[エステティシャンが伝授]むくみを取って小顔美人になる!簡単で効果的なツボ押しマッサージ☆
デカ顔は悪い姿勢や体の冷えからくる「むくみ」とも密接な関係があります。顔が大きいから……と悩む前に、日頃の生活を見直してみませんか?むくみを取る習慣を身につけるだけで小顔効果もアップしますよ。そこで、どのようなケアをすれば良いのか?エステティシャンの永松さんに教えてもらいました。
小顔になりたいならデカ顔の原因をチェック!
デカ顔は、骨格や脂肪のつき方の問題だけではありません。顔や体がむくみやすい生活を送っていることも大いに関係しています。「むくみ」を放っておくと、それが脂肪やセルライト(※1)になり、デカ顔になりやすいんです。まず、むくむ原因がどこにあるのか、下の項目で生活習慣をチェックしましょう。ひとつでも該当するものがあれば要注意です!
※1「セルライト」とは脂肪細胞の周りに老廃物が引っかかったり、脂肪同士が結合したりして肥大化したもの。肌の表面がオレンジの皮のようにデコボコしているのが特徴で、血行不良やリンパの滞りなどが主な原因。
普段の生活習慣をチェック!!
□ 水をあまり飲まず、トイレにも行かない□ 塩分や糖分の多い食品をよく食べる□ 体が冷えている、または冷えやすい□ 夏はほぼ毎日、シャワー(お風呂に入らない)□ 睡眠不足(寝る時間も不規則)□ 運動不足(筋力の低下)□ 姿勢が悪い( スマホを前かがみで見ることが多い)
いかがでしたか?特に注意してほしいのは「水を飲まない」「体が冷えている」「姿勢が悪い」といったことです。この3つを改善するだけでも、むくみが取れ、小顔に近づけることは可能です。
顔のむくみを取るために大切なことは?
POINT1水を飲んで老廃物を排出する
「顔がむくむ」「トイレに行くのが面倒くさい」という理由で、あえて「水を飲まない」という人がいます。しかし、体の水分量が足りないと代謝が下がり、肌や体に老廃物を溜め込み、余計にむくみやすくなります。また、体の水分が不足した状態は、肌の水分量も下がるため乾燥しやすくなり、肌荒れの原因にも。毎日、水を飲む習慣をつけて、老廃物の排出を促すことが大切です。ちなみに、1日2ℓの水を飲むと良いと一般的にいわれていますが、今まで水を飲むことが少なかった人や体が冷えやすい人は、まず1日1.5ℓを目安にしてください。胃腸が弱い人などが大量の水を一気に飲むと余計にむくんだり、胃腸が痛くなったり、冷えが悪化したりするケースもあるので体調を見ながら少しずつ増やしていきましょう。
ここがPOINT!
水を飲んでむくむ場合は冷えや代謝の低下も考えられるので、ウォーキングや筋トレなどの運動をしたり、湯船につかったりして体を温め、根本的な体質改善をしましょう。
POINT2お風呂に入って体を温めて血行を促す
夏はシャワーで簡単に済ませる人も多いのではないでしょうか?体感温度が「暑い!」と感じても、冷房などの影響で体の芯は意外と冷えているものです。夏でもお風呂に入り、体を温めて血行を促すことが、むくみを取ることにつながります。
POINT3スマホの見過ぎに注意!猫背にならないように姿勢を正す
スマホを頻繁に使う人は猫背になりがちです。猫背で肩が内側に入り、首が前に出た姿勢でスマホを操作していると顔はたるんでいきます。さらに、下っ腹が出て、二の腕が太くなり、お尻も下がっていくなど、良いことは何一つありません。また、こうした悪い姿勢はストレートネック(※2)や首、肩のこりにつながります。骨盤の上に頭がのるイメージで、まっすぐの姿勢を心がけましょう。その方が見た目も美しいです。
※2「ストレートネック」とは、首の自然なカーブが失われ、真っすぐになった状態。前かがみの姿勢が続くとなりやすく、慢性的な肩こりの原因にもなる。
小顔効果が期待できる!!ツボ押しマッサージ
むくみの原因とされる生活習慣を見直した上で、顔のリンパの流れを促し、むくみを取るマッサージを実践しましょう。毎日、続けることで小顔効果も期待できます。今回、ご紹介するマッサージはメイクの上から簡単にできるので、隙間時間を利用してぜひ毎日の習慣にしてみてください。
小顔に効くツボ
翳風「えいふう」・・・耳たぶの裏のくぼみにあるツボ。押すと痛気持ち良さを感じる。血液、リンパの流れを促進してむくみを解消。天容「てんよう」・・・下顎の角の少し外側(耳の下の方)にあるツボ。猫背の人や首、肩がこっている人は押すと痛みを感じる。
「えいふう」「てんよう」をそれぞれ中指でグーッと頭の中心部に向かうイメージで5秒ほど押してゆっくり離す。これを3回ずつ行ってください。
さらに耳たぶのマッサージで小顔効果をアップ!
各ツボの効果
神門・・・ストレス、不眠、鎮痛、胃、肌荒れ肩・・・肩こり面頬区・・・顔のリフトアップ眼・・・眼精疲労、むくみ、たるみ、小じわ
むくみに加えて、くすみ、くまなどが気になる時は、耳たぶのマッサージもしましょう。親指と人差し指で耳を挟み、耳たぶや軟骨の部分を痛気持ちいいくらいの強さでもんでいきます。こっていたり、リンパが滞っていたりする部分は痛く感じるので重点的に行うと効果的です。時間制限や回数などの指定はありません。
ひとこと
小顔矯正などが流行していますが、普段の生活を見直すことも大事です。ここでご紹介したことを参考に、むくみを取る習慣を心がけてくださいね。
監修/永松麻美