お肌の悩みといえば、必ずトップにランクインするのが「シミ」…ですよね。
一度できたシミは本当にしぶとく、市販の美白化粧品を使ってもなかなか消えません。
そこで今回、シミが気になるお年ごろの母(46歳)の全面協力のもと、ケノンの美顔機能でシミ取り実験を実施。
その結果、完全に消えないまでもかなり薄くなったことを確認しました!
この記事では、そんな体験談をシェアするとともに、「ケノンでシミが増える人がいるのはなぜか?」についても徹底解説していきたいと思います!
目次
ケノンの美顔器でシミが消えた!?メカニズムを解説!

ケノンの美顔器モードを使う際には、専用の「スキンケアカートリッジ」を取り付けます。
スキンケアカートリッジは、脱毛用のカートリッジよりも出力は抑えられていますが、波長が長く、肌の奥深くまで届く点が特徴です。
そのため、メラニン色素を破壊してシミやそばかすを薄くしたり、真皮にあるコラーゲンを生成する細胞を活性化させて、お肌にハリ・ツヤをもたせる効果が期待できます。
ちなみに、ケノンに使われているIPLという光は、美容皮膚科の「フォトフェイシャル」や、エステサロンの「フォト美顔(光美顔)」で使われているのと同じものです。
ケノンは家庭用ですので、医療用ほど強力ではありませんが、サロンとは大差ないと考えていいでしょう。
つまり、自宅にいながらエステのフォト美顔ができるということです!便利ですね♪
ケノンの美顔機能については、以下の記事でもくわしくご紹介しています。
【画像付き】実際にケノンの美顔器でシミ取りしてみた!結果は…?
シミ取り回数 | 効果 |
---|---|
1~3回 | ![]() |
5~10回 | ![]() |
15~20回 | ![]() |
24回~ | ![]() |
ケノンの美顔モードは、しつこいシミも取り去ってくれるのでしょうか?実際に試してみましょう!
実験台になってくれるのは、母(46歳)です。なぜか顔の左側にだけシミができています。

「これを使えばシミが良くなるかも」と囁いたところ、喜んで協力を申し出てくれました!
ケノンでシミ取り1~3回目【レベル10でも意外と平気】
1回目は様子見ということで、もっとも弱い照射レベル1からスタート。
付属のサングラスをかけ、しっかり保冷材でクーリングして、

照射します。

…痛くもかゆくもないようなので、どんどん上げていきます。結果、レベル10でもきちんと冷やしていれば、痛くないことが判明!
ただし一点注意したいのが、「連射モード」です。ケノンの美顔モードでは、照射ボタンを長押しすることで自動的に連射モードになり、最大10分割で光が照射されます。
連射のほうが、ワンショットよりお肌への負担が少ないとされていますが、レベル10の10連射はちょっと痛かったので、様子を見ながら使うことをおすすめします。
ケノンの取扱説明書によると、美顔モードは「週に1回」が目安とのこと。3回目を終えた後のシミは、こんな感じです。

うーん…まだほとんど変化が見られないですね。まだまだこれからです。
ケノンでシミ取り5~10回目【美肌になっているが、シミには効果表れず】

それからも週一ペースで、母のシミに光を照射していきました。
「シミ以外にもやりたいんだけど」という母は、顔じゅうにまんべんなく照射。1ヶ月たったころには、「なんとなく肌が明るくなった気がする~」と喜んでいました。
しかし、10回を終えても、正直シミが薄くなった感じはあまりせず…。
「本当にこれ効果あるの!?」といぶかしがる母をなだめ、引き続きトライしていきます。シミ取りには根気が要るのです。
ケノンでシミ取り15~20回目【ついに薄くなってきた!?】

コツコツと週に1回、ケノンの美顔モードでシミに照射することかれこれ5ヶ月。
「…ちょっと薄くなってきたかもね」
確かに、最初よりシミが目立たなくなっている気がします!
レーザー治療のように、焼かれてかさぶたができてポロッと落ちる…みたいなことはありませんでしたが、少しずつ浮き上がってきて薄くなった、ような感じがします。
俄然やる気の出た母は、引き続きせっせとケノンで美顔するのでした。
美顔器ケノンで1年間シミ消しした結果は?

そんな感じで、約1年間ケノン美顔を続けた結果、母のシミは段階を追って薄くなっていったことが確認されました。
ただ、1年以上たった今もまだ完全に消えたわけではありません。うっすらとですが残っているので、「しっかり色素沈着したシミは完全には消えないのかも…」と思ったりします。
個人的には、シミよりも毛穴のひきしめや、くすみ取り、鼻の黒ずみ解消などの効果のほうが優秀な感じがしました。
とはいえ、母のシミが薄くなったのは事実。なるべく早めに手を打てば、キレイに消える可能性もあるため、シミは1日も早くケアすることをおすすめします。
「ケノンでシミが増えた」「シミができた」人がいる!?考えられる理由とは?
ケノンのシミについて調べていると、「むしろシミが増えた」という人がいることが判明。
ケノン顔面にしたらそばかす増えた?もはやシミなのか??辛さしかない…昨日までおらんかったぞ…潜伏してたのが出てきたのか??
— は く (@hkc_2) June 11, 2017
これは一体どういうことなのか調査したところ、主に5つの理由が考えられるようです!
1.やけどによる色素沈着

クーリング不足・照射レベルの上げすぎ・頻度の高すぎなどによって肌がやけどを起こし、色素沈着が起きてしまうケースです。
医療用語では「炎症後色素沈着」といいます。日焼けやニキビの後にできるシミも、これだそうです。
シミを消したいあまりにムリな照射をしてしまうと、本末転倒になってしまいます。気をつけましょう。
また、ケノンの光はメラニン色素に吸収される性質があるため、あまり濃いシミに照射するのもNGです。炎症を起こして、シミがより濃くなる可能性があります。
同じ理由でほくろも×です!
2.日焼け(紫外線)

脱毛や美顔を行なった直後のお肌は、とてもデリケートな状態です。
そこに紫外線が当たると、シミのもとであるメラニン色素の生成が活性化されてしまい、シミにつながります。
逆に、日焼けした肌にケノンを使うことでも、やけど(炎症)からシミができる可能性があります。
そのため、ケノンでは「4週間以内に日焼けした部位には使用しないこと」と、使用後も「故意に日光浴や日焼けをしないこと」「屋外で活動する時は、SPF++30以上の日焼け止めを塗ること」を取扱説明書に明記しています。
3.アフターケア不足

光を照射した後のお肌は、とても乾燥しやすい状態になっています。
ケノンの取扱説明書でも「脱毛後は保湿クリームをつけてください」とアドバイスされているほか、「脱水を防ぐために水分をたくさん摂取してください」とも書かれているほどです。
乾燥した肌はバリア機能が失われているため、紫外線の影響をまともに受けてしまいますし、メラニン色素もとどまりやすいといわれています。
シミを防ぐためにも、ケノンを使った後はしっかり保湿することが大切です。
4.ターンオーバーによる一時的なもの

ケノンで脱毛や美顔をしていると、お肌のターンオーバー(新陳代謝)が活発になるため、肌の奥にあるシミが表面のほうに押し出されやすくなります。
この場合、最終的には垢となって剥がれ落ちるのですが、肌表面に浮き出てきたことで一時的に目立ってしまうのです。
不安に感じると思いますが、シミが消える過程で起こることですので、新たにできたシミでなければ気にせず脱毛や美顔を続けましょう。
5.毛が薄くなったことで目立つようになった

「ケノンを使ってからシミが増えた」と感じる人の中には、実は増えたわけではなく、ムダ毛が減ったことでシミが目立つようになったケースもあります。
また、ケノンで顔全体のくすみが取れたことでも、シミがこれまでより濃く見えるようになる可能性がありそうです。
つまり、お肌が白くキレイになった証拠でもあるのですが、気になる場合は根気よく美顔を続けてみましょう。
ケノンでシミを増やさない・作らないための6つの対策方法!
ケノンでシミを増やさないためにできる対策を6つご紹介します。
1.照射レベルを上げすぎない

ケノンによるやけどや炎症を防ぐためには、照射レベルの上げすぎに要注意です。レベル1から少しずつ、様子を見ながら上げるようにしましょう。
特にお肌の弱い人は、低いレベルの連射機能を活用するのがおすすめです。
2.使用頻度に気をつける

早くキレイになりたい一心で、毎日のように脱毛や美顔をやってしまう人もいますが、もちろんNGです。
日々IPLを照射してしまうと、さすがにお肌への負担が大きくなりすぎて、やけどや炎症が起こりやすくなります。
「脱毛は2週間ごと、美顔は1週間ごと」が公式の基準です!
また、ケノンで顔脱毛とシミ取りの両方したい場合、1週間ごとに交互に行なうことをおすすめします。どちらも同じ日にするのは危険です。
3.照射前後はしっかり冷却する

やけどを防ぐためには、照射前後のクーリングが必須です。
冷やすのと冷やさないのとでは、痛みや肌に伝わる熱がまるで違います。1か所につき10秒以上は保冷材を当てましょう。
あらかじめ冷蔵庫で冷やしタオルを作っておいて、照射後にそれを使ってお顔全体を冷やすのもおすすめです!
4.脱毛(美顔)後はたっぷり保湿スキンケアする

ケノンを使った後は、保湿効果のある化粧水や乳液、クリームなどでしっかりケアをしましょう。
乾燥は百害あって一利なし。シミにも悪いことだらけです。
5.脱毛後1週間は紫外線を避ける

サロンでも「通っている間の日焼けは厳禁」とされるように、ケノンを使っている間の日焼けは良くなく、シミの原因になります。
取扱説明書には「4週間以内に日焼けした部位には使用しない」とありますが、ケノンを継続的に使うなら、その間は基本的にずっと紫外線を避けたほうがいいと思います。
それくらい、脱毛中のお肌にとって紫外線は敵なのです。
外出する時は、脱毛や美顔をしている部位にしっかり日焼け止めを塗るのはもちろん、帽子や日傘なども活用しましょう。
6.濃いシミやほくろには照射しない

上でもご説明しましたが、IPLはメラニン色素に集まる性質があるため、色の濃いシミやほくろに照射すると、やけどの原因となります。
実際、シミが焼かれて黒くなってしまった人もいるようです。
あまりに濃いシミは、100円ショップなどで売っている小さな丸いシールを貼るなどして、光が当たらないようにしましょう。
まとめ
- エステの「フォト美顔」と同じIPLでシミにアプローチ
- シミが薄くなるまでには、ある程度回数が必要(ライター体験談)
- 色素沈着したシミを完全に消すのは難しいかも
- ケノンでシミが増えるのは、ターンオーバーによる一時的なものである可能性も
- 炎症やアフターケア不足もシミの原因になるので、対策が必要
ケノンの美顔機能でシミが消えるのかどうかについて、体験談をまじえながらご紹介してきました。
今回の検証では、回数はかかったものの、シミは薄くなることが確認されました。シミにはかなり根気よく照射を続けたほうがいいようです。
また、「ケノンで逆にシミが増えた」人もいますが、理由としてはやけどや保湿不足のほか、ターンオーバーによる一時的なものである可能性も考えられます。
ケノンを使う際は、十分なクーリングや、ムリのないレベル設定、照射後のアフターケアなどに十分気をつけてくださいね。