【か、かわいいニャー!】奇跡を起こした世界一有名な猫に会ってきた!

2017年08月23日 19時00分

エンタメ anan

いまや日本のみならず世界中で起きている猫ブームですが、そのかわいさには誰もが虜になってしまうところ。そんななか、1匹の猫が引き起こした奇跡の実話が『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』としてついに映画化! 猫好きに関わらず多くの人々から注目を集めている話題作ですが、今回は日本での公開を記念して、ご本人たちにお話をうかがってきました。それは……。

ロンドンから初来日のボブと飼い主のジェームズ・ボーエンさん!

【映画、ときどき私】 vol. 107


本作のもとになっている本は、イギリスをはじめアメリカや日本など30以上の地域で出版され、続編もあわせると計1000万部を超える大ベストセラー作品。ストリート・ミュージシャンとして生計を立てていたホームレスの青年が、ある猫と出会うことでふたたび人生の希望を取り戻すという感動の物語です。


そこで今回は、なんと自らボブ役を演じたボブと毎日現場に行っていたというジェームズさんに撮影の裏側といまの気持ちを語ってもらいました。


ボブとジェームズさんの姿は新聞に掲載されただけでなく、YouTubeでも100万回以上再生されるなど、SNSの力もあって一躍有名人になったのだという。


では、このような形で注目されてたことはどう感じていますか?

ジェームズさん 知られているってことは自覚しているけど、自分自身のことを超有名だとは思わないよ。ただ、有名であるということを自分にとって意味があることに変えていきたいとは思っていて、それがチャリティーの活動なんだ。


僕の身にはいろいろと起きて、間違いも犯したかもしれない。でも、恥ずかしいとは思っていないし、いまでは地に足がついた生活を送っているよ。だから、そういう僕の活動を周りの人たちが気に入ってくれていたらうれしいし、それが大きな恩返しになるんじゃないかな。


自分たちのストーリーを映画として観たときの感想は?

ジェームズさん 正直言って、客観的に見ても心を動かされるストーリーだと思ったよ。それから、僕とボブが人生をともに過ごしてきた時間を映画にしてくれたことに対しては、すごく感謝しているんだ。映画の出来も素晴らしくて、誇らしく思っているよ。


特に心を動かされたシーンはどこですか?

ジェームズさん 薬物依存になってしまった僕が薬を抜く治療をするシーンだね。一番苦しいところだったから、ごまかすような演技やスタイリッシュな感じにはして欲しくなかった。つまり、実際の痛みやリアルを見せたかったんだよ。


だから、その日はリハーサルから現場に入って、どんなことが起きるのか、どんなことを感じたのか、ということを役者に一生懸命に話したんだ。最終的に、僕にはすごくリアルに感じたんだけど、それだけ辛いんだということがみなさんにも伝わればいいなと思っているよ。


では、今回のボブの演技はどう感じましたか?

ジェームズさん 実は撮影用にバンクーバーから6匹の猫を連れてきていて、彼らに演じてもらう予定だったんだ。スタントや大きな動きをしているのにはよかったんだけど、コヴェント・ガーデンでの路上パフォーマンスのシーンでは全然ダメで、しょうがないからボブが登場することになった。そしたら「それがイケる!」ってことになって、ボブが主役をやることになったんだ。現場でも朝の5時から夜の8時くらいまでがんばって、本当に傑出した演技だったと思うよ!


ボブとは長い付き合いになりますが、いま伝えたいことはありますか? 

ジェームズさん 出会ってから、もう11年近くなるんだけど、「僕の友達でいてくれてありがとう。そして、僕の人生を変えてくれてありがとう」って実際に毎朝ボブに言ってるんだ。いまでも一緒に寝ているから、朝起きたときに彼が目に入ると思わず笑顔になってしまうんだよ。


小さいときから日本の文化やアニメが大好きで、東京に来ることは夢だったというジェームズさん。今回、ボブと一緒に来日できたことには大きな喜びを感じているとのこと。


ボブと行ってみたいところはありますか?

ジェームズさん 秋葉原でショッピングをしたり、新宿や築地、それから皇居にも行ってみたいね。あとは、世田谷の豪徳寺が招き猫の発祥の地で、招き猫がたくさんいると教えてもらったので、行ってみたいな。


ミュージシャンを夢見るもさまざまな困難に見舞われてホームレスとなり、さらにはドラッグ中毒になったことで両親とも疎遠になってしまったジェームズさんにとって、ボブと出会う前はまさに人生のどん底。


改めて過去を振り返ってみて、変えたいと思うことはありますか?

ジェームズさん いや、変えたいとは思わないね。これらは間違いなく僕が経験してきたことだし、それについては誇らしく思っているよ。僕はまだ生きているし、こうしてみなさんに話ができているわけだしね。


だから、変えようとは思わないし、経験してきたことがすなわち旅であり人生なんだ。間違いというのは誰もが犯すものであって、それをきちっと自分で認めて、向き合っていく、そして学べばいいんだと思っているよ。


現在、動物や恵まれない人に寄り添うお仕事をされていますが、大変なことはありますか?

ジェームズさん チャリティーやそういう活動をしている人がいなければ、僕はここまで人生を変えることはできなかったかもしれない。そのおかげで、更生のプログラムにも参加できたし、住宅も支給してもらうことができたし、そしてボブとも出会えたんだ。そういった支援団体のみんなが僕を助けてくれたんだよ。


そうやって僕は人生を変えることができたから、他の人にも同じようにしたいと思っていて、できる方法はすべて使って声なき者に声を与えられるようになりたいし、僕はこの仕事を僕は心から愛しているんだ。


生まれ変わったジェームズさんの姿からは、「誰にでもセカンド・チャンスはあるんだ」と立ち上がる勇気を感じさせられるはず。


最後に、いま人生の突破口を見つけられずに悩んでいる人にアドバイスがあればお願いします!

ジェームズさん まずは、「助けを求めることを恐れないで」と言いたいね。家族や友人、それからそうではない人にでも、人は誰もが誰かに頼るものだし、頼っていいんだ。つまり、「助けて欲しい」と言ってもいいってことなんだよ。だって僕たちはお互いに助け合って生きているわけだから。


でも、みんなプライドがあるからどうしても助けてとは言いにくいだろうし、その気持ちもわかるけど、それを言うことを恐れないで欲しいということが一番のアドバイスかな。それに、セカンド・チャンスというのは、誰もが受けるべきだと思っているよ!


インタビューを終えてみて……。

強い絆で結ばれ、とにかくお互いを信頼しきっているボブとジェームズさん。得意のハイタッチも披露してくれて、思わず映画の感動が蘇ってきました。そして、ボブのモフモフしたかわいらしさと賢い顔立ちには一瞬でメロメロに! 


しかも、地下鉄のカードだけでなく、大英帝国勲章第三位まで持っているというだけあって、貫禄もさすがでした。現在は、ボブを主役にしたアニメーションを制作中とのこともあり、完成したら日本からでもWEBで観ることができるそうなので、今後はそちらもお楽しみに。


人生においては、出会いが宝物!

人は人生を過ごすなかで、人や動物やモノなど、さまざまな出会いを繰り返して生きており、そのひとつひとつには必ず意味があるはず。ただし、その経験から学んだり、絆を大切にしたりすることで、何を得られるかは自分次第。


いま、壁にぶち当たって前に進めないと感じているならば、ボブとジェームズさんの物語が、人生を変える出会いとなるかも。ロンドンの美しい街並みとともに、ボブの見事な名演技もお見逃しなく!


ストーリー

ロンドンでプロのミュージシャンを目指していたジェームズは、夢に破れ、家族にも見放されて、ホームレスの生活を送っていた。ストリート・ミュージシャンとして生計を立てようとするも、薬物依存から抜け出せず、どん底まで落ちてしまうことに。


ところがある日、ジェームズはケガをした野良猫のボブと出会い、有り金をはたいて助けるのだった。それ以来どこに行くにも一緒のジェームズとボブは、徐々に世間から注目を集めはじめ、大きく運命が変わろうとしていた……。


目が離せない予告編はこちら!


作品情報

『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』

8月26日(土)新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開

配給:コムストック・グループ

© 2016 STREET CAT FILM DISTRIBUTION LIMITED ALL RIGHTS RESERVED.

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2017年08月23日 19時00分

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