［美容Q&A］寝ながら瘦せられる!?太もも、お腹周りの脂肪を減らす医療ダイエット

ダイエットで体重が減っても、太ももやふくらはぎ、腰周り、二の腕をスリムに磨き上げるのは難しいもの。そんな部分痩せに良いといわれているのが「医療ダイエット」です！最近は寝ながら受けられる痩身医療機器を使った施術が注目を集めています。そこで専門の医師に部分痩せにおすすめの方法を伺いました。

ダイエットをして体重は落ちましたが、お腹、腰、太ももの脂肪をもっと減らしたいと思っています。脂肪吸引まで考えていないので、部分痩せに効く手軽な「医療ダイエット」があれば教えていただけますか？

脂肪吸引など外科的な手術以外の方法で部分痩せをしたいという方には、「クールスカルプティング」など痩身医療機器を使った施術がおすすめです。

「医療ダイエット」とは、注射や医療機器を使って行う痩身方法です。「運動する時間がない」とか「なかなか体重が落ちない」など、それぞれの悩みや体質、目的に応じて、医師と相談した上で、適切な提案や施術を受けることができます。自分でダイエットをしたけれど「脚が細くならない」「お腹周りがスッキリしない」といった場合、手軽にできる方法として痩身医療機器を使った施術がおすすめです。

痩身医療機器を使い、脂肪細胞を自然死させる方法として、脂肪の冷却と加熱の2種類に大別されます。湘南美容クリニックの例で説明しますと、脂肪を冷却する場合は「クールスカルプティング」、脂肪を加熱する場合は「トゥルースカルプiD」などをご提案することが多いです。ここで痩身医療機器を使った3つの施術方法をご紹介します。

出典：湘南美容クリニック

出典：湘南美容クリニック

出典：湘南美容クリニック

POINT!

「医療ダイエット」は疾患があって治療中の方や妊娠中、出産後3カ月未満、授乳中の方は施術を受けることができません。他にも施術によって対応可能な条件が異なるので、検討する場合は医師にご相談ください。

「クールスカルプティング」は「スカルプシュア」に比べて、施術料も一般的に高めですが、施術可能な範囲や効果も違うんでしょうか？また、こうした痩身医療機器で施術を受けた場合、食事制限や運動は必要ありませんか？

「スカルプシュア」の方が「クールスカルプティング」に比べて使用するアプリケーターが小さいんです。アプリケーターのサイズが小さい分、いろんな場所に装着しやすく、皮下脂肪の少ない部分の施術も可能です。ただし、適応範囲が多くなるにつれて費用もアップするので、トータルで見た時「スカルプシュア」の方が安いとは言いがたいです。施術後の生活は、普段通りに送っていただいて問題ありませんが、運動や食事制限を取り入れた方がより効果を実感いただけます。

「クールスカルプティング」の1エリアのサイズは、標準的なアプリケーターで8.5㎝×17.4㎝ですが、施術部位に応じて違うサイズを使用することもあります。陰圧をかけながらカップ状になっているアプリケーターを装着するので、皮下脂肪をしっかりつかめるくらいのボリュームがあり、かつ柔らかい箇所の方がカップに収まりが良く、効率的に冷却できます。そのため、お腹や腰回り、二の腕などに向いているといえます。

左：「クールスカルプティング」のアプリケーター（8.5cm×17.4cm）右：「スカルプシュア」のアプリケーター（5cm×7cm）出典：湘南美容クリニック一方「スカルプシュア」の1エリアのサイズは5cm×7cm程度です。アプリケーターが小さい分、さまざまな場所に装着することができるので、皮下脂肪の厚みが少なく「クールスカルプティング」が装着できないような場所も適応できます。ただし、セルライトが多い部分（太ももなど）は「スカルプシュア」だと熱の伝わりが悪く、効果が今一つという場合があります。その場合は「トゥルースカルプiD」や「クールスカルプティング」を選んでいただいた方が効果は得やすいです。

今回ご紹介した痩身医療機器を使ったダイエット方法は、全て皮下脂肪をターゲットとしたものです。内臓脂肪が多く、皮下脂肪が少ない方は効果が得にくいこともあります。その場合は「GLP-1ホルモン療法」の方が向いていますが、どの施術方法を選ぶ場合でも、専門の医師に相談して、自分に適したものを選ぶようにしましょう。※「GLP-1ホルモン療法」はこちらで詳しく説明しています。あわせてご覧ください。[美容Q&A]韓国でも大ヒット！自宅でできる痩せホルモン注射「GLP-1」とは？監修/御園生 佳奈子