『バチェラー』の坂東工「過去の勝者は見抜いてました」 シーズン3の本命は?

2019年10月09日 18時30分

エンタメ anan

現在、婚活女子の間で絶大な人気を誇るプログラムといえば、20人の女性たちがハイスペックな独身男性をめぐって繰り広げる恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』。待望のシーズン3でも、想像の上をいく女性陣の熾烈なバトルが大きな話題となっています。そこで、誰よりも本シリーズの裏側を知るこちらの方にお話をうかがってきました。

写真・黒川ひろみ(坂東工)


司会進行役を務める坂東工さん!


【映画、ときどき私】 vol. 265


バチェラーファンの間では、おなじみの坂東さん。ハリウッド映画にも出演するなど、俳優としても活躍されている坂東さんですが、いまや本シリーズには欠かせない存在となっています。今回は、全シーズンを見守ってきた坂東さんだからこそのアドバイスや自身の恋愛観について語っていただきました。


―シリーズ3も話題沸騰中ですが、まずは坂東さんから見た3代目バチェラー、友永真也さんの印象を教えてください。


坂東さん まず、友永さんは結婚に対する思いが人一倍強いと感じました。あとは、「本物のお金持ちが来たな」という印象でしたね。もちろん、初代の久保裕丈さんも2代目の小柳津林太郎さんも魅力的な方たちですし、それぞれエリートではありますが、友永さんの場合は「生まれながらにして選ばれし民」みたいな感じでしょうか(笑)。


でも、彼はそんなことを表には出さずに、人の心を豊かにするサービス精神がありますし、人としても芯の強さのある人なので、同じ男としても最初に会ったときから惚れてしまいました。

―確かに、女性たちが本気で奪い合う気持ちもわかるくらいステキな方ですよね。友永さんから、裏で相談されたこともありましたか?


坂東さん もちろんありましたが、基本的に僕がアドバイスすることはほとんどなく、恋愛に関することは、聞き役に徹するようにして、あえて答えとなるようなことは言わないように心がけていました。


―では、坂東さんが思う転機となるようなエピソードはどのあたりですか?


坂東さん 彼自身、最初は女性たちの前で男としての強さを全面に出していましたが、それが崩れ始めたのは3話目のカクテルパーティで酔っ払ってしまったあたりから。そこから女性たちとのスタンスを変えてきたなと感じました。


おそらく友永さんも強さだけでは『バチェラー』を乗り切れないと、新たな成長が必要だと感じ始めて、“心の壁”をどんどん壊していったのだと思います。そのあとからは女性たちともよりピュアに向き合えるようになっているように見えたので、まずはそこがポイントですね。


―ご自身としては、思い入れのあるシーンはありますか?


坂東さん 僕は、バチェラーが入って来る前にルールを説明する瞬間が一番好きなんです。「ついに始まった!」と気持ちが盛り上がりますからね。ちなみに、シーズン1と2では、その段階で「この子は最後まで行くだろうな」とわかりましたよ。


―第一印象だけでわかるものなんですか!?


坂東さん シーズン1と2は当たっていました。でも、今回だけはわからなかったんです……。「もしかしてこの子かな? あれ? やっぱり違うかな?」みたいな感じで、がんばって予想しましたが、結局その子は最後まで残りませんでした。

人として自分をアピールすることが大事


―数々の女性たちを見てきた坂東さんをもってしても見破れなかったほど、今回は強者揃いということなんですね。


坂東さん そうですね。彼女たちが持つ美しさはもちろんありますが、それ以外にも魅力的な部分が多い女性たちだったので。「みんながんばれ!」と思いながら見守っていました(笑)。


―このシリーズは短期決戦でもあるので、最初の自己紹介や第一印象の良さもポイントだと思いますが、男性に受けのいい自己紹介の方法があれば教えてください。


坂東さん 『バチェラー』の女性たちは個性的な人たちが多く、相手との距離の詰め方も普通ではないので、参考になるかはわかりませんが、通常だと男としてとか女としてということよりも、まずは人としてちゃんとした自己紹介をしている人は、そのあとの関係にも発展しやすいのではと思います。


―つまり、印象に残ろうとしすぎてトリッキーなことをするよりも、シンプルにするほうがいいということですね?


坂東さん そうですね。これがアマゾンの奥地にいるとか、極寒の地にいるとかだったらまた話は違いますけど(笑)。なので、期限がない場合なら、あまり急いで距離を詰めないほうがいいんじゃないかな、と僕は感じています。


―なるほど。極限状態ではない限りは、急がないことですね。


坂東さん いきなり来られると、男性は引いてしまうところがありますから。

―では、坂東さんご自身が女性を見るうえで大事にしていることはありますか?


坂東さん 僕は第一印象をまったく気にしないほうで、それよりも言葉の使い方や誘い方がうまい女性はいいなと思います。


さっきの話にもつながりますが、距離感の取り方が絶妙だと、自分の心をリリースさせてくれる要因になりますし、「この子とだったら、関係を築いても大丈夫そうだな」と思える予感を抱かせてくれますから。そんなふうに、“心の隙間”がある人の方が、恋愛関係に発展すると思います。


―詰めすぎず、離れすぎずの心地よい距離感を保ってくれる人がいいということですね。


坂東さん だから、たとえばデートに行くことになったとしても、「この人っておもしろいのかな」とか、あまり期待して行かないほうがいいんですよ。


―女性ならつい期待しがちですが、なぜでしょうか?


坂東さん それはお互いに言えることですが、いろいろなことを考えずに、まずは単純にその場を楽しむことのほうが大事だからです。僕はそれを一緒に楽しめる相手かどうか、というのが大きなポイント。しかも、そういう人といるときはなぜかミラクルが起きることも多いんですよね。

フラットにいられる関係を楽しみたい


―いままでにどんなことが起きたのか、教えてください。


坂東さん ミラクルといっても、小さいものでいいんです。たとえば、いつもなら取れないはずのUFOキャッチャーが成功したとか、歩いていたら偶然花火が上がったとか、たまたま通りがかったレストランに入ってみたらすごくおいしいところだったとか。お互いに期待してないから楽しいですし、「おいしいレストランだったから、また一緒に来ようよ」みたいな感じで次につながるんですよね。


―確かに、一緒にいる時間を純粋に楽しめるかどうかは大切なことですね。


坂東さん だから、「どこに連れて行ってくれるの?」とか言われるとプレッシャーがかかりますし、そういう一方的な関係だと長続きしないんじゃないかな。それよりも、お互いにもっとフラットにいられる関係を楽しめればいいと思いますよ。


―勉強になります! では、自分からうまく距離を縮められない女子にオススメの方法はありますか?


坂東さん 僕は、女性と最初にメッセージをやりとりするときは絶対に敬語から始めています。それを少しずつやめていくんですが、そういう瞬間をゆっくりと楽しみたいタイプなので、付き合うまでには少なくとも2~3か月はかかってきました。なので、実は告白もしたことがないんですよ。

―さすが、モテ男でいらっしゃるんですね。


坂東さん いやいや、そういうことではないんですよ(笑)。ただ、「好きです、付き合ってください!」と女性に言ったことがないという意味です。なので、相手からされたことも当然ありません。「気がついたら付き合っていた」というのは、ステキなことだと思いませんか? だから、僕にとってはいかにナチュラルにいられて、それが自然な感じで動いていくことを一緒に共有できるかどうかが大切なんだと思います。


―「私たちって付き合ってるの?」みたいな会話になることなく、自然とお互いを信頼し合っている関係は最高だと思います。


坂東さん だから、映画でもイベントでも何でもいいんですが、「こういうのがあるから行こうよ」と自然に言える相手がいいなと感じています。もし忙しくても、相手のことが好きだったら、男は無理してでも予定を空けますから(笑)!


―ですね(笑)。ちなみに、『バチェラー』を通して、結婚相手を見つけるうえで大切なことは何だと感じていますか?


坂東さん 恋愛は楽しさのなかにあるものですが、結婚となるとどうしても共同生活ですし、家族にもなるので、子どものことや家庭について同じ目標を持てる人がいいんじゃないかなとは思っています。

男性が結婚相手に望むこととは?


―ということは、やはり恋愛と結婚は違うということですね。結婚相手に求めていることはありますか?


坂東さん 外で仕事をして、疲れて帰ってきたときに、ハグのひとつでもしてもらえれば、男なんてそれでいいわけですよ!


―(笑)。ちなみに、これまでに本シリーズでは3人の女性が婚活サバイバルの勝者となったわけですが、彼女たちが選ばれた理由は何だと思いますか?


坂東さん もちろん、参加している女性たちにも葛藤はたくさんあったと思いますが、なかでも彼女たちはその気持ちを一番素直に見せていたと感じました。この番組では、バチェラーが女性を選ぶという趣旨ではありますが、女性たちにも選ぶ権利はあります。


そのなかで、早くから対等な関係を築けていたことが勝因になったのかもしれません。あとは、バチェラーにプレッシャーをかけずに、彼の心を解放させてあげられたというのも大きいと思います。


―逆に、婚活がなかなか成功しない女性たちに、気をつけたほうがいいというアドバイスがあればお願いします。


坂東さん たとえば、自分のことしか考えていない人だとちょっと難しいかなとは思います。男の人は、相手を思いやる“利他の心”を持っている女性を求めているところがありますからね。


というのも、やっぱり男って弱いので、女性から「がんばって!」とか「いいね!」と言われたり、支えてくれたりするだけで、心が躍ってしまうものなんですよ(笑)。そうやって元気になった男が女性を愛していくというのが、良いサイクルなんじゃないかなと僕は思っています。

―ぜひ、そう心がけたいと思います。では、坂東さんご自身についてもおうかがいしたいのですが、いまはどんなことに力を注いでいますか?


坂東さん 『バチェラー』の進行役を務めている傍ら、実はここ9年くらいアーティストとしての活動も行っています。そのなかで賞をいただいたり、個展を開いたりしてきましたが、ついに去年の12月に起業しました。その後、今年の6月にはiiwii (イーウィー)というオンラインアートギャラリーをオープンし、ニューヨークで展示会を開催したり、美術学校と組んでオウンドメディアを制作したりしています。


日本も世界もアートに対する閉塞感があるので、それをぶち破るようなシステムを作りたいと思い、オンラインやリアルな展示会をベースに才能のあるさまざまなアーティストを集めて活動しているところです。アートだけでなく、今後はファッションにも広げていきたいと思っています。


―素晴らしい活動だと思いますが、俳優、アーティスト、起業家と並行していくのはかなり大変だと思います。忙しい生活のなかで、坂東さんにとって癒しの時間はどんなときですか?


坂東さん 実は、半年くらい休んでないんですが、僕はリラックスするのが下手ですし、そもそも趣味がないんです。というよりも、趣味がこうじて仕事になっているタイプなので、これ以上趣味を増やすと大変なことになりそうで……。


でも、結局はアートを作っているときが無になれて、自分のなかに入っていけるので、その時間が大切なのかもしれません。どれだけ疲れていても、表現をしたあとにはモノが残るので、そこで自分を再確認することできますし、エネルギーが生まれるような気がしています。

新たな自分を発見することが魅力につながる


―それでは、最後にananweb読者へ向けてメッセージをお願いします!


坂東さん まずは「何かを始めてみる」というのがすごく大切なこと。何でもいいと思うので、そこで新たな自分を発見すると、いつしかそれが魅力につながったりするはずです。そうやって人と関わっていくと、そこに新たな出会いがあるかもしれないので、期待しすぎずに外に出て行くのがいいんじゃないかなと思います。

インタビューを終えてみて……。

『バチェラー』シリーズでは、渋くてかっこいいイメージの坂東さんですが、実際はとても気さくでおもしろい方なので、たくさん笑わせていただきながらの取材となりました。恋愛バトルを見続けてきた坂東さんならではのアドバイスも、今後忘れずにいたいと思います! 


いつもと違う坂東さんの魅力に触れたい方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。オンラインギャラリー「iiwii」

女たちの激しいバトルに大興奮!


中盤に差し掛かり、ますます盛り上がりを見せている『バチェラー・ジャパン』シーズン3。坂東さんでさえも見抜けなかったサバイバルの行方は、これからも激しさを増すばかり。はたして、最後のローズを受け取る女性は誰なのか? ますます目が離せない今後の展開も見逃しなく!

本性むき出しの予告編はこちら!

作品情報

『バチェラー・ジャパン』シーズン3

Amazon Prime Videoにて独占配信中!

バチェラー:友永真也

司会進行:坂東工

スタジオトーク出演:今田耕司、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)、指原莉乃

製作:Amazon

©2019 Warner Bros. International Television Production Limited. All rights reserved.

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