菅田将暉「個性がどんどん削がれていくようだった」 コロナ禍で抱えた悩み

2021年05月26日 21時10分

エンタメ anan

映画『キャラクター』で初の共演を果たした、菅田将暉さんとSEKAI NO OWARIのFukaseさん。お二人がそれぞれ映画について語りました。

山城の“個性のなさ”は、自分に重なるところも。

菅田将暉



今回僕が演じたのは、偶然殺人犯を目撃したことがきっかけで、売れっ子漫画家になった山城圭吾。彼は、技量はあるのに個性がないゆえに、チャンスを掴めず、漫画家の道を諦めようとしていた男。演じて思ったのが、漫画家は“自分の個性とは何か”という問いに、常に対峙させられている、ということ。本当に過酷な仕事だと思いました。


俳優も表現が仕事で、個性に関しては漫画家同様いろいろ言われることも多々。改めて俳優・菅田将暉の出演作を一作一作見ていくと、演じているキャラはかなりバラバラ。強いて言えば、廃れた場所で暮らす男とか、変人といった役が多い。一方でじゃあ、“個人・菅田将暉としての個性とは?”と考えると、これが結構難しくて。というのは、俳優という仕事柄、“他人の人生”ばかりを演じているので、ふと自分を見つめたとき、“あれ、何が好きだったっけ? どうしたいんだっけ?”みたいなことが、よくあるんです。加えて、昨年の自粛期間、僕は一切芝居をせずに家にいて、それこそ自分の個性がどんどん削がれていくような感覚を味わっていたので、個性のなさに打ちのめされていた山城は、僕自身と重なるところも少なくなかったですね。


物語が進むにつれ、山城にも“表現者の自我”のようなものが生まれ、それが暴走し始めます。ネタバレになるので内容は控えますが、クライマックスの彼の行動は、表現者の業、あるいはエゴイズムから出たものだと僕は解釈していて。エゴイズムを思い切り出した彼の快楽を出したく、ちょっと“悦(えつ)ってる”表情で演じました。あそこまでイキ切ったシーンをカットしない永井聡監督、すごいなと思います(笑)。


呼吸や目の動き、表情の引き出しが増えた。

Fukase



このお話をいただいたとき、お芝居の経験がなかったので迷惑をかけると思って一度お断りしたんです。でもバンドメンバーのSaoriから「この経験は表現者として音楽に還元できるはずだから、やったほうがいい」と背中を押され、出演を決めました。両角という殺人鬼を演じることに抵抗はなかったんですが、メンバーや親から「ピッタリだね!」なんて言われたり、友達に映画に出ることになったって言っただけで「殺人鬼の役?」って当てられて、僕のイメージって…って感じ(笑)。


両角の役作りのため、役者の知り合いに相談したら「最終的に役を少しでも好きになれたらいいね」と言われて。確かに両角は殺人鬼ですが、殺人そのものよりも、山城が描く、漫画の殺人事件をリアルに再現することに興奮を覚え、もはやアートを共同制作している感覚でいる。常に山城のことで頭がいっぱいで、それって一種の純愛だと感じたんです。だから殺人鬼を好きになるなんてめちゃくちゃヘンテコだけど、それを演技の着地点にするのもいいのかなって思えました。ピンクの髪にグリーンのジャージー姿というスタイルも今までの殺人鬼にはなかったんじゃないかな。あれは僕がいつも油絵を描くときに着ているジャージーを細かく再現したものですが、飛び散った油絵の具のせいなのか、血糊でたくさん返り血をつけているのに全然目立たないんです。現場で偶発的に生まれた仕掛けですが、そのおかげで両角は捕まらずに、芸術のように殺人を楽しんでいくのがひとつの見どころだと思います。そして両角を演じたことで、Saoriの助言通り呼吸や目の動きなどの表情の引き出しが増えたと思う。早くライブで生かせる日がくるといいな。


すだ・まさき 1993年2月21日生まれ、大阪府出身。ドラマ『コントが始まる』に出演中。8月公開予定の主演映画『キネマの神様』の主題歌「うたかた歌」を、RADWIMPS feat.菅田将暉として担当することも話題に。


ミリタリーブルゾン¥132,000(コモリ/ワグ インク TEL:03・5791・1501) ヴィンテージカーディガン¥9,800(ペニーズ/アームス クロージング ストア祐天寺TEL:03・3793・5334) ヴィンテージパンツ¥16,500(ストリップス ストア TEL:03・6427・4529) ヴィンテージブーツ¥14,080(ポロ スポーツ/ゴッファX TEL:03・5411・8717) その他はスタイリスト私物


フカセ 1985年10月13日生まれ、東京都出身。SEKAI NO OWARIのボーカルを担当、作詞・作曲も手がける。デジタルシングル「バードマン」が配信中。7月7日にアルバム『scent of memory』が発売。


『キャラクター』 画力はあるが、悪人が描けずにくすぶる漫画家アシスタント・山城(菅田)は、殺人現場に遭遇し、殺人鬼・両角(Fukase)を目撃する。両角をキャラクターにした漫画で、山城は人気漫画家となるが、作品と酷似した殺人事件が次々と起こり…。6月11日公開。


※『anan』2021年6月2日号より。写真・玉村敬太 スタイリスト・猪塚慶太(菅田さん) 百瀬 豪(Fukaseさん) ヘア&メイク・AZUMA(M-rep by MONDO-artist/菅田さん) 江口洋樹(Fukaseさん) 取材、文・若山あや 撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー


(by anan編集部)

anan

2021年05月26日 21時10分

エンタメ anan

BIGLOBE Beauty公式SNSはこちら!

最新記事はここでチェック!

タグ一覧

ヘアアレンジ スタイリング 時短アレンジ術 簡単アレンジ術 前髪 人気ヘアカラー まとめ髪 ショートヘア ボブ ミディアムヘア ロングヘア ストレートヘア パーマヘア ポニーテール お団子ヘア ヘアアイロン活用 ヘアケア シャンプー 髪のお悩み 流行ヘア モテヘア カジュアルヘア オフィスヘア ヘアアクセサリー バレッタ ターバン ヘアピン・ヘアゴム 小顔ヘア セルフネイル ジェルネイル 上品ネイル ピンクネイル カジュアルコーデ シンプルコーデ ナチュラルコーデ プチプラコーデ フェミニンコーデ コンサバコーデ ガーリーコーデ モテコーデ ベーシック ゆったりコーデ ママコーデ ストリートコーデ モードコーデ ギャル 結婚式コーデ ミリタリー モノトーンコーデ カラーコーデ スポーツMIXコーデ パーティスタイル ヘビロテ 着回し抜群 トップス アウター カーディガン シャツ ワンピース ビスチェ パーカー フーディー コート トレンチコート カラージャケット スカート フレアスカート タイトスカート ミニスカート デニムスカート ガウチョパンツ ワイドパンツ ワイドデニム スキニーパンツ バギーパンツ 靴下 タイツ スニーカー サンダル ミュール ニューバランス ブーツ ショートブーツ パンプス 帽子 ニット帽 ベレー帽 スカーフ グッズ メガネ ベルト 腕時計 ピアス トレンドアイテム バッグ ファーバッグ クラッチバッグ リュック ショルダーバッグ チェック柄 グレンチェック 刺繍 ファー ロゴもの コーデュロイ デニム 色気のある格好 花柄 ボーダー柄 レイヤード パンツスタイル ドレススタイル ニット スウェット anan表紙 雑誌付録 ユニクロ GU しまむら ZARA メイク術 スキンケア クレンジング 化粧水 美容液 オールインワン 美白ケア 毛穴ケア 眉毛ケア コンシーラー ファンデーション マスカラ アイシャドウ リップ 乾燥対策 ムダ毛ケア バストケア ヒップアップ マッサージ エクササイズ ダイエット ヨガ 動画レシピ サラダ カフェ巡り スタバ ひとり旅 女子旅 パワースポット巡り 人気スポット 絶景スポット 絶品 お弁当 スイーツ パン 占い 心理テスト 結婚 浮気・不倫 モテテクニック スピリチュアル 恋愛お悩み 男性心理 デート 恋愛テクニック ドン引き行動 エッチ LINE体験談 ホンネ告白 胸キュン 片思い カップル話 婚活 倦怠期 ファッション恋愛術 プチプラ おしゃれマナー マネー お仕事 家事・育児 趣味 アプリ 癒し 大人女子 金運 ミュージック アニメ・漫画 アウトドア 清潔感 インスタ映え イメチェン パンチョとガバチョ ナイトブラ 脱毛 置き換えダイエット ケノン 痩身エステ

本サイトのニュースの見出しおよび記事内容、およびリンク先の記事内容は、 各記事提供社からの情報に基づくものでビッグローブの見解を表すものではありません。
ビッグローブは、本サイトの記事を含む内容についてその正確性を含め一切保証するものではありません。 本サイトのデータおよび記載内容のご利用は、全てお客様の責任において行ってください。
ビッグローブは、本サイトの記事を含む内容によってお客様やその他の第三者に生じた損害その他不利益については一切責任を負いません。