BTS「僕たちが下した最善の決断」。悩みの末に出した答えとは?

2021年05月22日 03時10分

エンタメ anan

昨年の「Dynamite」の大ヒットにより、もはや説明不要の世界的ボーイズグループとなったBTS。そんな彼らが全編英語曲としての第2弾デジタルシングル「Butter」を発表した。新曲リリースのアナウンスとともに爆発的な反響を見せていた「Butter」は、一体どんな曲なのか? リリース直後に開催された記者懇談会のコメントをノーカットでお届け!

BTSが新曲「Butter」を発表。コメントをノーカットでお届け。


左から、V、SUGA、JIN、JUNG KOOK、RM、JIMIN、J-HOPE。

新曲「Butter」のタイトルのように鮮やかな黄色のイメージに映えるシンプルなブラックスーツに身を包んで登場した7人が、それぞれ挨拶からスタート。


V こんにちは、記者の皆さま。BTSのVです。お忙しい中、僕たちのために時間を割いていただきありがとうございます。本日公開されました「Butter」、皆さんのご声援お願いします。


SUGA こんにちは。SUGAです。『BE』の記者懇談会に僕は参加できず申し訳なかったのですが、今日はこのようにご挨拶できて光栄です。


JIN こんにちは。JINです。僕たちがデジタルシングル「Butter」で戻ってきました。多くのご声援と関心をお願いします!


JUNG KOOK こんにちは、JUNG KOOKです。こうやってARMYと記者の皆さまのためにカムバックしました! 多くのご声援お願いします。


RM こんにちは。RMです。昨年の『BE』懇談会から6か月振りに直接お会いできて、本当に嬉しいです。


JIMIN こんにちは、JIMINです。状況が状況なだけに、ここまでいらっしゃるのも大変だったと思いますが、お越しいただきありがとうございます。


J-HOPE 「Butter」だけに、バター色の髪になりましたJ-HOPEです! 本日は貴重な時間を割いていただき、ありがとうございます。デジタルシングル「Butter」、記者の皆さまの素敵な記事を期待しています!


新曲は“バターのように滑らかに溶け込んで君を虜にする”BTSからの告白ソング!


司会者に「J-HOPEさんのバターヘアお似合いですね」と突っ込まれ、ニコニコと愛嬌たっぷりのJ-HOPEの姿に、久しぶりの会見に少し緊張感のある空気が一気に溶ける。


アルバム『BE』以降の近況を聞かれたメンバーの答えは?


JIMIN アルバムの制作を続けながら、最近はテレビを通じてもファンの皆さんにお会いしようと努めてきました。そんなことをしながら、忙しく過ごしていた気がします。


JIMIN

SUGA 僕は『BE』の懇談会に参加できなかったので、こうやってお会いするのも緊張するのですが…皆さんお元気でしたか? (肩の手術をしたので)リハビリを一生懸命していました。今も運動を中心に治療を行なっています。多くの方々が心配してくださったおかげで、早く回復に向かっているところです。


SUGA

V 見えないところでも、一生懸命スケジュールをこなしていました。アルバムの制作作業も行なっています。


V

懇談会の1時間前に公開になったMVとは全くイメージが違う、可愛いパーマヘアになって登場したV。「ヘアスタイルも気を遣っているようで」と言われて、ちょっと恥ずかしそうに「僕がコンセプトをもう少し理解してからやらなければならなかったんですが…(笑)。人生で一回だけやってみたいと思ったヘアスタイルです」とV。そんなVの髪の毛を横から手でいじっているSUGAの姿も微笑ましい。


JIN 僕はメンバーと一緒にスケジュールをこなしたり、ステージの練習や運動をしたりしながら過ごしました。


JIN

RM 僕も同じく「Butter」の準備、またFESTAの予定もあるので、その準備をしながら忙しく過ごしていました。友達に会ったり、運動をしたり、自転車に乗ったりしながら過ごしています。


RM

SNSでも、たまに自転車を横に置いた風景写真をファンにも共有しているRM。「自転車はどこで乗っているんですか?」の質問には「漢江などで乗っています」と、答えた。


JUNG KOOK 僕も同じく、チームで音楽制作を引き続きやりながら、個人的な作業も行なっています。いつ公演をすることになるかはわかりませんが、いつでもできるように体力をつけて、運動をしたりしながら過ごしています。


JUNG KOOK

J-HOPE 僕はバターの入ったキムチチャーハンを食べました(笑)。(英語の発音で)Kimchi Fried Rice!


J-HOPE

いつもストイックなJUNG KOOKと、いつも元気なJ-HOPEらしいコメントが続き、近況がわかったところで、いよいよ話題の新曲「Butter」について。


JUNG KOOK 「Butter」は、まずとても楽しい曲です。爽やかな感じのダンスポップで、メロディーも一度聞いたら忘れられない曲。パフォーマンスもご覧いただければわかると思いますが、何回も見たくなる曲になっています。早くステージをお見せしたいですね。


導入部分はJUNG KOOKさんですよね? と、そのパートを口ずさむ司会者に「そうです! 完璧です!」と、笑いをこらえながら答えるJUNG KOOK。


JIMIN タイトルの「Butter」からわかるように、聴きやすい曲を準備しようと思って作りました。大げさなメッセージがあるわけではなくて、少し恥ずかしいですが…「バターのように滑らかに溶け込んで、君を虜にする」そんな可愛い告白ソングとして受け止めていただけたらと。バターみたいに可愛かったり、ちょっとお茶目だったり、カリスマもあったり。そういうさまざまな魅力を盛り込みました。一生懸命準備したので、ぜひお聴きください!


「Billboard1位…とります! とってみせます!」さらに高まる期待。

MVの中でも可愛いからカッコいいまで盛り込んだ、いろいろな7人の魅力を楽しめる今回の新曲。司会者から「7人のバター王子とともにお送りしております!」と突如言われ、思わず笑ってしまうメンバー。「Dynamite」と異なるのは、今回RMが楽曲に参加したことだそう。またBTSといえば、パフォーマンスも気になるところ。


RM 僕は今回、歌詞とラップメイキングに参加しました。僕やSUGAさん、J-HOPEさんのキャラクターも異なるので、それを活かすことに集中しました。


J-HOPE 「Butter」という曲自体がエネルギッシュで可愛い曲なので、パフォーマンスでもそれを盛り込んでみました。(歌詞に出てくる)“可愛い悪党”のように投げキッスをしたり、髪をかき上げる動作がポイント。そして、これまでご覧になっていたようなBTSのエネルギッシュな姿も見ることができます。ユニットの振り付けも魅力があるので、そこもご注目ください。新鮮な部分が感じられるかと思います。


V メンバーがエレベーターのセットの中で、各自自分の感じるままにダンスを踊るシーンがあります。僕たちがMV撮影現場で即興で作ったダンスに注目してください。フリースタイルで踊ったところが(MVで)使われました。それぞれの個性と魅力を見てもらえたらと思います。


JIN ARMYに対する愛もMVに込めました。体でARMYを表現したんです。JUNG KOOKさんと僕がARMYの「A」を作る部分があるんですが、振り付けを見たときに「A」っぽくないなと思って、2人で悩んで、もっといい「A」を作ってみました!


ソロダンスに満足気なVに続いて、JINの話すMVのこだわりのポイントに笑顔で頷くJUNG KOOK。期待が高まる「Butter」初ステージについては?


SUGA 初ステージはBillboard Music Awards(以下、BBMAs)です。どんな曲であれ、初ステージはいつもワクワクして緊張もするんですが、BBMAsというのは僕たちにとってはとても意味のあるステージなので、そこで披露できて光栄ですね。


BBMAsといえば、2017年から連続でノミネートされているBTS。一昨年、去年は2部門、今年はなんと4部門にノミネートされ、その受賞の動向が注目されている。「Dynamite」、「Life Goes On」とBillboardチャート1位の快挙が続き、もちろん「Butter」も期待せずにはいられない。


JUNG KOOK 4部門にノミネートされたというのはとてもすごいことですし、光栄です。トップ・ソング・セールス・アーティスト賞と、トップ・セリング・ソング賞には、初めてノミネートされたので、さらに嬉しいですね。「Dynamite」を発表して1年くらい経ちましたが、今も多くの方々が愛してくださって、とても幸せです。


SUGA いつもこういうのを僕が口にするのはプレッシャーなんですが、期待してくださるだけでも感謝しています。「Butter」は楽しいサマーソングなので、だんだん暑くなってくるこの時期、多くの方々に楽しんでいただけたらと思います。Billboard Hot100の1位、そうですね…とるんじゃないですかね? いや、とるべきですね、とらないといけない(笑)! 頑張ります! やってみせます!


「口にしたことが全て叶う」と言われているSUGAが、頼もしくガッツポーズを決める。さらに気になる今年の計画については?


RM 全てを申し上げることはできないので、まずは「Butter」の活動に集中する予定です。またFESTAといって僕たちのデビュー日、6月13日に合わせて楽しいイベントもあるので、ファンの皆さんと楽しく会えると思います。2021年を代表するサマーソングとして「Butter」が愛されればいいですね。そのための活動を一生懸命やっていこうと思います。今このような状況ですが、もう少し近くでファンの皆さんともお会いできるようにいろいろなことを準備していますので、ご期待ください。


ここからは、世界中の記者からの質疑応答へ。


コロナ禍でファンに直接会えない状況で、各自が自分たちにできることを考えた1年。


――この1年間の経験で、音楽創作に対する考え方や音楽を通して伝えたいメッセージ、追求する曲のスタイルなどに変化はあったか?


SUGA 韓国で「ON」の活動をしてから、1年3〜4か月経ったと思うんですが、僕たちにとっても大変な瞬間でした。僕の場合は、僕たちの今までの音楽を聴きながら、慰められたり励まされたりしました。ファンの方々、多くの方々が、僕たちの音楽を聴いて「こんなふうに慰められているんだな、応援してくれたんだな」と感じて、音楽や作業する時の観点が少し変わりましたね。かつて僕もいろいろな音楽を聴きながら、音楽を始めることになったんですが「これからは僕がそういう影響を与えることができるんだな」と思うのと同時に、責任感を持って、いい音楽を作らなければならないなと。この1年間、辛い記憶よりは、より発展できるきっかけになったと個人的には思っています。

――「Butter」で最も気に入っている部分は?


V まず聞いた瞬間から、気分が盛り上がって楽しめる曲だという点。その中で一つ選ぶとしたら…他のメンバーのパートより僕のパートが目立つんじゃないかなと。(「Smooth Like Butter」の部分? と聞かれ)あ、そこかな? ああ、そこです!


と、親指を立てて頷くVに続いて「僕も自分のパートです!」と言うJIN。「他のメンバーには聞かないでおこうと思います(笑)」と、司会者に突っ込まれながら、次の質問へ。


――デビュー当時はリハーサルなどで名前のついたゼッケンをつけていたが、RMさんは以前「いつかカメラマンが自分たちの名前を覚える日が来たら本当にかっこいいと思う」と言っていた。グループとしてだけでなく、個々のアーティストとしても世界的に認知されるようになった今、どのように感じているか?


RM 僕たち個人の名前も覚えてくださる方が多くなって、カメラ監督さんだけでなくスタッフの方々も覚えて下さって光栄に思っています。ただ、僕たちはいまだにダンス映像を撮るときはゼッケンをつけています(笑)。これからも守っていきたいと思います。


と、謙遜しながら答えたRM。


――「Dynamite」はパンデミックの中で全世界に肯定的なエネルギーを与え、「Life Goes On」は勇気と希望を与えてくれた。「Butter」ではどんな影響を与えたいと考えているか?


JUNG KOOK とてもシンプルです。だんだん暑くなってきていますが、多くの方々が今年の夏はBTSの「Butter」と一緒に楽しく過ごしてくだされば、という気持ち。それだけで十分です!

――2020年は大変な年だったと思うが、BTSが最も多くの成果を成し遂げた年にもなった。この12か月、ジェットコースターに乗っているような状況の中で得た教訓は?


J-HOPE 教訓というと大げさになりますが、コロナの状況で、僕たちも計画が台無しになって、不安で混乱もしました。そして、計画になかったデジタルシングルを発表することになり、喜ばしいことも経験しました。質問にある通り、ジェットコースターのような1年だったと思います。その中で最も大きな役割をしたのはやはり音楽ですね。辛い時、不安な時に突破口となるのが音楽であり、喜ばしい結果を成し遂げてくれたのも音楽でした。昨年1年間を経験しながら、音楽というものがとても大きな力を持っているということを実感することができました。これからもそんな音楽を作って、素敵なエネルギーを与えたいと思いましたね。あと最も重要なのが、慣れていたものに対する恋しさですかね。(今まで当たり前だと思っていたことが)大切だということを実感できました。それが一番大きな部分だったなと。

――ここ数年間、BTSは『RUN BTS』以外のバラエティ番組に積極的には出演していなかったが、最近は頻繁に出演している。何がこのような変化をもたらしたのか?


JIMIN スタンスを変えたというよりは、J-HOPEさんが言ったように、多くの方々もそうだと思いますが、計画していたものがなくなってしまい、ファンの皆さまに会うべき時期に会えず、いろいろなことに制約があったんです。そんな中で僕たちにできることが何なのかについて悩んでいたところ、番組にも出演したり、ファンの皆さんのためのコンテンツを制作したりするようになりました。それがファンの皆さんへのプレゼントになればと思いました。


RMも楽曲制作に参加した「Butter」で、もう一度グラミー賞に挑戦したい!


――「Butter」リリースの知らせとともに、ファンがバターの絵文字を使ったり、黄色いへアスタイルに変えたりするなどさまざまな影響を与えている。BTSの動向が世界的なトレンドになることについてどう感じているか?


JIN いつも僕たちを待ってくださり、共にいてくださって本当にありがたい気持ちでいっぱいです。多くの方々が僕たちを見て、いろいろな行動を一緒にしてくださっているような気がします。僕も応援してくださる方々と、これからも一緒に進んでいきたいと思って一生懸命仕事をしながらやっています。これからもファンの皆さんために、いいことをたくさんしていきたいと思っています。

――去年は「Dynamite」で新しい記録を達成。グラミーも受賞には至らなかったがノミネートされた。今回も英語、そしてデジタルシングルという点で「Dynamite」と共通しているが、グラミー賞を狙いたいという目的はあるか?


SUGA ないとは言えませんね。当然、グラミー賞を受賞したいという気持ちは今もありますし、「Butter」でもう一回挑戦をしたいという思いもあります。そしていい結果が得られたら嬉しいですね。


RM SUGAさんがとてもいい回答をしてくれましたが、たくさんの方々が多分気になっていらっしゃるように、グラミー賞のことも、もちろん念頭に置いています。最善を尽くして挑戦したいと思っています。


――今回RMさんが楽曲に参加しているが、母国語ではないので大変だったのでは? 参加することになった背景、作業しながら難しかった部分などがあれば。


RM 「Butter」は、多くのブラインド(編集部注:コンペ)を経て選ばれた曲なんです。なので、ガイドの時点で完成した曲でした。僕たちも制作に意欲的なので参加をしたかったのですが、既に完成形に近かったんです。ですが、ラップパートの部分で少し僕たちと合わない部分があるような気がして、そこは自分たちのスタイルで直してみようと参加することになりました。英語曲ということで、チーム内で少し英語ができる僕だけが参加したわけではなく、SUGAさんやJ-HOPEさんも一緒にやりました。


SUGA 僕は脱落しました(笑)。


RM 血も涙も無い決定が出されるので(苦笑)、結果、僕が選ばれてラップパートを中心に修正した背景があります。母国語ではないので少し違和感もありましたが、僕が音楽を始めたきっかけがアメリカのヒップホップやポップスを聴くことだったので、楽しかったですし、パートも多くなかったのでスムーズにまとまったような気がします。こんな形で参加できて光栄ですし、楽しい経験でした。


SUGA いつも競合はあります。英語の勉強も頑張ったんですが、選ばれませんでした! 血も涙もないですね(笑)。


BTSは「現在進行中」のチーム。悩みながら、未来を見つめる7人。


――Rolling Stoneのインタビューで、RMさんはK-POPの中か外かはあまり気にしていないと言っていた。BTSの考えとして、K-POPらしさ、BTSらしさを作るというのはどんな部分があると思うか。また「Butter」でRMさんが制作した部分はどこのパートか?


RM 僕が思うに、音楽だけでなくいろいろな芸術が、創作のプロセスの中にある時にはあまりわからないんですが、過ぎてみれば「あ、これがそういうものだったのか」とうふうに評価されたりするんですね。なので、僕たちはご存知の通り8年目の現在進行中のチームで、グラミーのようにいろいろな課題が今も遂行されている“On going”のチームなんです。


K-POPやアメリカ市場に関する質問を受けた時に、いろいろな考察や討論を僕たちもやっているんですが、K-POPも今はもはやジャンルというより、一つの産業というカテゴリーになるのではないかと思っています。少し拡張されたものになったのではないかと。なので、僕たちがK-POPにカテゴライズされるかされないかについては僕たちもわかりません。


BTSとして最善を尽くしたときに、後日、記者の方や評論家の方々が評価してくださるのではないかと考えています。僕が書いたパートは、最後にJ-HOPEと呼吸を合わせる部分、そしてSUGAさんと僕がやり取りする部分の半分くらいですかね。ラップパートの半分ほどは元の曲から僕が修正したと考えていただければ。

――ひとつの結果物が出るまでいろんな悩みがあると思うが、今回の作品が完成するまでの悩みは? また、最近BTSの中で話題のものは?


JIMIN こんな状況になって、ファンの皆さんに直接会えないというのもあり、僕の場合は少し孤立していたように感じます。僕たちは狙うものも確実にあり、お見せしたいものもあるんですが、それを一曲に全てを盛り込もうとしたところ、ビジュアル的な部分や、パフォーマンスでどのように見せられるのか、そしてどうしたら楽しく聴いていただけるのかについて悩んだような気がします。


V (JIMINとアイコンタクトを取りながら)それでは、僕が回答してみたいと思います! 8周年に入ったことは、とても気分がいいですし、意味深いものなんですが、少し名残惜しいこともあるように思います。FESTAというARMYの皆さんのためのイベントがあるんですが、オフラインでお見せできないという点、そして今までお見せできなかったステージがたくさんあるので。最近はコロナの状況によって、去年も、そして今年もARMYの皆さんに会えないまま僕たちだけでイベントを行うのがとても悲しいです。(力強く)それでも一生懸命やりたいと思います! あと、メンバーの中で一番話題になってるのは…なんでしょう?

JIN 最近の話題は、Vさんが可愛いパーマをかけたので、何時間かけたらあんな髪型が完成するのかということです(笑)。


SUGA (Vの頭をなでながら)プードルみたいじゃないですか? 見るたびにそう思います。


V 最近僕は、メンバーの中で可愛いを担当しています!


JIMIN 僕は、8周年と少し関連があることで…僕たちがここ数か月間、チームについての悩み、僕たちがどうするべきか、ファンの皆さんとの関係や、どんな新しい姿でファンの皆さんの心を満たすことができるのかということについて悩んでいました。もっといい姿をお見せしたいと思って、そこについていろいろ考えたような気がします。

RM JIMINさんが言ったように、僕たちの一番の関心はこれからの未来です。こういったニューノーマルの中で、僕たちの機能はなんなのか、なぜ存在するのか、なんのために音楽を作り、リリースをしていくのか。もちろんグラミーなどの成果も重要だとは思いますが、僕たちがBTSとして、どういった価値を実現していくべきなのか、どういうことを追いかけていけば意味のある産業的なジャンルの中で生き残ることができるのかと考えていました。


ファンが喜ぶ音楽を作ることを一番に。そこに込められたBTSの想いとは。


――デビュー初期はヒップホップグループとして始めて、今ヒップホップは世界的に主流となっているが、そういう伝統的なヒップホップに挑戦する考えはあるか。また、なぜBTSが人気があるかという自己分析を教えてほしい。


SUGA 去年の僕たちの『Map Of The Soul:7』には、ヒップホップトラックが何曲か入っていたと思いますが、その後の『BE』にも入っています。ジャンルを区別しながら音楽をしているわけではないので、何かを作るときに大衆音楽の歌手として、何がいいのかと考え、僕たちがやりたいものを組み合わせるというやり方でやっています。


ラップだけのトラックは僕のミックステープで出したこともありますし、個人的な作業をしているメンバーも十分それは満たすことができていると思います。僕たちが全世界で影響力や人気がある理由については、そこまで細かく自分たちで考えたことはないんですが、やっぱり僕たちは歌手なので、本業においては自分たちでも誇りを持てるほど一生懸命活動してきましたし、よくやってると思います。


いろいろな要因はあると思いますが、歌手はステージがうまくできないといけないと思っているので、まず第一にステージ、第二にステージを考えているのが僕たちの強みなのかなと。


JIN 僕たちをなぜこんなに愛してくださるのかとインタビューや動画を見たこともあるんですが、「同年代の話をしてくれてありがとう」という言葉を見つけました。今悩んでいてどうしていいかわからないのに、僕たちを見て「彼らはこう考えているのか、こうやって解決しているのかと共感できる」という方が多いということに気づきました。


――アメリカのドラマ『フレンズ』にも出演することが話題になっている。またTwitterで言及され話題になったQueenのサンプリングの件について教えてほしい。


RM 『フレンズ』はネタバレをすると放送局が困ると思うので(苦笑)。撮影は終わっています。どんな形で出演するかは直接ご確認をお願いします。具体的にお話できないのは、ご了承ください。Queen先生、先生方と言えるでしょう、僕たちがウェンブリーでやった時も、韓国で映画「ボヘミアン・ラプソディー」が流行っていた時だったんですが…今回、僕たちのティーザーをリツイートしていただいたようだと聞きました。でも単刀直入に言いますと、今回のティーザーはサンプリング、オマージュではないということをお伝えしたいと思います。


――Queenのオマージュやサンプリングではないとのことだが、QueenのSNSでコラボを示唆するような表現があり(現在は削除)、ファンの間でも話題になった。今後動きがあるのか?


JIN 今のところその計画はありませんが、機会があれば僕たちはいつでもお待ちしております。いつでもご連絡お願いします、Queen先生(笑)。


――最近オープンしたHYBE INSIGHTの展示会での言葉が印象的だった。RMさんは「人々の心に長く残るアーティストになりたい」、SUGAさんは「聞いてくださる方のための音楽をしたい」と。先ほどRMさんが言っていた「BTSとしてどういった価値を実現していくか」という悩みの延長線上だと思うが、その悩みのきっかけになったもの、また答えは得たのか?


RM 先ほどJINさんがBTSのどういう部分が人気があるのかについての答えで、“同じ時代を生きる人間としての代弁者”と言ってくれましたが、BTSがアルバムを作って、音楽を企画して制作するという方式が、以前記者懇談会やインタビューでも申し上げたことはありますが、まず僕たちと会社で話をするんです。僕たちが今どういう情緒でいるのか、どういう話をしたいのか、どういう気分なのかについて話をします。最近考えているイシューや話題は何かインタビューするんです。


そこでいつもバランスを見つけていくんですが、BTSがやりたいもの、表現したいものはなんなのか、一方で人々が僕たちから聞きたいものはなんなのかという悩みがいつもあります。先ほど言われたように、ヒップホップグループとして始めて、学校シリーズから始まり、花様年華、LOVE YOUR SELF、Map Of The Soul、Dynamite、BE、Butterまできましたが、毎回そのアルバムの企画と曲、特にタイトル曲は、僕たちがその瞬間に下した最善の決断だったと思います。


僕たちがニューノーマルを迎えて、同じ時代にどういう価値を追いかけるべきか、どういう価値について話すべきなのかについては責任が重いんですが、「Butter」でも、僕たちがまたひとつの僕たちなりの答えを出したと言えます。次に出てくる答えが、今考えている悩みからまた出される僕たちなりの結論になる。年に数回リリースしているアルバム、曲が、僕たちなりのベストを尽くした答えだと考えていただければと思います。


SUGA 聴いてくださる人がいない音楽を演っている時の心の傷や悩みに比べたら、今とても多くの愛をもらっているので、そう言った意味で僕たちの音楽を聴いてくださる方々のために音楽を作る、そしてファンの皆さんが好きな音楽を作るというのが当たり前のことだと昔から思ってきました。


僕は身に余る愛をもらっていると思いますし、誰のために音楽をするべきなのかとよく考えるんですが、その答えはいつもファンの皆さんでした。聞いてくださる人がいない音楽は僕にとって少し悲しい記憶があるので。そうするべきだと思っています。

BTSプロフィール

2013年に韓国、2014年に日本デビューした7人組のボーイズグループ。2017年にBillboard Music Awardsのトップ・ソーシャル・アーティスト賞を受賞し、国内外の音楽ファンからの注目を浴びる。以降、現在まで5年連続でノミネートされており、その他世界的な音楽賞でも数々の受賞歴を誇る。リリースされる曲は、常に世界のチャートを賑わせ、昨年リリースした「Dynamite」がBillboard Hot100で1位を獲得、爆発的なヒットとなりグラミー賞にもノミネートされ話題となった。


©BIGHIT MUSIC


Information


「Butter」

https://youtu.be/WMweEpGlu_U


取材、文・本田珠里

anan

2021年05月22日 03時10分

エンタメ anan

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