私ともに充実した年だったなって、すごく感じてますね。もともとガツガツしているタイプではないので、2018年もこれまで通り、できることをマイペースでやっていけたらいいなと思っています。


取材・文/今井洋子 撮影/徳永徹



INFORMATION
『リベンジgirl』(2017年12月23日公開)
東大首席でミスキャンパスグランプリながら性格ブスで大失恋! そんなヒロインが「恋のリベンジ」のために総理大臣を目指して奮闘するラブコメディー。メガホンは『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』などの三木康一郎氏。次々と変わるキュートなファッションにも注目。

監督:三木康一郎
原作・脚本監修:吉田恵里香
脚本:おかざきさとこ
原作:清智英・吉田恵里香「リベンジgirl」(KADOKAWA刊)
キャスト:桐谷美玲、鈴木伸之、清原翔、馬場ふみか、竹内愛紗ほか




PROFILE


桐谷美玲(きりたに みれい) 女優・モデル。1989年12月16日生まれ、千葉県出身。2006年に映画『春の居場所』でデビュー。フジテレビ系ドラマ『好きな人がいること』、『人は見た目が100パーセント』、映画『君に届け』、『女子ーズ』、『ヒロイン失格』、日本テレビ系報道番組『NEWS ZERO』(キャスター)などに出演。

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桐谷美玲 撮影/徳永徹




桐谷美玲 撮影/徳永徹




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