『マクガイバー』宮野真守が驚愕した「土田大の“イケボ”活用法」とは
写真・大嶋千尋 文・田嶋真理 ヘアメイク・NAKATANI(C+)(宮野真守)、HORIE(C+)(土田大) スタイリスト・横田勝広(YKP)
【イケメンで観る海外ドラマ&映画】vol. 9
声もルックスもイケメン! 宮野真守&土田大
身の周りにあるものを使って即席の武器や装置を作り上げる“理系ニューヒーロー”の活躍を描くDIYアクション『MACGYVER/マクガイバー』。豊富な科学知識と驚くべき機転で極秘任務を遂行していくマクガイバーの活躍のほか、頭脳派マクガイバーと肉体派ジャックというタイプの違うイケメン・バディの息の合ったやり取りが人気を集めています。
ーー宮野さんと土田さんは、かつて2002年のアニメ『真・女神転生Dチルドレン ライト&ダーク』でバディを演じたことがあったそうですね。
土田 最初に組んだ作品は、バディというより、しもべ(笑)。主従関係みたいなものがあったんです。
宮野 しかも今回はアニメではなくドラマ。いろいろと違いはありますが、土田さんと再び共演が決まって嬉しかったです。
土田 やっぱり、縁があるのかな。こうして、シーズン2もできたし。
ーーおふたりが初めて出会ったときのことを覚えていますか?
宮野 初めて土田さんとお会いしたとき、僕は19歳でした。『真・女神転生Dチルドレン ライト&ダーク』の共演者の方々から誕生日に東京ディズニーランドのチケットをいただいて喜んだことを覚えています。
土田 当時、何をあげたら良いかわからなくて。「欲しいものは?」と聞いたら、「ありません」と答えたんだよね? そのことが印象に残っています(笑)。
宮野 言いました……(笑)。当時は趣味がなくて、あまり物欲もなかったんです。
ーー「誕生日のプレゼントは必要ないですよ」と諸先輩方に気を遣ったのではなく……(笑)。
宮野 遠慮したのではなくて(笑)。
土田 遠慮するタイプじゃないですよ(笑)。
ーー『MACGYVER/マクガイバー』のバディものとしての魅力は?
宮野 マクガイバーは頭脳派、ジャックは肉体派。年齢差もあって、全くタイプの違うふたりなんです。それでもお互い信頼し合い、冗談を言いながら難しい任務をこなしていくところが魅力ですね。僕自身も土田さんと共演できることが嬉しくて。毎回、現場が楽しくて仕方ないです。僕らが実際に楽しんでいる様子は、声にも出ていると思います。
土田 バディものは関係性がシンプルで、観ていて爽快感があります。僕もマモ(※宮野さんの愛称)と一緒に仕事をするときは、小難しいことは抜きでシンプルにやろうと。僕がピンチになったら助けてもらう、逆にマモがピンチになったら僕が助けるという気持ちでやっています。
宮野 このバディの関係はとても心地良いです。
ーー理想の男性やヒーローを演じることが多いおふたりですが、イケボ(イケメン・ボイス)で得したことは?
宮野 特にないですね。自分の声をイケメン・ボイスだとは思っていなくて。
土田 自宅に勧誘の電話がかかってきたときに役立ったことがあります。(コワモテな声で)「この番号はどこで知ったんですか」って。
宮野 怖い芝居をするってことですか?(笑)。
土田 それはよくやります。マモはやらないの?
宮野 僕の声は迫力がないので、やったことがないですね。あ、でも自分でもビックリするくらいテンションの低い声で話しているとき、予想外に母親から「あら、良い声ね」と言われたことはあります。労力を使わずに出していた声だったのに、そう思うんだなって(笑)。
土田 おもしろいお母さんだね(笑)。
ーーバディとして、お互いの尊敬できるところを教えてください。
土田 仕事ぶりもさることながら、彼の佇まいで現場があたたかくなるんです。本人は気づいていないと思いますが、彼の雰囲気で過酷な現場が緩和される。誰であっても彼のふわっとした空間に入れてしまうんです。自然にすごくよく笑うしね。そこはほかの人にはまねできないなと思っています。
宮野 ジャックの声を初めて聞いたとき、ビックリしたんです。これまでの土田さんからは聞いたことのない声でしたから。ジャックは土田さん以外ありえないと感動しました。『MACGYVER/マクガイバー』は叫ぶシーンが多いんですが、土田さんは1個も手を抜かない。役に命を懸けていらっしゃる。こうでなくちゃいけないなって。若い世代の方にもそう思っていただきたいなと思います。
インタビューのこぼれ話
『MACGYVER/マクガイバー』のマクガイバーとジャックが抜け出してきたような、固い絆を感じさせてくれた宮野真守さんと土田大さん。しかもおふたりとも声だけでなく、スタイルも抜群で男前! 笑い声が途切れることのない、楽しい取材現場でした。
Information
『MACGYVER/マクガイバー シーズン2』
出演/ルーカス・ティル、ジョージ・イーズ、トリスティン・メイズほか
日本語吹き替え版/宮野真守、土田大、永宝千晶、安田裕、小宮和枝ほか
スーパー!ドラマTVにて、8月8日(水)22:00より独占日本初放送
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衣裳協力:DEAL DESIGN(ディールデザイン)新宿マルイメン店