フィロソフィーのダンスの新作は「春夏秋冬を気にしない作品に仕上がりました(笑)」

2021年12月03日 21時00分

エンタメ anan

【音楽通信】第97回目に登場するのは、“ファンクを歌うアイドル”として音楽ファンからも注目を集めているアイドルグループ、フィロソフィーのダンス!

想像していなかったアイドル道を突き進む4人


写真左から、佐藤まりあ、十束おとは、日向ハル、奥津マリリ。

【音楽通信】vol. 97


2015年に結成し、2020年9月にメジャーデビューした、奥津マリリさん、佐藤まりあさん、日向ハルさん、十束おとはさんからなるアイドルグループ、フィロソフィーのダンス。


ファンクやソウル、ディスコなどをベースにした楽曲とクオリティの高い歌とダンスが、アイドルファンだけではなく、音楽通からも熱視線を浴びている異色の存在です。


そんなフィロソフィーのダンスが、2021年12月1日にニューシングル「サンフラワー」をリリースされたということで、メンバーから奥津さん、十束さんのおふたりに、お話をうかがいました。


ーーananweb初登場となりますので、自己紹介からお願いします。


奥津 奥津マリリです。グループではグラビア担当ということで、お衣装でも一番布面積が少ない担当をやらせていただいています。好きな食べ物は、ラーメンやモツといった、お酒に合うものですね。


十束 十束おとはです。映画やアニメ、漫画が好きなので、グループではサブカル担当で、プロゲーミングチーム“魚群”にも所属中。とにかく白米が好きで、毎日白米を食べて、幸せを堪能しています(笑)。でもそのぶん、運動もしているんですよ。好きな飲み物は、カフェラテとコーヒーです。


ーー小さい頃に憧れていたアイドルと、アイドルになったきっかけを教えてください。


奥津 小さい頃は、松田聖子さんやサザンオールスターズさんが好きでした。いまアイドルになってからは、モーニング娘。さんが大好きです。もともとバンドやシンガーソングライターで活動をしていて、フィロソフィーのダンスには、スカウトを経て入りました。だから、アイドルになりたいという強い思いを持ってなったというよりは、どちらかというとロックな女になりたいという夢があって。バンドだとチャットモンチーさんや海外のバンドの曲が好きでしたね。


十束 子どもの頃は、三次元よりは二次元の『セーラームーン』や『おジャ魔女どれみ』、『プリキュア』のような強くて自分を持っている可愛い子に憧れていました。実在する人物としては、私がこのアイドルになりたいな、と憧れを持ったのは元モーニング娘。の後藤真希さんだったんです。


奥津 えっそうなの? ゴマキ!?


十束 そう(笑)。いまは、でんぱ組inc.さんや私立恵比寿中学さんが好きです。そもそもは芸能界に入る気持ちはなく、大学を卒業してから一度OLになって働いていたなか、好きなゲームを応援できる応援団募集というオーディションを知りまして(笑)。やっぱり好きなものに関わりたくてOLを辞めて、そちらの道に進んだことをきっかけに「以前から好きだったアイドルになろう!」と決めていまに至ります。


ーー2015年7月に結成され、2020年9月にメジャーデビューされました。アイドルとしては、コンテンポラリーなファンクやR&B、歌詞には哲学的なメッセージを込めるというコンセプトは珍しいですね。


十束 私と佐藤まりあはオーディションでグループに入ったんですが、奥津マリリと日向ハルはスカウトされて入ったので、最初お互いに感じていたことは違ったのではないかと思います。私はとにかく可愛いアイドルになりたかったので、ファンクを歌うアイドルというのは、予想していませんでした(笑)。


でも活動をやっていくうちに、自分たちにしか出せないものだったり、他の人が登っていない山があったり、独自性を突き進めていけるという部分と、何年経っても私たちにしかできない良い音楽をお届けできるところは良いなと。ただ、いつかは可愛いフリフリの衣装を着て、可愛い音楽をやってみたいという気持ちもあります(笑)。


奥津 私はバンドをやっていたこともあって、このグループをやるにあたってはかなりの覚悟が必要で、ロック魂を売っても良いのかという思いもありました。でも悩んだ末に入ると決めてからは「なんだってやってやる!」という思いで、フリフリの可愛らしいキュンキュンするアイドルグループを予測していたら、そういうことはやらないので、あれ? と(笑)。


想像していたアイドル像とは違ったので驚きもありましたが、グループの生みの親で音楽プロデューサーの加茂啓太郎さんから「良い曲を良い形で伝えていく」という壮大なコンセプトを聞いて納得できましたし、こだわりの曲をいただけてうれしいなと思いながら活動しています。


たくさんの場面でフィットする味付けの違う4曲


奥津マリリ。7月11日、神奈川県生まれ。O型。スイートでメロウなボーカルが特徴。

ーー2021年12月1日に4thシングル「サンフラワー」をリリースされました。同曲は福原遥さんやディーン・フジオカさんが声優を務める、12月3日公開のフラガールを目指す新人ダンサーたちの奮闘を描くオリジナルアニメ映画『フラ・フラダンス』の主題歌にもなっていますね。


十束 主題歌を歌わせていただくと決まったときに、まずは登場人物たちの心情や映画のあたたかい雰囲気をまとった曲を作りたいと思いました。実際に映画の試写会でエンディングを見たときに、曲も歌詞も素敵で、私たちの個性の違う歌声が映画の主人公や仲間たちともぴったりハマっていてメンバー全員号泣してしまったので、映画を観た方の感想もはやく聴きたいです。


奥津 多幸感があふれていて、私たちにも映画にもぴったりの曲になっているので、これからさらに大切な曲になっていくんだろうなと感じています。


ーー同曲のミュージックビデオでは、実際にフラガールのみなさんとステージに立つ様子もありました。


奥津 事前に別々でフラダンスの練習をしていましたが、当日に会場入りして、みんなで練習をしました。そこで最終調整をして、全体のフォーメーションの確認や、全員で大きなひまわりを咲かせる振り付けなどを細かく決めて、いざステージに立ったんです。フラガールさんたちが大切にしているステージに上がらせていただき、お客さんも私たちのファンの方を呼んだわけではなく、たまたまその日会場に来ていた方に観ていただくかたちとなったので、とても緊張しました。


ーージャジーで大人っぽい2曲目「ジョニーウォーカー」は、アメリカ出身の凄腕ミュージシャンで構成されたバンドのGROOVE ASYLUMがアレンジと演奏を担当しています。


奥津  GROOVE ASYLUMさんと一緒に演奏してみたら、グルーヴ感が段違いで、いままで体感したことがないような本場のグルーヴを感じました。わたしたちがいままでやってきた音楽はそういうところから来ているので「こういうことだったんだ」と実感できて、本当に良かったです。


歌のほうもグルーヴが大事な曲なので、声色や表情のほかにもリズムの乗り方を研究するのに苦労したのですが、ハマってくると気持ち良かったです。この曲のようなテイストの音楽をずっとやってきたからこそわかるグルーヴ感を出せたらいいな、と思いながらレコーディングしましたし、ライブでもはやく披露したいですね。


十束 1曲目の「サンフラワー」はすごく明るい曲で、キーもすごく高い曲だったのですが、一転2曲目の「ジョニーウォーカー」は大人の曲で、とてもキーが低いところから始まっているので、みんな苦戦してがんばった曲です。わたしたちは年齢を公表していませんが大人という部類に分類されるので、わたしたちにしか出せない色気を出そうと、努力しました。


十束おとは。8月9日、神奈川県生まれ。A型。独特のアニメ声が特徴。

ーーキュートな3曲目「二人のエクリチュール」は、奥津さんが作詞家のSHOWさんと共作詞されたクリスマスソングですが、どのようにこの曲が生まれましたか。


奥津 まずSHOWさんが詞の大枠を作ってくださって、それにわたしの色を加えるかたちで参加させていただきました。私が短編小説ぐらいの「ここで待ち合わせして」「彼がこんなことを言ってきた」といった具合に、細かく書いた原案をお送りしてまとめていただいて。わたしらしさを出したくて、ライブで映えるような工夫もしています。


曲の最後にあるセリフを入れていて、これも提案させていただいたこだわりポイントのひとつなので、みなさんにも聴いてキュンキュンしていただければ(微笑)。わたしプロデュースだからこその仕上がりになったと思います。


ーーこうして奥津さんが仕上げた楽曲を十束さんはどんなお気持ちで歌入れされましたか。


十束 そうですね、まず本当に最初の原案の短編小説のクセが強くて(笑)、コメディかな? というぐらいのポエムだったんです。受け取ったSHOWさんがきれいに整理整頓して4分に凝縮してくださった感じを受けたので、わたしたちは(奥津)マリリがやりたかったことを汲んで、歌にしなければという使命感で歌いました。


ーー4曲目「気分上々↑↑」は、2006年にヒットしたパーティチューンをフィロソフィーのダンス流にアレンジしていますが、どのようなイメージで歌われましたか。


奥津 この曲はもともとノリノリな曲じゃないですか。でも上げて歌うというよりは、声も抑え気味で、グルーヴに身を委ねるといいますか。チルなホームパーティで気持ちよく乗っているイメージをしながら、ニュアンスに気をつけて歌いましたね。


十束 そもそも「気分上々↑↑」を選んだきっかけが、もっとたくさんの方にわたしたちのことを知ってほしいという思いがあり、少し懐かしいカバー曲をみんなで数十曲出し合って決まった曲なんです。


オリジナルのmihimaru GTさんは元気いっぱいで、私たちもリアルタイムに聴いていたのでそのイメージがとても強かったのですが、カバーするなら新しい魅力をこの曲に吹き込みたいと思って、あえていったん原曲は忘れて(笑)、自分たちにしかできない歌い方にしました。かなりチルでゆっくりな曲調なので、そのなかにグルーヴを出す歌い方が難しかったです。


ーーでは、聴き手には今作がどんなふうに届いてほしいでしょうか。


奥津 1枚を通して聴くと、夏の曲が表題曲かと思えば、クリスマスの曲もあって、かと思えばすごくチルなカバー曲や、アメリカのグルーヴたっぷりの曲もあり、春夏秋冬を気にしない作品に仕上がりました(笑)。


だからこそ、味付けが違う4曲なので、「いまはこれ」「今度はこの曲」というふうに、そのシーンに合った聴き方ができるのではないかなと。みなさんの気分に合わせてトラックをかえていただいて、たくさんのシーンでフィットできたらいいなと思います。


老若男女に愛される存在と全国ツアーが目標

ーーお話は変わりますが、おうち時間が長引く現在、いまハマっていることはありますか。


奥津 いまだからというわけではないですが、ずっとお酒が好きなので、お酒に合うごはんを作るようにしています。最近は鍋や牡蠣、白子がおいしい季節なので、旬のものを食べていますね。


ーーお酒は何を一番飲むのですか?


奥津 ビールが一番多いですね。でも「ジョニーウォーカー」という曲を歌ったことで、最近は(同名のスコッチ・ウイスキーのブランドの)ジョニーウォーカーをよく飲んでいます。炭酸で割ってハイボールにすると、さっぱりとして飲みやすいんですよ。


十束 私は以前から、おうち時間はゲームをたくさんしています。新しい趣味だと、キャンドルにハマっていて。火をつけるタイプのキャンドルは怖いのですが、最近は火をつけなくても、コンセントをつないで電球の熱さでキャンドルが燃えて良い香りがするものがあるので、それをゲットしてからはかなりハマっていますね。


ーーおふたりがお好きなコスメもお聞かせください。


十束 コスメは好きで集めていまして、日本のコスメブランドだととくにSUQQU(スック)のアイシャドウが好きです。最近だと、韓国や中国のコスメも流行っていますよね。韓国コスメだと、最近日本に上陸したhince(ヒンス)も良くて、お値段も手頃なのでおすすめです。


奥津 わたしはリップが大好きで、いろいろな色味や質感のリップを集めています。最近はブラウン系が流行っているので、ブラウン系リップに手を出してムフムフしている最中です(笑)。秋冬だと、気分が変わってくるので、秋冬コスメの情報をドキドキしながら見ていますね。


ーー普段から美容面で気をつけていることはありますか。


十束 気をつけていることは、日々幸せに生きたいので、とにかくよく食べ、よく眠ることを前提に過ごしています。わたしはかなり太りやすくヤセにくい体質で、筋肉もつきにくいことがわかっているので、ジムに通って運動したり、常にプロテインを飲んだりして、頑張って維持していますね。


奥津 フィロソフィーのダンスは全員、食べることがすごく好きなので、絶対それをあきらめたくないから(笑)。なので好きなものを食べつつ、幸せに生きていく方法をみんなで探しています。わたしは筋トレが好きなのもあって、おうちで筋トレしていますね。


あとはサウナも好きなので、入って、水風呂でしめてと。代謝が良くなりますし、サウナを出たあとはお肌もツルツルになります。初心者の方だと水風呂はちょっと抵抗があるかもしれないのですが、サウナのあと水風呂でしめなくても、少し水シャワーを浴びるだけでも、お肌には良いですよ。とくに女性の方におすすめなのは「塩サウナ」。普通のサウナでも「塩サウナ」をやっている場所もあるので、サウナが苦手じゃなければ、美肌になるのでおすすめです。


ーーいろいろなお話をありがとうございました。では最後に、今後の抱負をお聞かせください。


奥津 今年は東名阪ツアーの名古屋公演が中止になってしまって、悔しい気持ちがあります。グループの目標として、全国ツアーに行けるようになりたいということと、状況にもよりますがこれからは有観客ライブがたくさんできるようになれればうれしいです。


十束 こうしてananwebさんに出させていただいたら、わたしたちを知ってくださる女性の方が増えるのではないかと思うんです。そうして見ていただいたときに、ちゃんと好きでいてもらえるような魅力をちゃんと身につけていきたいですし、もっと老若男女に愛されるグループになりたいです。


取材後記


アイドルシーンで異彩を放つ、フィロソフィーのダンス。ananwebの取材では、奥津マリリさん、十束おとはさんに登場していただき、新作や普段のご様子までうかがうことができました。メンバーのみなさんそれぞれが放つ個性を武器に、これからも音楽ファンを魅了してくれるに違いありません。そんなフィロソフィーのダンスのニューシングルをみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。

取材、文・かわむらあみり


フィロソフィーのダンス PROFILE

2015年、スカウトとオーディションにより結成。奥津マリリ、佐藤まりあ、日向ハル、十束おとはの4人からなるアイドルグループ。略称は“フィロのス”。


2020年9月、シングル「ドント・ストップ・ザ・ダンス」でメジャーデビューし、オリコンウィークリーチャート2位を獲得。3rdシングル「ダブル・スタンダード」はTVアニメ「魔法科高校の優等生」のエンディングテーマに起用。


2021年12月1日、4枚目のシングル「サンフラワー」をリリース。表題曲「サンフラワー」はオリジナルアニメ映画「フラ・フラダンス」主題歌に起用されている。


Information

New Release

「サンフラワー」


(収録曲)

01. サンフラワー

02.ジョニーウォーカー

03.二人のエクリチュール

04.気分上々↑↑


2020年12月1日発売

*収録曲は全形態共通。


(通常盤)

SRCL-11972(CD)

¥1250(税込)


(期間生産限定盤)

SRCL-11973〜11974

anan

2021年12月03日 21時00分

エンタメ anan

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