敏腕編集者・箕輪康介「SNSで批判されても一瞬のこと」悩む女性にエール

2018年10月04日 18時30分

エンタメ anan

『多動力』(堀江貴文)や『人生の勝算』(前田裕二)など、話題の書籍を次々と生み出している幻冬舎の書籍編集者・箕輪康介さん。従来の“編集者”という枠にとらわれない、自身の半生をまとめた初の自伝『死ぬこと以外かすり傷』も重版が続き、現在8万部のヒットを記録しています。そんな型破りな生き方を実践する箕輪さんに、さまざまな “しがらみ” によって生きづらさを感じている女子たちへのアドバイスをいただきました。

写真・角戸菜摘 文・五十嵐 大



私たちはなぜ「周囲の目」に縛られてしまうのか


――世の中には「はみ出すこと」を極端に怖がっている女子も少なくありません。彼女たちはどうして縛られてしまっているのでしょうか?


箕輪 単純に、「他人の目を気にしているから」でしょうね。他人からなんて言われるか、どう思われるかばかりを気にしてしまっていて、がんじがらめになっているんだと思います。それって、つまりは「傷つきたくない」ことの裏返しなんです。


――そんな窮屈な生き方から、どうすれば脱却できると思いますか?


箕輪 そもそも、「誰も自分のことなんて気にしていない」と思うこと。たとえば、SNSで批判されたとしても、それは一瞬のことです。文句を言われると、それがみんなの意見とイコールなんだと捉えてしまいがちですが、決してそうではなくて、大多数の人は他人のことなんて気にしていない。文句を言った人だって、次の瞬間にはそれすら忘れていますから。だから、あまり周囲の目をあまり気にすることなく、自分らしく生きることが大切だと思います。


好きな人の「評判」は気にする必要なし!



――「周囲の目」の話と関連するのですが、恋愛においてもそれを意識してしまう女子は多いと思います。好きな人ができたとしても、友人からの評判をやたらと気にしてしまうというか……。


箕輪 自分がどんな人を好きになるかなんて、周囲の人に関係ないじゃないですか! 好きな人のことを友人の声で判断するなら、その時点でその「好き」は本物ではない。極端な話、本当に好きだったら、たとえ相手が犯罪者であっても気持ちがブレないと思うんです。友人のアドバイスを聞くな、とは言いませんが、まずは自分の気持ちを最優先するべきですね。



箕輪 僕の妻は「高嶺の花」のような人なんです。ハーフでCAで、まさに完璧な女性。だから彼女も結婚当初は、「どうして箕輪を選んだの?」ってしょっちゅう聞かれていたみたいで(苦笑)。それでも僕を選んでくれた。男からすれば、最高の女性ですよね。僕もそれを知っているからこそ、彼女のために頑張ろうと思えますし。


空気が悪くなるマウンティングを回避するには


――ここ数年、女子の中で問題視されている「マウンティング」についてはどう思いますか?


箕輪 あ~! よくありますよね! あれは空気が悪くなる。職場で、明らかに一番若くてキレイな子が、年上の先輩に対して「キレイですね」とか言ったときの空気の悪さったらないですよ……。そういうお世辞とかマウンティングが重なると、わけのわからない「集団芸」になっちゃう。そして、最終的にはトラブルの原因になるんですよ。


それを防ぐためには、振り切ること! 本音しか言わないキャラか、完全に嘘でしょってわかるようなことばかり言うキャラか。特に後者は、その場の空気を良くすることもできると思いますよ。たとえば、「先輩って世界一美人ですね」とか「私、美人過ぎて嫉妬されちゃうんです」とか、冗談交じりの言い回しをするのは非常に有効だと思います。



――「美人過ぎて嫉妬されるんです」って言われたら、思わず笑っちゃいますね。


箕輪 そうそう。今の時代って、自分を「さらけ出す」ことがカギだと思うんです。中途半端な立ち位置が一番良くない。自慢も謙遜もなく、等身大の自分をそのままさらけ出すこと。それが信頼にもつながりますし。SNSとかでよくつつかれてしまう人っていうのは、実態との差分が目に見えてしまっている人なんです。他人から嫌われたくないのであれば、自分を客観視して、そのままを伝えることが大切なんだと思います。


世の中、白か黒で割り切れないことばかり


――たとえば、「その場にいない人の悪口合戦が始まって、それに同調することを求められる」といった、同調や共感が過度に強要される風潮についてはどんな意見をお持ちですか?


箕輪 それで悩んでいる女性も大勢いるんでしょうけど……、かといって、頭から否定をすると空気が悪くなりますもんね。そういう場合は、適当に話を合わせておけばいいと思いますよ。



――それだと根本的な解決にならないような……。


箕輪 いや、そもそも、みんな白か黒かをはっきりさせたがりなんですよ! 世の中、キレイなことと汚いことをきっちり切り分けるなんて無理です。やりたくないことをやらなきゃいけないことも、嫌いな人と適当に話を合わせなきゃいけないことも、たくさんあります。それを「プレイ」としていかに楽しめるかどうかが重要で。


僕は常にその場を「俯瞰」で見ているんです。くだらない状況に巻き込まれたときは、「くだらないな~」って上から見ておけばいいんですよ。そこで潔癖になりすぎると、途端につらくなる。「女子ってこういう部分あるよね、あはは」って俯瞰から流せる懐の深さを持っておくと、生きやすくなると思うんです。


――世間からは「破天荒」なイメージを持たれている箕輪さん。けれど、実際の印象はそれと正反対。真面目で丁寧、思いやりにあふれている人でした。そんな箕輪さんからのアドバイスで一貫していたのが、「ありのままの自分でいる」ということ。自分を大きく見せることも小さく見せることもせず、そのままでいる。価値観が多様化する現代だからこそ、まずは自分自身を見失わないことが大切なのでしょう。周囲の雑音に惑いそうになったときは、「自分がなにを大切にしたいのか」を思い出すことが肝心なのかもしれません!


Information



箕輪厚助(みのわこうすけ) 幻冬舎編集者。1985年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、2010年双葉社に入社。ファッション雑誌の広告営業としてタイアップや商品開発、イベントなどを企画運営。広告部に籍を置きながら雑誌『ネオヒルズ・ジャパン』を創刊しamazon総合ランキング1位を獲得。2014年、編集部に異動。『たった一人の熱狂』(見城徹)、『逆転の仕事論』(堀江貴文)を編集。その後幻冬舎に移籍し、2017年にNewsPics Bookを立ち上げ、編集長に就任。『多動力』(堀江貴文)、『お金2.0』(佐藤航陽)、『日本再興戦略』(落合陽一)、『人生の勝算』(前田裕二)などを編集。創刊1年で100万部突破。また1300名の会員を擁する日本最大級のオンラインサロン『箕輪編集室』を主宰。既存の編集者の枠を超え、様々なコンテンツをプロデュースしている。



『死ぬこと以外かすり傷』マガジンハウス ¥1400

数々のヒット本を手がけてきた箕輪さんの半生と仕事哲学をまとめた、初の自著。「本能のまま生きる」ことの大切さをまとめた本書は、仕事のみならず、恋愛や人間関係での悩みをも解決する一助に。

「僕の本をそのまま真似するのではなく、そこから抽出したエッセンスを使って、自分なりの生き方やスタイルを見つけてもらえたら嬉しいです」(箕輪さん)


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