[プロが伝授]保湿不足が乾燥肌とメイク崩れを招く!今すぐ実践したい乾燥対策5つのポイント☆
屋外や冷房、暖房が効いた場所に長くいたりすると、肌がカサついてメイクがヨレることはないですか?肌の悩みで多いのが「乾燥」にまつわる問題。今回はグラビアアイドルのかざきちゃんが、メイクのプロに肌の乾燥対策について聞きました♪お役立ち情報満載なので最後まで必見ですよ!
この記事のHowBガール
大沢風琴(おおさわかざき)ちゃん
世界で唯一無二のグラビアアイドル&人力車の俥夫グラビアアイドルの活動をしながら、人力車の俥夫もしています♪俥夫の仕事は朝が早いし、1日の大半を外で過ごし、走っているので汗はかくし、肌は乾燥するし、メイク崩れが半端ないんです!
Question
仕事柄、外にいる時間が長く、走っていることも多いので、肌はカサカサ、メイクも崩れやすくて困っています。どうしたら良いですか?崩れないファンデーションがあれば知りたいです。
Answer
「崩れにくい」という点では油分の少ないファンデーションがおすすめですが、それだけで崩れやヨレを防ぐことは難しいです。スキンケアで肌の保湿もしっかり行うようにしましょう。
教えてくれたメイクのプロ
Meg.さん
代官山のサロン勤務を経て、2012年からヘア&メイクアップアーティスト、信沢Hitoshi氏に師事。2017年に独立。現在、雑誌、TV、CM、MV、Web広告、ウエディングのヘアメイクなど幅広い分野で活躍中。
乾燥肌の人は保湿重視のスキンケアが基本!
肌の保湿ケアを怠ってファンデーションを塗るのはNGです!例え「崩れにくい」と評判のファンデーションを使っても、肌が乾燥した状態ではメイク崩れを防ぐことができません。また、風琴ちゃんのように外にいる時間が長くて、肌が乾燥しやすい人は、保湿ケア+紫外線対策が大切です。自分の肌質やライフスタイルに合ったスキンケアを実践しましょう。
メイク崩れも防げる!手軽で効果の高い乾燥ケア5つのポイント
乾燥肌の人はもちろん、空気が乾燥している室内や屋外にいることが多い人は、肌の保湿ケアに力を入れる必要があります。押さえておきたいポイントは次の5つ!
POINT1メイク前の保湿ケアをしっかり!!
セラミドやヒアルロン酸など、保湿力の高い成分が配合された化粧水を手で顔全体にまんべんなく塗ります。化粧水を塗る回数は、顔を手で触った時にしっとりと潤いを感じる状態になるまで。化粧水を塗り終わったら乳液かクリームでフタをします。その後に下地やファンデーションを塗る場合は、さらに油分が加わるので乳液やクリームの塗り過ぎに注意。
ここがPOINT!
スキンケアは朝と夜で分けて考えましょう。乾燥肌の人は夜寝る前、化粧水の後に美容液、乳液(またはクリーム)をたっぷり塗っても良いですが、朝などメイク前のスキンケアで油分の与えすぎはNGです。メイクのノリが悪くなったり、崩れの原因につながったりするため、美容液や乳液、クリームは化粧水で保湿した肌にフタをする程度に軽く塗ってください。
POINT2忙しい朝はフェイスマスクやコットンパックで時短の保湿ケア!
「朝は忙しいからスキンケアは時短で済ませたい」という時は、美容成分が配合されたフェイスマスクが便利です。目の周りの乾燥が気になる場合は、下まぶたにローションパック(コットンに化粧水を含ませたもの)をするのもおすすめ。フェイスマスクやローションパックを肌にのせる時間は5~10分程度を目安に。長い時間のせておくと肌の内部の水分まで奪い、逆に乾燥を促すことになります。乾燥肌の保湿ケアは、こちらで皮膚科の先生がさらに詳しく説明されているのでご覧ください。[美容のQ&A]乾燥肌や肌荒れがひどい!?季節の変わり目に敏感肌になる原因と対処法は?
POINT3日焼け止めを塗る
乾燥肌の人は1年を通じて紫外線対策を行うことが大事です。特に屋外にいる時間が長い人は、日焼け止めを塗ることで乾燥から肌を守ることもできます。日焼け止めはSPF20ぐらいのものを、外にいる時間に合わせて、2、3時間おきに塗るのがおすすめ。SPF50、PA+++などUVケアの数値が高いものはカバー力が強い分、洗顔で落としづらく、それを落とすために何度もクレンジングをしたり、強いクレンジング剤を使ったりするので、肌に負担がかかり、乾燥肌を悪化させる要因になりやすいんです。日焼け止めを塗る順番は商品に塗り方の記載がなければ、スキンケアの後。下地の前に顔全体に塗ってください。
ここがPOINT!
顔以外にも、外出の際は耳や首のうしろ、デコルテなど肌が露出している部分にも日焼け止めを塗りましょう。頭皮も紫外線の影響を受けるので、帽子をかぶらない時はスプレー用の日焼け止めを使うと良いです。
POINT4化粧水を携帯して外出先でも小まめに保湿
外出の際は手持ちの化粧水をコンパクトなスプレー容器に詰め替えるか、市販のスプレー式化粧水を携帯して、出先でも肌の保湿をしましょう。化粧直しも兼ねて行うと一石二鳥です。メイク直しで化粧水を使う場合は、顔全体をティッシュで軽く押さえてから化粧水をつけ、手で押さえて肌になじませます。最後にフェイスパウダーをつけると崩れ防止になります。ちなみに油取り紙は皮脂を取りすぎるのでNGです。また、水分補給など体の内側からのケアも大切です。外にいる時間が長い場合は小まめに水を飲むようにしましょう。
ここがPOINT!
肌の乾燥が進むと、中の水分を逃がさないように皮脂が分泌されるようになります。これは「インナードライ」とも呼ばれ、肌の表面はテカっているのに中は乾燥した状態です。改善するにはクレンジングや洗顔で肌の潤い成分を落としすぎないことも重要ですが、普段の保湿ケアが鍵を握ります。
POINT5ファンデーションは油分の少ないリキッドタイプ
乾燥肌の人は油分が入ったこってりタイプのファンデーションを好む人もいますが、油分が多いと崩れやすくなります。メイク崩れが少ない点では油分の少ない、またはオイルフリーのリキッドファンデーションがおすすめです。ファンデーションを塗った後は、フェイスパウダーを軽くはたいて、肌に密着させるようにします。汗などのべたつきが気になる人は、皮脂吸着剤が入ったタイプのフェイスパウダーでサラッと仕上げましょう。
ここがPOINT!
メイクの仕上げに使うミスト(フィックスミスト)も乾燥と化粧崩れの防止に効果があります。いろんなタイプが出ているので、用途に合わせて選ぶと良いと思います。
早速、化粧水を小さい容器に入れて持ち歩き、仕事先でも肌に振りかけています!肌の乾燥が少しずつ良くなり、お客さんから「肌キレイだね!」って言われるようになってうれしいです♡これからも肌の保湿ケアを続けていきます!!
メイクのプロからのアドバイス!
最近は皮脂の分泌を抑え、毛穴を目立たなくするコスメも数多く出回っています。即効性はありますが、毛穴に汚れがたまりやすいので、あくまでも一時しのぎのものと考えてください。毛穴に汚れが詰まった状態であると皮脂の分泌が促され、さらに乾燥肌が悪化したり、ニキビの要因になったりします。乾燥肌の人は洗顔で肌の汚れを取り除いたら、化粧水メインの保湿ケアを心がけましょう。撮影/芹澤祐介(Meg.さんのプロフィール写真)、大根大和、編集部※価格は全て編集部調べ