性欲解消だけじゃない!...プロに学ぶ「大人のセルフプレジャー新常識」

2019年12月04日 21時00分

ビューティ anan

美容ライター玉絵ゆきのがお届けする連載第72回目は「大人の性教育」について第3弾。先日開催された「bda オーガニック セクシュアル・ヘルス塾」では、女性のためのプレジャーアイテムを参加者が実際に手に取って使い方や選び方を学べたほか、最前線のアイテム事情も聞けました。当日の模様をお伝えします!

セルフプレジャーアイテムのプロにご指南いただきます。


左、フリー編集&ライター三浦ゆえさん、右、ラブライフアドバイザーOliviAさん。


【tamaebeauty vol.72】


今回の講師は、セクシュアル・ヘルス塾講師であるラブライフアドバイザーOliviAさんと、女性の性について多く取材しプレジャーアイテムにも詳しいフリー編集&ライター三浦ゆえさん。

お二人の目の前にズラッと並び、三浦さんが手に取っているのは世界各国から集められた女性のためのセルフプレジャーアイテム。何をどうして、どう使うのか……興味を持たずにはいられませんっ! ですがまずは、歴史のお勉強からスタート。


誕生150周年、バイブは女性のヒステリーを解消する治療器具だった!


お披露目されたのはバイブレーターの年表。お二人によると、電動で動くバイブレーターの歴史は日本に比べアメリカやヨーロッパが古く、19世紀からバイブレーターがあることがわかっているのだとか。当時の用途は、セルフプレジャー用ではなくなんと「女性のヒステリーを解消する治療器具」!


19世紀のイギリスでは、ヒステリーを起こす女性患者をお医者さんが治療台に寝かせ、女性器をマッサージし絶頂させ、ヒステリーを解消させる治療が行われていたそう。なんだか嘘みたいな話ですが、当時は「ヒステリー=子宮の病」と決めつけられていて、これが通常の治療だったようです。大切な治療器具となれば、立派な箱に入れて管理していたのも納得。


バイブの開発秘話をもっと知りたい! と思った人は2011年公開の『ヒステリア』という実話に基づいたラブコメディー映画があるのでそちらもチェックを。

2013年『iroha』誕生。「男性が女性に使う」から「女性自ら気持ちよくなる」へ


時は経ち、女性向けセルフプレジャーアイテムブランド『iroha』が誕生したのは、2013年。


女性が「セックス」や「女性の性」に関することを知ろうとすると、周りから偏見や好奇の視線に晒されたり、心ない言葉を向けられがち。でも、自分の体を知ることは自分を愛すること。セルフプレジャーをしたくない人はしなくてもよく、でももし「したい」のに恥ずかしくて、周りの目が気になって「したくてもできない」女性がいたら、そのハードルを取り去りたいという想いでirohaは誕生しました。


これまで日本で発売されたアダルトグッズのほとんどは「男性が買って女性に使う」ものだったり、男性が“使っている自分”に興奮するという使われ方が大半でした。つまり男性のセンスに合うようデザイン、設計がされていましたが、今はだんだん立ち位置が変わってきているそう。


三浦さんが手にしているのは、現在大ヒット中のクリトリス吸引系アイテム。使用感が口コミで広がり一部では品薄になるほど大人気。購入はネットでも可能なので、買いやすいのも魅力的です。このアイテムを筆頭に、セルフプレジャーアイテムの認知が広がりだんだんと女性が自分の欲求に素直になれる時代に近づくと良いですよね。

家電を選ぶように、セルフプレジャーアイテムを選ぼう!


この日集められたのは10種類のセルフプレジャーアイテム。全て機能が異なり、価格もさまざま。1000円ポッキリのものから、2万円前後するものまで幅広くありました。


三浦さんが手にしているのは「SWAN モーション(スワン モーション)」。スイッチを押すと「ドッ」、「ドッ」と上下に動きその姿がなんともファニー。


三浦さん&OliviAさん 家電と一緒で、1~2万円するものは保証がついているものもあります。高いから良い、安いからダメということはないので、迷ったら各ブランドのコンセプトで選ぶのもおすすめです。自分の体内に入れるものですから、安いもので素材が心配だという人はコンドームをかぶせてカバーとして使うのも手です。また、使用前後にアルコールを含んだティッシュで拭いて除菌しておくと良いですよ。


お二人にアイテムの収納法をうかがうと「棚などに閉まったら、使わなくなってしまうのでベッドサイドに置いておくのがベター。家族と同居している人はデザインも家具になじみやすいものを選ぶと良いと思います。ちょっとこれはわかりやすいですが(笑)」。

次に三浦さんが手にしたのは「ミステリーバイブ クレッシェンド」。自分の好きな角度に曲げられ、膣内部を刺激できます。


三浦さん&OliviAさん セックスは当たり前ですが、相手がいるもの。相手の調子が関係しますが、セルフプレジャーは自分のペースで気持ちよくなっていいんです。特にプレジャーアイテムを使うと一定のリズムで淡々と刺激してくれるので、オーガズムの波にのりやすいです。セルフプレジャーで、まずは自分の性感帯を知って、パートナーにリクエストするのも良いと思います。


なるほど、これには目からウロコ……ひとりで行うだけでなくセルフプレジャーとセックスを両立させて、パートナーとよりよい時間を過ごす使い方はすごく理想的だなと思いました。

セルフプレジャーにも使える『bda ORGANIC』のローション。


三浦さん&OliviAさん 女性のお悩みのあるあるで「なかなか濡れない」というものがあります。無理に濡れなくて良いんですよ。体質や体調、心理的なものに影響されるものなので「濡れなくちゃいけないんだ!」なんて思わずに、ローションを手軽に使って、潤滑をよくし受け入れ態勢を整えて、アイテムを挿入しても良いんですよ。


レッスンを主催したセクシャルティ・アメニティブランド『bda ORGANIC』には、セックスにもセルフプレジャーにも使えるローション「オーガニック ジェリーローション ソフト ユズ&グリーンティ」があります。ソフト、ハードの固さのバリエーションがあり、違いを楽しんでみるものあり。


世界各国のセルフプレジャーアイテムを見るとポップでカラフルで、かわいい。なかにはモバイルバッテリーに見えるようなデザインもあり、グンと身近なものに感じました。お二人が話してくれた使い方をヒントに、スキンケアやマッサージと同じようにセルフケアのひとつとしてセルフプレジャーを取り入れて、より充実した毎日を送ってみては。



©Philipp Nemenz/Gettyimages


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2019年12月04日 21時00分

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