アジカン・後藤の「ロンドンで曲を録る理由」に誰もが納得できるワケ

2020年10月07日 19時00分

エンタメ anan

【音楽通信】第50回目に登場するのは、日本語で鳴らすエモーショナルなサウンドが世代を超えて支持されているロックバンド、ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジアン・カンフー・ジェネレーション)!

取材、文・かわむらあみり


【音楽通信】vol.50


アジカンはひとつの人格みたいなもの



写真左から、山田貴洋(B、Vo)、喜多建介(G、Vo)、後藤正文(Vo、G)、伊地知潔(Dr)。


1996年、大学時代に後藤正文さん、喜多建介さん、山田貴洋さん、伊地知潔さんにより、通称“アジカン”ことASIAN KUNG-FU GENERATIONを結成。2003年には、インディーズ時代に発表したミニアルバム『崩壊アンプリファー』のリイシューでメジャーデビューしました。


同年から、ライブハウスの新宿LOFTでフェス「NANO-MUGEN FES.」を立ち上げ、2004年からは海外アーティストも加わり、日本武道館、横浜アリーナと会場の規模を拡大し、その他たくさんのステージでも多くのロックファンを魅了し続けています。


そんなアジカンが、2020年10月7日、両A面シングル「ダイアローグ / 触れたい 確かめたい」をリリースするということで、バンドを代表してボーカル&ギターの後藤正文さんにお話をうかがいました。


ーー後藤さんの音楽的なルーツから知りたいのですが、初めて買ったCDから教えていただけますか。


中学1年生ぐらいのときに、THE BLUE HEARTSのCDを初めて買いました。それまではテレビや親の影響から音楽を聴くことのほうが多かったんです。でもそれ以前、小学生の頃だと、少年隊や光GENJIが好きでしたね。


ーーそれは意外ですね。


少年隊と光GENJIは、子ども心に、「曲がいい!」と思っていたんです。


ーーすでに小学生の頃から、曲の良さを聴き分けることを無意識のうちにしていたんですね。


だと思います。調べたら、光GENJIはCHAGE and ASKAさんだったり、少年隊は筒美京平さんだったり、名だたる作家の方が曲を担当していて。当時は小学生ながら、何か他とは違って聴こえたんですよね。


ーーでは実際に、ご自身で曲を作ろうと思われたきっかけはなんだったんでしょうか。


中学生の頃にUNICORNに憧れて、(ボーカル&ギターの)奥田民生さんがすごく好きで、民生さんの影響でギターを買って弾いてみたんですが、難しかったんです。UNICORNは、非常に複雑な音楽なんですよね。だから、指が痛くてギターをすぐやめて、そのあとだいぶ時間が進んで高校を卒業したあとに、イギリスの音楽に憧れるようになって。(イギリスのロックバンドの)オアシスに憧れてギターを再び買いに行って、そこからですね、自分で曲を作ろう、音楽をやろうと思ったのは。


ーー人の作った音楽よりも、やはり自分の曲のほうが気持ちが入るものですか。


そうですね。最初の頃、オアシスのコピーを自分で部屋でやってみたんですが、どうやっても彼らみたいにカッコよくできないんですよ。本人が歌うのがいちばんかっこいいなと思って。バンドを組むんだったら、自分で曲を作りたいなって、楽器を買ったときに思いました。コピーしても、本人たちを超えられないから。


いまは人が作った曲でも、気持ちを込めることができますが、若い頃は「自分が作ったものこそが、感情移入できるものだ」と信じていました。



アジカンのフロントマン、後藤正文(Vo、G)。Gotch名義でソロ活動も。


ーー1996年にASIAN KUNG-FU GENERATIONを結成されて、2021年には結成25周年を迎えます。結成時から現在まで、アジカンはどのように変化されましたか。


振り返るとあっという間でしたが、さまざまな時期を経て、いまがあるという感じがします。若い頃はエゴが強い時期もありましたが、アーティストとしてやりたいことがあるなかで、大人になってくると協調性が生まれてくるというか(笑)。


とくに僕はフロントマンで、いろいろとワガママを通すことも多かった。そのあたりは、歳を取りながら、上手にメンバーが傷つかないやり方を覚えてきましたね。


ーーそんななかで、後藤さん主催のインディーズレーベル「only in dreams」を立ち上げ、今年3月には後藤さんがGotch名義で活動されているシングル「Nothing But Love」も発表されましたね。バンドとソロとでは、ご自身のなかでどのようなスタンスの違いがありますか。


バンドは、ASIAN KUNG-FU GENERATIONという、ひとつの人格みたいなものがあると思っていて。バンドの回路というか、仕組みに曲を通すと、どうしてもASIAN KUNG-FU GENERATIONの音になってしまうんです。25年もやっているので、強烈な個性というのがあって、どうやったってバンドの音になる。そこでできること、できないこと。やってしまうと増幅されることと、スポイルされることとの両方があります。


なので、そのバランスを考えると、僕もいい大人なのでこれだけ生きていると、また別の新しい仲間にも巡り会うこともあって。世の中にはいろいろと魅力的なミュージシャンがいるので、そういう人たちとも音楽を作っていきたいという気持ちも出てくるんです。だから、僕のなかでは「ソロはバンドと器の違うもの」として、分かれているんですよね。


ーーたとえばファンの方からすると、バンドとソロとでは反応が違いますか。


聴かれ方としては、ゼロがふたつぐらい違いますね。アジカンが100万回聴かれるとしたら、僕のソロは1万回ぐらいしか聴かれないぐらい差があります。端的に、海外まで音楽が届いているのかという背景もあると思うんですけれども。


ファンの人としては、僕のソロが売れると、僕が「アジカンを辞めるんじゃないかな」という思いがあるのかもと言う人もいて、素直に応援できない気持ちもわからなくはないですよね。


ソロが原因でバンドをやめはしないですが、僕の好きなバンドのフロントマンがソロに熱中すると、「バンドもやってくれよ」って思う気持ちはわかるんです。(イギリスのロックバンドの)レディオヘッドのフロントマンのトム・ヨークしかり。(アメリカのロックバンドの)ウィーザーのリヴァース・クオモしかり。そういうのは昔からあるので、あまり気にはしていないです。


憧れの地、ロンドンでレコーディングした新曲



ーー10月7日に、両A面シングル「ダイアローグ / 触れたい 確かめたい」をリリースされますが、ロンドンでレコーディングされたのですね。


ロンドンの中心部にあるスタジオを借りることができました。ちょうどヨーロッパツアーを行なっていて、ロンドン公演とパリ公演の間の2日間で、レコーディングしたんです。それまで、アメリカではニューヨークやシカゴ、ロサンゼルスでレコーディングしたことはあったんですが、ロンドンではなかなかスタジオに入る機会がなくて。


ロンドンは、僕らの世代にとっては、憧れの地。とくに90年代のイギリスのロックはとてもかっこよかったので、そういうものに憧れたからこそいまがある。この歳になって、やっとスタジオに入ることができました。ロンドンでレコーディングするために、今回のシングルの曲は日本で作って、ある程度整理してから行ったんです。


ーー日本で録るのとロンドンで録るのとでは、やはり気分は違いましたか。


はい、これはanan読者には全然引っかからない話なんですが(笑)、電圧が高いという良さがあって。電圧なんか知るかよという話だと思うんですが、電気のエネルギー、電圧がロンドンはすごく大きいんです(笑)。240ボルトぐらいあって、日本は100ボルトなので、ロンドンだと機械もいきいきと動くというわけですね(笑)。


ーーなるほどです(笑)。


あとは歴史的な街でもありますから、スタジオで働く人だったり、スタジオの文化だったり、名残だったり、いまも続いているんですが伝統が染みついている。僕たちも作業すると、その伝統に触れられるというか。すてきな機材だったり、働き方だったり含め、他のメンバーも、自分たちの好きな音楽が生まれた街ということでテンションも上がるでしょうし、音がいいということで喜ぶメンバーも。街並みもすてきですからね、見たこともない、住んだこともない場所で、気分が違いますよね。


ーー「触れたい 確かめたい」は、羊文学の塩塚モエカさんがゲストボーカルで参加しています。後藤さんと塩塚さんが掛け合う歌声が絶妙ですが、もともとゲストボーカルを呼ぶ前提で曲作りをされていたのですか。


作っている段階から、デュエットになったらいいなというイメージはありました。ゲストボーカルは、いろいろなバンドの音を聴きながら考えていて。雰囲気的にも、イメージ的にも、羊文学もかっこいいバンドなので合うんじゃないかなと、彼女を選びました。


ーー実際、デュエットされていかがでしたか。


歌は上手でしたね、何テイクも歌わなくて大丈夫というか。若い人たちは、僕らの世代よりも、やっぱり上手ですね。


ーー配信では、両A面の2曲のみとなり、CDでは3曲目「ネクスト」が収録されています。後藤さんが作詞を、ベースの山田さんが作曲をご担当し、リモート環境下で制作されたそうですね。


コロナの自粛期間中に、初めてリモートで作ったんです。他のメンバーは3人で練習していたみたいですが、その場でアレンジして、コロナ禍で会えなくなってそれぞれが家で自分のパートを録音して、僕のもとに送ってもらいました。僕は自分のプライベートスタジオを持っているので、そこでミックス、最後まで作業ができるので、仕上げます。


ーー今後リモートで制作することは増えていくんでしょうか。


どうなんでしょうかねえ。でも基本的に、ヒップホップのミュージシャンやダンスミュージックの場合、自宅に近い作業スペースで完結するようにできているんですよね。ロックバンドだけ、どうしてもドラムを家で録ると大変なことになるので、スタジオで録るというだけの話なんです(笑)。


ただ、ドラムって、それをよく録るためだけにわざわざロンドンに行くんですよ。なので、そこは文化として、僕らが守りたい気持ちがあります。ASIAN KUNG-FU GENERATIONとしては、リモートが向いているバンドだとはあんまり思わないから。


ーーコロナ禍というと、恒例のライブツアーシリーズ「酔杯」が、約5年ぶりに今年5月から「酔杯2 ~The Song of Apple~」として開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、10月からの開催に延期になりましたね。


今年は、ツアーもフェスもなかなか厳しい。みんな中止や延期になったり、大変です。配信ライブもいいのですが、観客の前で演奏する喜びのほうが強いですね。いちばんはやっぱり、コロナの問題が解決して、徐々にコンサートの現場が元どおりになっていくことを願うしかないです。


ーー今回も中村佑介さんのイラストで描かれたジャケットのアートワークもすてきです。完全生産限定盤には、ジャケットのイラストTシャツが付いていますね。


コロナの影響で、今年はリリースする作品自体も減っていますし、レコードショップは人が来ない状況が続いているなかで、何か売るものがないと困ると思うんですよね。みんなこれまではツアーをすることと、音源を売ることが連動していた時代なので、ツアーが延期になると僕らも4月からのリリースを見送ってこの10月になっていて、同じようなことをいろいろな現場でやっていると思うんです。


だから、最初は配信だけにしようかと思っていたんですが、でもレコードショップやCDショップに売る物があるというのは、いまのこういう状況だと意味があると思ったんです。どうせ音源を出すなら、僕らはいろいろなことを考えて、今回のようなかたちでリリースしました。


すてきな音楽を作れるような人間になりたい



ーーコロナ禍の現在、後藤さんはおうちでどのようにお過ごしですか。


外食もできなくなって、買い物ぐらいしか行けなくなりました。家では、自粛期間はとくに自炊にハマりましたね。よく釜飯を焚いていました。うちのドラムで料理研究家の(伊地知)潔のように上手にとはいかないですが、外食ばっかりだとどうしようもないので、自炊していましたね。


ーーでは音楽活動以外での、ご趣味は。


音楽以外、ほとんど無趣味なんですが、読書はしますね。好きな作家はたくさんいますが、古川日出男さんは全作持っていますし、町田康さんも好きです。でもコロナのなかで、柴崎友香さんの新刊『百年と一日』(筑摩書房)は技術的な面で飛び抜けてすごいなと、驚いてしまいましたね。ものすごい小説でした。


あとは、せっかく休みがいっぱいできたから映画を観に行きたかったんですが、映画館もやっていなくて。常日頃、映画館に行けないんですよ、2時間ほど拘束されるというのが難しいから。音楽を聴きながら映画を観れないし、音楽を作りながら映画を観れないじゃないですか。


僕らの仕事って、拘束されると、耳も目もふさがってしまう仕事ですし、夜中も考えごとをすることもあって。だから映画館に行くなら、そのとき調べていちばんいいと思える映画を観るという感じですね。


ーーでは最後に、今後の抱負を教えてください。


独立した、かっこいい大人になっていきたいですね。たとえば、YMOのお三方は集まってもすごいですが、それぞれに素晴らしいじゃないですか。そういうお手本があるので、アジカンとしても頑張りたいですし、アジカンを離れてもひとりのミュージシャンとして、すてきな音楽を作れるような人間になりたいと思っています。


取材後記


ASIAN KUNG-FU GENERATIONのフロントマンとして、ソロアーティストとして、インディーズレーベルの主宰者としてなど、多彩な顔を持つ後藤正文さん。デビュー当時からアジカンのライブを拝見していますが、後藤さんが放つ世界観はこれからも多くのロックファンを惹きつけていくはずです。そんな後藤さんをはじめとする、アジカンのみなさんのニューシングルをみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。


ASIAN KUNG-FU GENERATION PROFILE

1996年、大学時代にバンド結成。後藤正文(Vo、G)、喜多建介(G、Vo)、山田貴洋(B、Vo)、伊地知潔(Dr)による4人組ロックバンド。2003年、インディーズ時代に発表したミニアルバム『崩壊アンプリファー』のリイシューでメジャーデビュー。同年、新宿LOFTより「NANO-MUGEN FES.」を立ち上げ、2004年からは海外アーティストも加わり、日本武道館、横浜アリーナと会場の規模を拡大。


2016年、バンド結成20周年イヤーを迎え、自信最大のヒット作「ソルファ」の再レコーディング盤をリリースするなど話題を集めた。2018年、ベストアルバム第2弾となる『BEST HIT AKG 2(2012-2018)』および、Official Bootlegと位置づけた裏ベストといえる2枚のアルバム『HONE』盤と『IMO』盤をリリースし、6月からは全22公演の全国ツアーを開催。12月、オリジナルアルバム『ホームタウン』をリリース。


2020年8月、『NANA-IRO ELECTRIC TOUR 2019』を発売。10月7日、両A面シングル「ダイアローグ / 触れたい 確かめたい」をリリースする。


Information



New Release

「ダイアローグ / 触れたい 確かめたい」


(収録曲)

01. ダイアローグ

02. 触れたい 確かめたい

03. ネクスト


2020年10月7日発売

*配信は2曲目まで収録。3曲目はCDのみ収録。

(通常盤)

KSCL-3264(CD)

¥1,200(税別)


(完全生産限定盤A)

KSCL-3260 〜 KSCL-3261(CD+Tシャツ)

¥3,500(税別)


(完全生産限定盤B)

KSCL-3262 〜 KSCL-3263(CD+Tシャツ)

¥3,500(税別)

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2020年10月07日 19時00分

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