BTSグラミー賞ノミネートおめでとう! ニューアルバム『BE』リリースを記念し、全世界に向けて記者会見を動画配信!

2020年11月25日 16時10分

エンタメ anan

グラミー賞ノミネートでも話題沸騰のBTSが、最新アルバム『BE(Deluxe Edition)』リリースを記念して世界各国のマスコミに向けてオンラインで記者会見を配信しました。前作『MAP OF THE SOUL:7』のリリースからわずか9か月、この短期間のうちに、世界中がコロナの流行で滞りや隔たりが生じている今、このアルバムを発表する意味とは何なのか。また、今回はメンバーそれぞれがアルバム制作にも深く関与したこともあり、会見では曲への想いを熱く語ることもしばしば。彼らがニューアルバム『BE』について、自らの言葉で語った貴重な会見となりました。

取材、文・尹秀姫

--「Dynamite」の活動、そしてニューアルバムの制作だけでも忙しかったと思いますが、これまでどう過ごしていましたか?


RM 実はこのアルバムは「Dynamite」の制作前から企画していたものでした。なので「Dynamite」の活動と並行してこのアルバムを制作していました。今回のアルバムを作るうえでの特徴としては、僕たちが制作過程を100%ではないにしてもみなさんに共有したいと思い、制作過程を生中継したりしてきました。僕たちがどのようにアルバムを制作し、どういうふうに進めているのか、初めてお見せすることができました。


普段はそういうことは秘密裏にしてきたことですが、一緒に作り上げるという気持ちを感じてほしかったのです。だからこのアルバムがリリースされたら、ログを振り返りながら、この時にこういう話をしていたんだな、と思いながら聴いていただきたいです。ファンのみなさんと作ったアルバムです。この3か月、休暇もはさみながら活動してきました。アルバムがリリースされたらジャケットなども見ていただけると思いますが、カメラの使い方や撮影手法なども学びながらアルバムを作りました。


JIN 今回のアルバムはメンバー全員で楽しく制作できました。ジャケット撮影をはじめ、遠足に行くような気分でした。曲も僕たちが感じている感情を表現することに重点を置いていたからか、現在と僕たち自身を振り返る時間になったと思います。僕らの正直な物語にたくさんの方々が共感していただければと思いますし、共感された分だけ愛されたいとも思っています。

--「Dynamite」リリース記念の会見で、JIMINさんが今回のアルバムのPM(プロジェクト・マネージャー)を担当されたと聞きました。アルバムの紹介をPMにお願いします。


JIMIN 今回のアルバムのPMを担当したJIMINです。SUGAさんの提案で僕がPMを担当することになったのですが、そんなに大きな役割だったわけではないんです(笑)。メンバーの意見をまとめて会社に伝えたり、会社からの意見をメンバーに伝えたり、そういったごく簡単な役割をしてきました。


PMとして今回のアルバムについてご紹介すると、このアルバムのテーマを決める時、“Life Goes On”というキーワードが浮かびました。RMさんが「何があっても人生は続いていくという意味も含めて、変わってしまったこの日常に、僕たちが人生を維持していく方法について話すのはどうか」という意見を出してくれて、その意見にメンバーも賛同して、このテーマに決まりました。そこから範囲を広げてアルバムを作ることになりました。


今回のアルバムのタイトルは『BE』です。この“BE”という単語の意味自体がとてもオープンな意味を与える単語なので、たくさんの話を盛り込みたかった今回のアルバムにふさわしいと思い、タイトルにしました。


--今回のアルバムは分野ごとにメンバーの担当を決めて制作したと伺いました。


RM そうですね。僕たち自身でやりました。音楽はPMのJIMINがみんなの意見をまとめたり、伝えたりしてくれて、それは決して簡単なものではなかったと思いますが、そういう役割をJIMINがうまくやってくれたので助かりました。またアルバムのコンセプト、ジャケット、衣装、MVもメンバーが参加しています。ビジュアル面の総括を担当したのがVですね。本当にお疲れ様でした。


--ではアルバムのビジュアルについて総括のVさんにお話を伺いたいと思います。


V ARMYのみなさんにカッコよく、意味のある姿を見せたいと思っていましたが、その過程は簡単ではありませんでした。それでもメンバーやARMYのみなさんが応援してくださって、うまくできたと思います。メンバーがおたがいを写し合った自然な写真は、日常をそのまま見せたくて、リラックスした姿を構想しました。


以前、メンバーと一緒に旅行した時、ポラロイド・カメラを持っていって、メンバーが遊んでいるところを撮ったのですが、それがすごく日常的で自然な写真で美しかったので、そこから着想を得ました。そこにRMさんが部屋というアイデアを出してくれて、それぞれ部屋のコンセプトを決めて、飾り付けて写真を撮ったらどうかということで、実際にその写真がコンセプト・フォトとして今回のアルバムに入っているので、期待してください。といってもすでに公開されていますが(笑)。


そして、今回僕がビジュアル総括を担当することになって、緊張もしましたし、プレッシャーもありましたが、メンバーやARMYのみなさんが応援してくれたおかげで実現できました。ありがとうございました。

--今回のビジュアル・コンテンツでは平凡な20代の日常を見せるためにがんばったとか。


J-HOPE そうです。Vが話したとおり、メンバーがおたがいの写真や映像を撮り合うと、すごく自然なんですよね。そういった部分をARMYのみなさんと共有したいと思いました。そしてコンセプト・クリップではスポットライトを浴びている華やかなBTSではなく、20代の平凡な日常を過ごしている僕たちの姿を盛り込みたいと思いました。実際にも友人同士が集まったように、鏡を使ってセルフィーを撮ったり、いたずらをしたり、おしゃべりしたり、本当に楽しく撮影しました。

--アルバムの収録曲についてご紹介ください。


RM 1曲目がタイトル曲でもある「Life Goes On」です。みなさん感じ取っていただけると思いますが、このアルバムを通じてもっとも核心的なメッセージ、人生は何があっても、それでも続くという意味を込めた曲です。「Dynamite」の前から制作していたと先ほども言いましたが、はじまりは同じなんです。今、僕たちが何を話せるのか、何を伝えるべきなのか、悩んで、BTSはいつもそこからはじまります。


「Dynamite」は季節に合わせてリリースした曲で、夏は憂うつな曲より盛り上がるリズミカルな曲のほうが合うと思って、あのタイミングでリリースすることになりました。「Life Goes On」は重みがあるけれども同時にやわらかい、そして真剣なメッセージが込められています。「それでも人生は続く」という言葉はありきたりかもしれませんが、僕たちならではのあたたかさを表現したいと思いました。


JIMIN 2曲目は「Fly To My Room」という曲です。トラックリストが公開された時、独特な曲だと感じたんじゃないかと思うのですが、僕とJ-HOPEさん、SUGAさん、Vさんのユニット曲になります。今は自由に行き来ができない状況の中、もしかしたら今後は旅行という概念自体が変わってくるのではないかと思い、そんな考えから生まれた曲です。でも思ったより憂うつな曲ではなく、自分の部屋を旅行するという楽しい曲なので、みなさんたくさん聴いてください。


V 3曲目は僕が曲作業に参加した「Blue & Grey」です。この曲はアコースティックギターが入ったポップバラードです。内面の憂うつで不安な感情をブルーとグレーとして表現して歌詞を書きました。全体的な内容は少し暗いかもしれませんが、それでもギターサウンドがとても穏やかであたたかいので、みなさん聴いてください。


JIN 5番目の曲は「Telepathy」という曲です。これはレトロポップディスコですね。レトロ調がとても楽しくて、ここにはいないSUGAさんが作った曲です。コロナにより全世界のARMYのみなさんと会うことができない切ない感情を曲に盛り込みました。僕たちはいつもARMYのみなさんと会う時、みなさんと共にいる瞬間が一番幸せです。今は少し離れていますが、いつも一緒にいるということを感じている、そういう望みを盛り込んだ曲です。


J-HOPE 6番目の「Dis-ease」は僕が作詞作曲に参加した曲です。インパクトのある曲名だと思われると思いますが、人は誰しも心理的な病を持っているものだと思っていて、そういう考えからこの曲は始まりました。僕の場合はパンデミックを経験して、休息を与えられても楽しむことができず、不安で、不便さを感じてしまう、そういう気持ちを職業病にたとえてみました。BTSは何かを乗り越えることが得意ですが、ポジティブなメッセージをこの曲に込めました。


JUNG KOOK 7番目の曲は僕が制作に参加した「Stay」という曲です。僕とRMさんとJINさんが参加したユニット曲です。このユニットは初めてだったと思うのですが、おかげで新しい曲が作れたと思います。「Stay」という曲は楽しいフューチャーハウスの曲で、今はたとえ遠く離れていても、それでもいつも一緒にいるという思いを込めました。楽しい曲なのでたくさん聴いてください。

--アルバムには「Dynamite」も収録されていますよね。


RM そうですね。「Dynamite」をこのアルバムに入れるべきかは少し悩みましたが、結局収録しました。それは、先ほど「Life Goes On」の紹介でもお伝えしたとおり、ルーツが同じだからです。今は長らくコンサートができない状況が続いていますが、コンサートってアンコールが終わった後、花火が打ち上がったり、美しく終わるじゃないですか。最後はポジティブで希望に満ちた「Dynamite」で終わる、最後はフィナーレとして「Dynamite」で終わらせようと思って、このアルバムに収録しました。


そして今回のアルバムには4番目に「Skit」が入ります。僕たちのアルバムにスキットが入るのは3年ぶりのことですね。いつもコンセプトを決めるとうまくいかないので、今回のスキットは自然にマイクをつけておいてしゃべる声を盛り込みました。BillboardのTOP100で1位になった時の僕たちの感情をリアルに感じ取ってもらえると思います。


--タイトル曲「Life Goes On」のMVはJUNG KOOKさんが監督をしたと聞きました。


JUNG KOOK 監督と言われるのは少し照れくさいですね(笑)。僕は普段から映像を撮るのが好きなので、今回MVの監督を務めることになりました。でも、できるだけがんばろうと努力しました。「Life Goes On」という曲を聴いた時、僕たちが重要だと思ったのは真心と現実感でした。それをもとに監督と演出チームと話し合い、メンバーが個人的に見せたい感情などを聞き、それらを反映しようとしました。


僕たちが感情として見せたいと思っていたのは、コンサートもキャンセルになって、ARMYとも会えなくて、みんなに会えない残念な気持ちと恋しさを表現したいと思いました。僕ががんばって撮ったカットがMVになっているというのがとても不思議ですし、うれしかったです。これをきっかけにいつか素敵なMVを撮ってみたいという夢もできました。だから、やれたえよかったですね。


--このアルバムで全世界のARMYにどんなメッセージを届けたいですか?


JIN 今年はみんな、コロナのせいですべてが止まってしまって、戸惑いや空しさを感じる1年だったと思います。やるせなさを感じますが、このアルバムには僕たちのそんな気持ちを正直に込めました。たくさんの方に「自分もそうだ」と共感していただき、おたがいなぐさめあったり、分かち合うことができればと思っています。暗い曲ばかりではなく、そのような気分を僕たちなりに解釈して、楽しい曲に仕上げました。


全世界のみなさんに楽しんでいただいた「Dynamite」も収録されているので、ぜひ楽しく聴いてください。世界は止まっているように見えても人生は続くので、みんながささやかな日常、幸せを見つけられればと思います。みなさん、がんばりましょう!

--タイトル曲「Life Goes On」は11月22日(現地時間)、「アメリカン・ミュージックアワード2020」にて初披露されました。また、11月25日にはグラミー賞のノミネートの発表があり、BTSの名前も挙がりました。この会見でRMさんは「まったく緊張しないと言ったら嘘になりますね。もしノミネートされたら光栄ですし、ダメでもいいかなと(笑)。ただ朝方に発表になるので、その日は僕たちも夜ふかしすると思います」と語りましたが、その言葉通り、発表を聞いて喜びを爆発させるメンバーたちの動画がリアルタイムでSNSでシェアされ、その瞬間に世界中のARMYに届けられました。


コロナによって日常は一変してしまったけれど、それでも人生は続く。いつもその時々の自分たちの気持ちを正直に曲に込め、その歌詞が共感を呼んできたBTS。彼らが今こそ伝えたいメッセージを込めた最新アルバム『BE』に注目です。

取材、文・尹秀姫


©Big Hit Entertainment

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